■オラン・バッチ■
■OrangBati■
~ 空飛ぶ霊長類 ~
インドネシアのセラム島には、人間とコウモリのハイブリッド的な姿をしたUMA、オラン・バッチが棲息しているといわれています。
インドネシアでは "Orang-" という名のUMAがたくさんいますが、これはインドネシア語で「人」という意味で、Orang-bati は「翼を持った人」を意味します。
地元に言い伝えによれば、オラン・バッチの肌は赤みがかっており、コウモリに似た翼と翼竜を思わせる長い尾を持っているといわれています。
夜な夜な人里に下りてきては人間の子をさらい、夜が明ける前には住処である洞窟に戻り、さらった人間をむさぼり食っているといわれています。
ふつうに考えれば、子供が夜遅くに出歩かないよう、子供たちを驚かせるための創作話と考えるのが無難なところでしょう。おそらくはそうでしょうが、なぜか目撃証言があります。
かれらはいったい何を見たのでしょう?
~ オラン・バッチの正体① ~
東南アジアという地理的なことを考慮すると、おそらくはオオコウモリを誤認したものと考えられます。
オオコウモリはその大きさはもちろん、小さなコウモリと比べ耳が小さく目が大きいという特徴から、より人間的であり、しばしば「翼を持った人間 (もしくは空を飛ぶ人間)」と誤認される傾向があります。
ただし、旅行に行った人々が初めて空を飛ぶオオコウモリを見て、驚きのあまり「翼を持った人間」を見た、というのであればまだ納得できますが、見慣れている地元住民がそのように言うのであれば、新種のオオコウモリ、もしくは既知種でも突然変異的に大きなオオコウモリを見た可能性も考えられます。
~ オラン・バッチの正体② ~
東南アジアということで、オオコウモリに加え、ヒヨケザルを誤認した可能性も0ではないといえます。
ヒヨケザルは英語で「フライング・レムール (flying lemur)」、つまり「空飛ぶキツネザル」と呼ばれている動物です。
名前に反して実はキツネザルの仲間ではないのですが、その姿はキツネザルに酷似しています。キツネザルは人間にそっくりとまではいきませんが、その姿はコウモリよりも遙かに人間的です。
フライング・レムールと呼ばれるとおり、このキツネザルは頭部から四肢、尾を縁取るようにつながった皮膜で木から木へと滑空することが出来ます。
ただし、体はそれほど大きくなく、30~40センチ程度、人間が飛んでいると誤認するにはあまりに小さいかもしれません。
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