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発光する生物 Part II (ミツマタヤリウオ)
■発光する生物 第2回 ワニトカゲギス■
■Stomiiformes■



ワニトカゲギス目の仲間には、ミツマタヤリウオ(Idiacanthus antrostomus)やホウライエソをはじめ、体に発光器官を持っている種類がたくさんいます。 ここではワニトカゲギス目を代表してミツマタヤリウオを紹介したいと思います。

ミツマタヤリウオはオスとメス、稚魚と成魚ではずいぶん体のつくりが異なり、同じ魚とは思えないほどです。普段は水深400~1000メートル(1800メートルともいわれます)という深海に棲んでいますが、日中にはエサを求めて海面近くまで上がってくるそうです。

ミツマタヤリウオはウナギのように細長い体型をしており、メスは40~60センチメートルぐらいまで成長しますが、オスは成魚になってもわずか3~8センチメートルとずいぶん小柄です。体型こそウナギのようですが、口は大きくグロテスクな面構えをしています。そのためワニトカゲギスの仲間は、海外ではドラゴンフィッシュともよばれます。



メスにはアゴの部分にヒゲ(触鬚)があり、先端がチョウチンアンコウのように発光します。またヒゲだけでなく目の後ろと体にも発光器官があります。

オスはというと、小さいばかりか、ヒゲもなく、体にも発光器官はありません。目の後ろのみ発光器官を有しています。またオスは発光器官が少ないだけでなく、歯や胃もありません。当然食物を摂ることは出来ず、雌との交尾、つまり子孫を残すためだけに生まれてきます。寿命も数週間から長くても数ヶ月と悲惨極まりないです。

メスの成魚は体に発光器官がたくさんついており、とても興味深いのですが、特にユニークなのは稚魚の姿です。体は成魚と同じように細長いのですが、体は透き通っており、眼柄と呼ばれる細長く突き出た目を持っています。(ターリーモンスターようです) この眼柄は体長の半分ほどもありますが、成長と共に短くなり、代わりにアゴのヒゲが伸びてきます。

 
(ミツマタヤリウオのメスの稚魚)

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