■Bozho (Lake Mendota Monster)■

アメリカ、ウィスコンシン州のメンドタ湖にも巨大生物の目撃記録があります。メンドタ湖はウィスコンシン州の州都、マディソン(マジソン)にある湖で、この近辺にあるメンドタ湖以外の湖でも、未確認生物が多数報告されています。
メンドタ湖以外で目撃される生物もボジョと同一の可能性もあります。ボジョはシーサーペントタイプのUMAで、ネイティブ・アメリカンの英雄神、ウィネボジョ (Winnebozho) にちなんで命名されたものだといわれています。
ボジョのものと思われる目撃は1800年代中頃よりありましたが、その中に、地元紙、ウィスコンシン・ステート・ジャーナルにも掲載されたものもあります。
それは1899年のことで、目撃したのは、グローブ夫人、ペチェル夫人、そして彼女たちの友達数名です。彼女たちがボートに乗って楽しんでいたとき、怪物が突然水の中から現れました。頭部の直径は30センチメートルほどで、全長は1.8メートルほど、特徴的なのは尾で、そこには大きなスパイクが2本生えていたと証言しています。
頭部が大きいわりには1.8メートルと意外なほど小振りで、かなり寸胴な体形をしているようです。湖で目撃される未確認生物として、最初に疑いたくなるのはチョウザメやガーパイク、ナマズなどですが、頭部がずいぶん大きいことから、チョウザメやガーパイクとは考えにくく、この中で可能性があるとすればナマズでしょう。

(アメリカナマズ)
大ナマズは2メートルオーバーのものも時折捕まりますので、候補としては申し分がないのですが、尾に大きなスパイクが生えているというのが問題です。ヒレか何かを見間違うにしても、なかなかスパイクには見えにくいものですし、また、情報もかなり古いため、いったいどのようなスパイクだったのか、頭部の特徴はどうだったのかなど、詳しいことが分かりません。
メンドタ湖に棲息する魚には、アメリカカワカマス、カワカマス、クラッピー、パーチ、ブラックバスやブルーギル、そしてナマズなどがいます。アメリカカワカマスはテッシー (タホ・テッシー)の正体に上げられるほど巨大になり、また体形もかなり細長いことから補助の候補の一つですが、ナマズほどの大きな頭部ではありません。

(クラッピーの一種)
アメリカの湖沼でもっとも一般的にみられるナマズのひとつ、アメリカナマズ (Channel catfish)には鋭く強烈なトゲが胸ビレなどにありますが、尾ビレにはついておらず、また大きくても通常は1メートルぐらいです。とはいえ、体型的な特徴から考えるとこのナマズとアメリカカワカマスの可能性がやはり一番高いかと思われます。

(アメリカカワカマス 淡水でこれは大きい!)
グローブ夫人等の目撃の他にも、得体の知れない生物の大きなウロコのついた断片が岸に打ち上げられていたり、巨大な生物が湖で目撃されたりしていますが、その正体は分かっていません。
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