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UMAファン ~ 未確認動物
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翼の生えた猫 ~ 翼ネコ

■翼ネコ (翼猫)■
■Winged Cat■

~ 翼の生えた猫 ~



翼ネコとは、その名の通り、背中に鳥のような翼を持ったネコのことです。海外ではたいていウイングド・キャット (Winged cats) と総称されます。

UMA系の動物としては大変珍しいことに、鮮明な写真が数多く残されています。

写真に撮られたものや目撃された情報をあわせると、世界で130例以上の報告があるといわれており、現在でも時折伝えられます。

アメリカン・ショートヘアーとかラシアンブルーといったように、「ウイングド・キャット」と呼べるような特定の種が存在するわけではありません

既知種の様々な猫の背中に翼 (のような器官) が確認されており、毛色も含め統一感はなく、厳密にはUMA (未発見の野生動物) ではありません。(が、UMAとして取り扱います)

翼を持つネコはアメリカやカナダを中心に目撃されることが多いですが、ロシアや中国などからも報告されており、「世界中で目撃される」といっても語弊はないでしょう。

そんな統一感のない翼ネコたちに敢えて共通点を見いだそうとするならば、「長毛種の割合が比較的高い」といえるかもしれません。 



~ 翼ネコの翼 ~

さて、問題の「翼」を見ていきましょう。

一見して翼に見えるものから、毛の塊 (かたまり) のように見えるものまであり、翼ネコの種が限定されていないのと同様に、その翼の形状にもずいぶんバラツキがあります。

また、翼の生えている位置も背中の中心ぐらいにあるものや、腰に近いずいぶんと後方にあるものまで様々です。

また、翼ネコの「翼」は、空を飛翔できる脊椎動物、鳥やコウモリのそれとはまったく異なるものです。

鳥やコウモリは前肢が進化して翼を持つに至りますが、翼ネコの場合、四肢とは別に背中から翼が単独で存在します。(それ故、天使のような愛らしい姿に見えます)

そもそも、空を飛ぶための翼としてまったく機能しないであろうことは、その翼の大きさを見ても容易に想像できます。

つまり、これは翼とは考えられません。

ではなんなのでしょうか?

ごく希に、四肢動物でありながら、5本以上の足を持つ奇形の個体が報告される場合があります。

翼猫はその余分な足が背中側に生えており、翼に見えている、というパターンでしょうか?あまり現実味がありません。

抜け落ちた毛が脱落しないでどんどんたまっていき翼のような形になったのでしょうか?これもあまり現実味がありません。また、翼を動かせるタイプの翼猫には当てはまりません。

おそらく、それぞれの翼の生えている原因は、個体によって異なるものと思われ、それぞれを詳しく調査しないと答えは得られないでしょう。

 

~ 翼ネコ、トーマスの話 ~

数ある翼ネコの中で、もっとも有名なエピソードと思われる 「翼ネコ、トーマス」の話を紹介しましょう。

1959年、アメリカ、ウェストバージニア州のパインズヴィルの山中で、少年によって不思議なネコが捕まえられました。

少年の名はダグラス・シェルトン (Douglas Shelton)、彼の捕まえたネコの背中には「翼」が生えていたのです。

ダグラスはその不思議なネコに「トーマス (Thomas)」という名前を付けました。(トーマスとは男性の名前ですが、実はこのトーマス、後にメスであることが判明しています)

トーマスの噂は瞬く間に地元で話題となり、その噂は新聞社の耳にも届きました。

地元紙「ポスト・ヘラルド」の記者、ファーン・ミニアクスは、トーマスを実際に観察し、このようなコメントを残しています。

「トーマスの体長は75センチとかなり大柄で、ペルシャ猫に似た長毛種のネコでした。翼の長さは約23センチ、翼を触ってみると軟骨らしきものが入っているのが分かりました」

~ トーマスが裁判に ~

トーマスの話題はパインズヴィルにとどまらず、その噂はアメリカ中に知れ渡り、ついにはテレビに出演するまでになりました。

ところが「翼ネコ・フィーバー」が頂点に達っするや、思いもかけない事件が起きました。"トーマス"の飼い主を主張する女性が現れたのです。 その女性の名はチャールズ・ヒックス (Charles Hicks) といいました。

ヒックス夫人曰く、トーマスは家から逃げ出してしまったもので、彼女の本当の名前は「ミッチ (ミッチー, Mitzi)」。トーマス (ミッチ) は自分の飼い猫なので、速やかに返して欲しい、と訴えたのです。

宝物のようなネコを手に入れ、今や時の人となったダグラスが、その申し出を簡単に受け入れるはずがありません。

ダグラス少年がその申し出を拒否すると、ヒックス夫人は、近所の人もトーマスは自分の飼い猫であることを証言してくれるはず、ということでトーマス (ミッチ) 返還の訴訟を起こしました。

~ 裁判当日 ~

裁判当日、ダグラス少年は片方の腕に「トーマス」を、もう片方の腕に「箱」を抱えて出廷しました。

法定内の聴衆はダグラスと、そしてトーマスを見て驚きました。

裁判所に現れたトーマスの背中には翼がありませんでした。ダグラス少年は証言しました。「トーマスの背中から翼が抜け落ちてしまいました」と。

裁判を起こしたヒックス夫人は翼の取れてしまったトーマスを見るや、「それはわたしの猫 (ミッチ) じゃないわ」、そう言い残すと裁判所を後にしました。

彼女の目的は「ミッチ (トーマス)」ではなく、翼を持つネコを所有することによって得られる「名声」だったのです。

ダグラス少年が、トーマスを抱えていた反対の腕に抱えていた謎の「箱」、その中に入っていたのは「抜け落ちたトーマスの翼」でした。

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コメント
この記事へのコメント
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009/11/14(土) 11:46:51 | | #[ 編集]
Merci pour l'enseigner

qu'un rêve était encore possible
Je vais rechercher le chat d'aile
2012/08/27(月) 19:46:35 | URL | Le ciel #-[ 編集]
Je vous remercie de votre visite.

Je pense que ce sont des créatures très étranges et mignons.

Merci
2012/11/19(月) 06:18:03 | URL | ナム #-[ 編集]
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