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UMAファン ~ 未確認動物
世界中のUMA (未確認生物)、巨大生物、不思議な生物 (珍獣)を紹介しているブログです。
レインボー・タイガー
■レインボー・タイガー (レインボータイガー、虹虎)■
■Rainbow tiger■

~ 虹色のトラ ~



~ ホワイト・タイガー ~

トラと言えばオレンジの地に黒の縞模様というのが一般的なイメージかと思います。ベンガルトラの白変種、白地に黒の縞模様が入ったホワイトタイガーもいますが、一般的に、トラといってホワイトタイガーの姿を思い浮かべる人は少ないでしょう。

ちなみに、ホワイトタイガーはアルビノ (先天性白皮症) ではありません。ホワイトタイガーはあくまでベンガルトラの白変種であり、アルビノの場合、黒い帯は存在せず、全身真っ白になります。

~ レインボー・タイガー ~

さて、今回の話題、レインボー・タイガーは、南米エクアドルの森に生息するといわれる大型の猫科の動物です。 トラは、アジアとロシアにしか生息していない動物で、もちろん南米にはトラは生息していません。エクアドルでトラが見つかれば、それがいかなる毛の色をしていても大発見ということになります。

虹は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色で構成されていますが、もちろんそこまで派手な体色をしたトラではありません。 どちらかというと、先に挙げたホワイト・タイガーのイメージに近いかと思います。

というのも、目撃情報によると、レインボー・タイガーは、全体的なイメージとしては、白地に黒の斑点がついているといわれているからです。これだけでも奇妙なのですが、「レインボー」と命名されるだけあって、胸部に赤、黄、黒のトラのような縞模様があるというのです。なかなか派手な体色のトラです。

不思議なのはその体色だけではありません。レインボー・タイガーは、通常、森の木の上で生活をしているというのです。木の枝から木の枝へ身軽に飛び移るそうですが、かぎ爪が木の幹や枝を掴 (つか) みやすいように、変化しているといわれています。

トラはネコ科の動物ですが決して木登りは得意ではありません。木登りが得意で、体全体は斑点模様が多いことから、もしかするとトラよりもヒョウに近いかもしれません。 

 
(木登りが得意なヒョウ)

ところで、ちょっと気になるのが、通常のトラよりも大きいといわれている点です。取り敢えずその大きさを、現世で最も大きなトラ、シベリアトラで考えてみたいと思います。シベリアトラの大型のものは300キロ以上あるといわれていますが、レインボー・タイガーもこれぐらいの体重があったとすると、それを支えるだけの木の枝がどれだけあるのか心配になります。 

 
(シベリアトラ)

かぎ爪がいくら枝や幹を掴むのに適していたとしても、それを発揮する環境がなければ無用の長物となってしまいます。

ただし、UMAは実際よりも大きく語られることが多いですので、レインボー・タイガーもちょっと大袈裟に伝わっているだけで、もう少し小さいと考えた方が良いかもしれません。

通常は地上に降りることなく、木から木へ飛び移りながら生活している虹色のトラ、まるでファンタジーに出てくるようなUMAですね。

 
(白ヒョウ)

~ トラを取り巻く現状 ~

トラの話題なので、UMAではなく現存種のトラの話をしましょう。現存しているトラはベンガルトラマレートラ (インドシナトラ)シベリアトラ (アムールトラ)スマトラトラアモイトラで、すべてアジアか極東ロシアに棲息しています。これらすべてのトラを合わせても、生息数はわずかに5000~7000頭しかいないといわれています。 

 
(ベンガル・ホワイト・タイガー)

絶滅に瀕している貴重なトラですが、現状を取り巻く環境はさらに過酷なようです。手厚く保護されるどころか密猟により日々数を減らしています。

トラの密猟は、おもに漢方薬の材料や毛皮を目当てに行われています。日本にはトラは生息していませんから、密猟の話を聞くと、密猟者に対してなんてヒドイ人たちだ!なんて思いがちです。

たしかに日本人は直接密猟に加わっていることは少ないでしょう。しかし、それら密猟で得たトラの骨の入った漢方薬やトラの毛皮を世界で最も輸入している国の1つが日本といわれており、事実上、トラの密猟にもっとも荷担している国といっても過言ではありません。

トラに限ったことではありませんが、もう少し日本も野生動物の保護に目を向けたいですね。

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