■巨大ミミズ■
■Giant earthworm■
~ スーパー・アースワーム ~
(ブラジルの超特大ミミズ)
~ UMAの世界のミミズたち ~
巨大なミミズといえば、UMA (未確認生物) の世界では体長が45メートルともいわれる伝説の巨大ミミズ、ミニョコン (ミニョーサオ) がいます。UMAの世界といえども、さすがに無茶な大きさです。
またミミズとは違いますが、巨大なイモムシ、ベーヒアル や モンゴリアン・デス・ワーム なども同系のUMAと考えていいかと思います。その他、エクスプローディング・スネーク も名前はスネークですが、特徴から明らかにイモムシもしくはミミズの仲間と考えられるUMAもいます。
と、種類はそれほどでもないですが、それぞれなかなかユニークな特徴を持っており、ミミズやイモムシは、UMAの世界でも貴重な存在です。今回は未確認ではなく、確認されているミミズについての紹介です。
~ 体が切れると2匹になる!? ~
ミミズは環形動物 (かんけいどうぶつ) という仲間に属する生物で、環状の体節を直線状にたくさんつなぎ合わせたような身体の構造をしています。紐に通したビーズみたいなイメージですね。
ミミズが2つに切れると、2匹になる、とよく言われますが、それは誤り (都市伝説) で、頭の付いている半分だけが生き残ります。 ミミズが2つにちぎれると、切れた両方の体がもモゾモゾとしばらくの間動き続けることから誤解されているものと思われます。
実際には、ミミズの頭が付いている方 (全体の色と違った薄いピンク色の帯が付いている方)、つまり身体の前方に、生殖器官など大事な内蔵器官が集中しているため、それらが残っている体の前半分のみ生き残ります。 後半部分は時間が経つと動かなくなります。
(高級なソーセージのようですが、ミミズです)
また、切れた身体の前半分が必ずしも生き残るわけでもなく、切れた部位によって、またミミズの種類によって、生き残る確率が異なるということです。 身体の後半部分はほとんど消化管と肛門ぐらいしかありませんので、プラナリアのように、身体の後半部分にも頭部が出来て2つになるということはありません。
ミミズは心臓を持たず、血液を循環させるには、血管を収縮させます。このような心臓を持たない (呼吸系のない) 環形生物の最大直径は、1.3センチメートル、というのをよく目にしますが、これは本川達雄さん著書の『ゾウの時間ネズミの時間』から引用されたものだと思われます。
実際、長いミミズはいても、太いミミズはあまりお目にかかることがありません。確かに太いミミズはいないようですが、本川達雄さんの指摘する1.3センチメートルよりは、ちょっと太めのミミズ (2センチ~) は存在するようです。
~ 6メートルの巨大ミミズ ~
それでは現在確認されている巨大なミミズはどれぐらいでしょうか?ギネスブックに載っている最大のミミズの長さは1967年、南アフリカ、ウィリアムズタウンの道路脇で見つかった Microchaetus rappi (ミクロカエトゥス・ラピ) で、身体を伸ばすと6.6~6.7メートル、直径は2センチメートルほどもありました。
伸ばさない状態ですと、半分ぐらいの3.3メートルということですが、それでも十分長いです。しかしこのミミズ、通常はこんなに大きくなる種ではなく、大きくてもせいぜい1.5メートルほどといわれています。 (日本では Microchaetus rappi のスペルを間違って Microcaethus rappi と掲載している本があるため、Microcaethus rappiの名前でやや広がりを見せています)
この大きさもさることながら、この大きさになるまでに鳥やモグラに襲われなかった、というのも驚きです。まさに奇跡の大きさと言っていいのではないでしょうか?
他に大きなミミズとしては、オーストラリアのジャイアント・ギプスランド・アースワーム (Megascolides australis, メガスコリデス・オーストラリス)が体長2メートル以上、直径が3センチメートルにもなります。
未確認ですが、3.6メートル、直径15センチのものも発見された、という情報もあります (15センチはちょっと無理なような気が、、、)。こうなるともうヘビですね、ってヘビでもここまで太いのはなかなかお目にかかることは出来ませんが。
(メガスコリデス・オーストラリス)
これが本当だとすると、ミミズの限界といわれる直径1.3センチメートルを遙かに超えていることもあり、かなりすごいことなのですが、残念ながら標本などの存在は不明で、かなり疑わしい記録です。
~ ミミズの寿命 ~
これほどまでに巨大に成長するミミズですから、やはり「ミミズの寿命」というのも気になります。巨大になる生物は、概して長命ですがミミズはどれぐらい生きるのでしょう?
実はミミズの寿命はそれほど明確に分かっていないといわれています。 というのも、ミミズは想像するよりもずいぶんと長生きのようだからです。
ほとんどの場合、そこそこの大きさになった時点で鳥やモグラなどに食べられてしまい、自然界で寿命を全うできるミミズはまずいないと考えられていますが、もしそういった「事故」に遭わなかった場合、10年もしくはそれ以上生きるのではないかと考える学者もいます。
ギネス記録のミクロカエトゥス・ラピ、あれほど成長するまで天敵に食べられずに生き残ったこと自体が奇跡だったといえます
と、こんな感じに世界のミミズに目を向けてきましたが、さすがにミニョコン級の大きさを期待するのは酷なようです。とはいえ、ベーヒアル級ならひょっとして?と思わせますね!(思いませんかね)
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