■Lau■

ラウはナイル川上流地帯に棲むといわれる伝説の怪物です。
ナイル川は南北にのびた大きな河で、長さは6671kmにもおよびます。そのほとんどがエジプトとスーダンに属し、ウガンダ、ルワンダを経由して、ブルンジ共和国にあるルヴィロンザ川またはカゲラ川が源流といわれています。
ナイル川の上流のすぐ西には珍獣オカピで知られるイトゥリの森(Ituri Forest)が広がります。イトゥリの熱帯雨林はコンゴ民主共和国(旧ザイール)の北東部に属しますが、モケーレムベンベ知られるコンゴ共和国とは別な国です。

このイトゥリの森にはオカピ以外にも、シロサイやコンゴクジャクなどの珍しい動物がたくさん棲息しており、アフリカで最も多くの種類の動物が棲んでいる地帯です。

ラウはカバのような体型をした体長が12~30mといわれる巨大な生物で、体に対してとても小さな頭を持ち、クジャクやカンムリヅルのような冠羽をはやしているといわれています。普段は川の中に潜っており、現地の人でも滅多に見ることがない動物だそうです。(ただし、目撃情報が少ないのは、ラウに出会ったものはほとんど生きて帰ってこれないため、ともいわれています)
ただし、ラウの姿はバリエーションも多く、大蛇やオオナマズのような姿をしているという説もあります。このように体型については諸説がありますが、頭に冠羽があるという点は多くの目撃情報で一致しています。(角が生えているという目撃も少数あります)
頭に冠羽がついているので、なんとなくユーモラスな姿を想像してしまいますが、ラウの性質は大変どう猛で捕らえた人間の頭をかち割り脳を食べるといわれています。
オカピがイトゥリの森で発見されたのは1901年と、今から僅か100年余り前のことです。イトゥリの森にも近いナイル川上流地帯は、現在でも人跡未踏の地もあり、まだ発見されていない哺乳類やハ虫類が棲息している可能性は十分にあります。
伝えられるラウの凶暴さや大きさは誇張されている可能性が高いですが、ラウが単なる伝説ではなく、未発見の動物を指している可能性も十分考えられるでしょう。
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