
モアイ像で有名なイースター島は南太平洋にあるとても小さな島です。 島の大きさはわずかに180平方キロメートルと、佐渡島の面積の1/4しかありません。そんな小さな島ですから、島民も2000~3000人ぐらいしか住んでいません。

イースター島は南太平洋に、まさに「ぽつり」と浮かぶといった感じです。「南米チリの沖合にある島」と表現されることがありますが、そのチリから3500キロメートル以上も離れたところにあるのです。
これだけ不便な場所にあるにも関わらず、イースター島は世界中の人々を魅了し、毎年数多くの観光客が訪れます。その中でももっとも人を引きつけるのは、島の至る所にあるモアイ像でしょう。イースター島には大小900体以上のモアイがあるといわれています。
イースター島はモアイののんびりとした表情から、とても平和な印象を受けます。実際、現在ではとても平和な島ですが、かつて島内で部族闘争が勃発するなど、決して平和ばかりが続いた島ではありません。多くのモアイ像もその部族闘争により倒され、破壊されました。また食人にまつわる血なまぐさい鳥人伝説もあります。

さて、これだけ孤立した島ですから、何か風変わりな生物が棲んでいても不思議ではない、と思うのですが、意外にもそのような話は聞きません。というか持ち込まれた動物以外は昆虫程度しかいないそうです。
確かに島内にはいませんが、イースター島沖合には「ニウヒ」と呼ばれる巨大な生物がいると伝えられています。
この「ニウヒ」を西洋に伝えたのは、イースター島の歴史書なども書いているイギリス(スコットランド)の学者、ジョン・マクミラン・ブラウン(John Macmillan Brown, 18461935)です。 20世紀初頭、マクミランは太平洋の島々の調査をする際、イースター島にも立ち寄りました。そして島の住民からこの「ニウヒ」についての情報を得たといわれています。
ニウヒは体が大きいばかりでなく、とてもユニークな姿をした生物です。頭部から体にかけて幅が変わらないそうで、おそらく首に該当する部位、くびれがはっきりしないようです。ワニのような体型かもしれません。とても大食いで人間をも一飲みにするといわれていることから、大きな口を持っていると考えられます。また体長は9mもあるといわれています。
そしてなんといってもニウヒのユニークな点は、「腕」があるということです。ここまでの説明ですと、巨大なワニ、UMA的にいえば、ワニの四肢をヒレにしたようなモササウルスなどを想像してしまいますが、ちょっと違うのです。
その腕というのが肩から生えているのではなく、頭部から直接、真横に生えているというのです。
Part II に続く。
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■ ニウヒ Part I, Part II, Part III
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