■Catheaded snake beast■
~ タッツェルヴルムの亜種か? ~

(まるで腕のあるウナギ 「サイレン」)
名前に『スネーク』とついていますが、ヘビではありません。ヘビに似た生き物という意味です。1950年代、シチリアのパレルモやスイスで目撃された生物で、ネコのような頭部で、ヘビのように非常に長い身体を持った生き物だったということです。手足は体に対してと手も小さかったともいわれています。
この生物は非常にどう猛で、家畜のブタを襲ったそうです。目撃者の多くが、自分たちの家畜を襲われた農民だったのもうなずけます。
ヘビのように非常に身体が細長く、ネコのような頭部をしている、ということから、イタチ類の可能性が考えられます。おなじみのフェレットやオコジョなどは、とても長い胴をしていますし、頭部はネコに似ています。
また、ブタを襲ったということですが、イタチ科の動物はとてもどう猛な種類が多いことも見逃せません。水族館で人気者のラッコも大変な大食いですし、かわいい顔をしたフェレットなども、野生ではとてもどう猛です。

(オコジョ:イタチ科の動物は確かにヘビのように細長いですが、、、)
このようなことから、このキャット・ヘッド・スネークが、イタチの仲間の可能性であることは十分考えられることかと思います。 たしかに身体も長く、どう猛であることはイタチ科の動物を連想させるものですが、では実際、『ヘビのように長い』でしょうか?『豚を襲う』でしょうか?
ヘビのように長い、というのは、あくまでも例えであって、本物のヘビにそっくりというわけではないでしょう。が、小型のイタチ科、例えばフェレットなどは比較的長い身体をしているものの、大きめのイタチ科の仲間、例えばラッコやクズリなどは、小型のものと比べると、それほど胴の長さが顕著ではありません。
そのため、ブタを襲うような大型のイタチ科の生物だった場合、ヘビのように体が細長いということはあまり考えられません。

(クズリ: ラッコに次いでイタチ科ナンバー2の巨体!)
このことから『この怪物は実は小さく、ブタを襲われた、というのも生まれたばかりの子豚を襲われていただけなのに大袈裟に伝えられた』もしくは、『この怪物は大きく、もしそれがイタチ科の動物であれば、それは新種の可能性が高い(つまり身体の大きなフェレットのような姿)』と、両極端な2つに分けて考えてみたいと思います。
で、どちらを取るのか?と聞かれたら、このブログの性質上、後者を選ばざるを得ません。 前者の確率が圧倒的に高いとは思いますが、やはりここはロマンを求め、新種、つまりUMAと考えたいと思います。
また、この生物の候補として、サイレンも挙げられています。日本ではあまり馴染みのない生物ですが、サイレンとはウナギのような体形をした大変ユニークな両生類で、アメリカにのみ棲息しています。
ヒレの代わりに小さな前脚のみしかなく、また、生活の場は水中のみで、残念ながら、ブタを襲うとはとても考えられません。頭部もウナギやアホロートル (メキシコサラマンダー) いった感じで、万一陸上で目撃してもネコの頭部に似ていると感じることはないと思われます。

(一見ウナギに見えますが、ヒレではなく小さな前脚が付いています)
と、キャット・ヘッド・スネークのサイレン説はちょっと厳しいですので、新種のイタチ科を押したいと思います。
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