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ユニコーンの角をもつクジラ ~イッカク

■ユニコーンの角 ~ イッカククジラ■
■Narwhal■



~ 実在したユニコーンの角 ~

額中央からやや上向きに長くまっすぐの角を生やした馬を彷彿させる生物、ユニコーンは架空の存在であってUMA (未確認生物) でないことは誰でも知っています。当然、ユニコーンの化石が見つかったことはありません。

しかし、実在しないはずのユニコーンですが、そのトレードマークともいえる「角」が取り引きされていた時代は確かに存在します。中世のヨーロッパです。

中世のヨーロッパにおいても、ユニコーンは幻の動物という認識でしたが、目の前にユニコーンの「角」が存在してしまっている以上、その角の持ち主であるユニコーンの存在を否定するわけにはいきません。

幻であると信じられていた動物が存在したのですからそれは驚きであり、そしてその「角の能力」には過度ともいえる期待がかけられました。ユニコーンの角には魔力が秘められていると信じられており、当時の薬局などでは目が飛び出るほどの高額で取り引きされていたといいます。

そんな高価な角を手に入れることが出来るのはほんの一握りの裕福な家庭の人々だけですが、特に貴族たちにとってはどうしても手に入れたいものでした。 もちろん理由があります。

ユニコーンの角を粉末にして飲むと、万病に効くと信じられていましたが、その中でも貴族達が目をつけたのが「解毒」作用です。

中世のヨーロッパ貴族が、ユニコーンの角にいくらお金をつぎ込んででも手に入れたかった理由は、この解毒の効果にあります。

貴族はユニコーンの角を手に入れると、それで杯 (さかずき) を作りました。 なんのために?親族同士であれ権力争いで暗殺が横行するこの時代、毒殺を未然に防ごうと思ったからです。

ユニコーンの角で作られた杯に、毒の盛られた飲み物がつがれても、ユニコーンの角に秘められた解毒作用により毒は中和されるといいます。一説には、毒を入れられた杯は泡立ったり、杯が割れたりするなどと言われていますが、いずれにしても事前に危険を知らせてくれる力があると信じられていました。

しかし、上記の通り、ユニコーンの角は容易に手に入れることが出来ない希少な存在です。伝説のユニコーンは高貴で、そして気性が荒く、処女にしか手なずけることが出来ないと信じられていたからです。

残念なことに、ユニコーンの角で作った杯に上記のような魔法的効果を期待してもそれは無駄であったことでしょう。ユニコーンは実在しないからです。

この「ユニコーンの角」の正体はセイウチの牙であったり、そして今回紹介するイッカククジラの牙であったといわれています。

~ イッカククジラ ~


(イッカクの動画
※画像をクリックするとYouTubeに飛びます)

イッカククジラ、通称イッカクは、とても長い牙が特徴のクジラです。イッカクはオスで体長が4.6メートル、メスは一回り小さく4.1メートルほどに成長します。

あの長い牙は「角」ではなく、あくまで「牙」、歯が伸びたものです。

オスもメスもイッカクは上あごに2本の歯を持ちますが、基本的に、オスの左の歯だけが時計の逆回りにねじれながら成長と共に伸びていき、ついには歯肉を破って体外に突出します。

イッカクの牙は通常は2.5メートルぐらいですが、長いものは3メートルを越すといわれています。

オスの右の歯は、通常、メスと同様に伸びることはありませんが、希に左の歯と同様に伸びていくケースもあり、2本の牙を持ったイッカクも存在します。

また基本的にオスのみ、と断ったのは、メスでもオス同様に牙が伸びていくケースもあるからです。

イッカクは、生態そのものに謎が多いため、牙の役目もいまだにはっきり分かっていません。

かつては、獲物の魚を突き刺すため、身を守るため、海底の獲物を探すため、氷に穴を空けるため、などいろいろな用途が考えられました。

どれもそれなりにもっともな感じがしますが、メスや子供のイッカクには牙がなくても問題なく生きていけるため、上記の考えはいずれも違うと考えられています。

オスのみに牙があることから、オス同士の優劣を決めるためにあるのではないか、という考えが有力です。

実際、水面近くでイッカクのオス同士が牙を交差させて戦っている姿が目撃されるそうで、オスの頭部には傷跡がたくさん残っているものも少なくありません。



~ 死体クジラ ~

ところでイッカク (一角) はまさにその名の通り、あの長い牙がトレードマークですが、牙を取ってしまうと、シロイルカそっくりです。

日本ではその牙が名前の由来になっていますが、英名では "Narwhal (ナーファル)" といい、"死体クジラ (corpse whale)" という意味をもちます。

イッカクは、お腹を上にしてじっと動かないことがあることから、その名前が付いたようです。ちなみに、シロイルカの英名は "white dolphin" ではなく "white whale" といいます。 

ところで、中世のヨーロッパでは、なぜイッカクの牙がユニコーンの角としてまかり通ったのでしょうか?なぜ、ばれなかったのでしょうか?

実はそれはとても単純なことだったのです。ヨーロッパの人々がイッカクの存在 (正しい姿) を知ったのは、「ユニコーンの角」が売買されていた時期よりもずっと後のことだったからです。

その証拠に、ヨーロッパで描かれたイッカクの絵は、まるでユニコーンのように頭部からまっすぐの角を生やしているのです。

 
(中世のヨーロッパに描かれたイッカクの想像図)

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