■巨大なレプトセファルス (レプトケファルス)■
■Giant Leptocephalus■
~ シーサーペントの子供か? ~
(レプトセファルス)
レプトセファルス画像01
レプトセファルス画像02
~ レプトセファルスとは? ~
レプトセファルス (レプトケファルス, Leptocephalus) とは葉形仔魚という意味で、ウナギの仲間 (ウナギ、アナゴ、ウツボなど) をはじめ、一部の魚類の幼生の総称です。
レプトセファルスは赤血球が欠落しているため透明で、薄く細長い体型をしており、その名の通り (葉形仔魚) 木の葉のような形をしています。
幼魚ですから、レプトセファルスは通常、大きくても10センチ前後と小さなものです。
一般的に、ウナギの成魚はレプトセファルスの約18倍、アナゴは約30倍の大きさに成長します。
そんな小さいはずのレプトセファルスですが、今までに大きなものもいくつか目撃、もしくは捕獲されています。
(シーサーペントにはウナギのような体型をした種類も多いです)
~ 巨大レプトセファルス ~
1930年代、セント・ヘレナ島近くで、1.8メートルもある、特大サイズのレプトセファルスが捕獲されました。
まずは、上記にあげた計算方法 (ウナギの成魚=レプトセファルスの18倍, アナゴの成魚=レプトセファルスの30倍) に当てはめてみましょう。
すると、ウナギの場合は32メートル、アナゴの場合は54メートルぐらいに成長することが期待できます。
シーサーペントの正体は、巨大化したリュウグウノツカイやウナギではないか?などといわれていましたが、やはりウナギだったのでしょうか?
結論を急ぐ前に、もうひとつの巨大なレプトセファルス目撃事件を見てみましょう。
~ 超巨大レプトセファルス? ~
1.8メートルのレプトセファルスがとんでもない潜在能力?を秘めているのは分かって頂いたかと思います。
しかしながら、その巨大なレプトセファルスが目撃されて30年後、ニュージャージー沖で信じられないものが目撃されました。
海洋研究所のライオネル・A・ウォルフォード博士は、ゼリー状のほとんど透明に近い細長い生物が、からだを「縦」にくねらせながら船の脇を泳いでいくのを目撃しました。
残念ながら、目や口、そして骨格などは確認できなかったというものの、明らかにそれは「泳いで」おり、生物であったと証言しています。
驚くべきはその大きさで、からだ厚みは15~20センチ、長さはなんと12~15メートルもありました。
この生き物はいったい何だったのでしょう?体を縦にくねらせて泳いでいた、ということは海棲哺乳類の泳ぎ方の特徴です。
魚や爬虫類は、みな体を「横」にくねらせて泳ぎます。しかし、それは哺乳類であったとは考えられません。
おそらく、なんらかの事情により、からだが海面に平行になって泳いでいたものと思われます。
そして、大きさを除けば、これはレプトセファルスであった可能性があります。
ウォルフォード博士の見た生物が、レプトセファルスであった場合、前述の計算方法に当てはめれば、12メートルだったとしても、ウナギの場合は216メートル、アナゴの場合は360メートルとなります。
成長したときの大きさが、期待する以上に大きくなってしまい、なんだか怖くなってしまいます。
さすがにこれは生物としてあり得ない大きさですが、これにてウナギこそ、シーサーペントの正体と確定していいでしょうか?
(このシーサーペントもウナギタイプです)
~ レプトセファルス ~
確かに、一般的なウナギやアナゴの成魚は、レプトセファルスの何十倍もの大きさに成長します。
しかし、レプトセファルス幼生を通過する魚は、ウナギやアナゴだけではなく、トカゲギス (ソコギス) の仲間や古代魚ターポンなどもいることが分かっています。
そういった魚たちの成魚は、レプトセファルスの数倍というものからレプトセファルスと成魚の大きさが変わらない、というものまで存在します。
セント・ヘレナ島の近くで捕獲されたレプトセファルスは、大きさから判断してトカゲギスの仲間であった可能性が高いかもしれません。
ニュージャージー沖の「レプトセファルスらしき生物」のほうはどうでしょうか。
こちらはオビクラゲであった可能性があります。オビクラゲはクシクラゲの仲間ですが、特異な形態で、帯のように細長く成長します。通常は大きいものでも1メートルぐらいですが、時折、数メートルの巨大なものも報告されます。
泳ぎ方がちょっと気になりますが、透明に近く、表層近くで目撃されたこともオビクラゲの可能性を示唆します。
しかし、万一、それがオビクラゲではなく、レプトセファルスだったとしたら、トカゲギスのように「レプトセファルスの体長=成魚の体長」であっても12~15メートルに育つことになります。
その生物がレプトセファルスだった保証はありませんが、もしレプトセファルスであった場合、少なくとも、シーサーペントと呼ばれるにふさわしい成魚になる可能性を秘めた生物だった、といえるのではないでしょうか。
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