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ティジー・ウィジー

■ティジー・ウィジー(ティズィー・ウィズィー)■
■Tizzie Wizzie (Tizzie wizzie, Tizzie Whizie)■



~ ウィンダミア湖の妖精 ~

イングランドのカンブリア州にあるウィンダミア湖 (Lake Windermere) 付近では、19世紀末頃からファンタジーに出てきそうな不思議な生物、ティジー・ウィジーが目撃されています。

ティジー・ウィジーの全体的な印象はハリネズミそのものですが、おしりにはリスのような毛がふさふさした尻尾、頭部には大きな触角が生えています。

そしてティジー・ウィジーの一番の特徴は、昆虫、特にハチのような透明の「羽」を背中に2対4枚持っていることです。

脊椎動物の翼 (鳥やコウモリ) は前肢が変化したものですが、ティジー・ウィジーの場合、昆虫のように羽が単独で背中から生えています。

ハリネズミは齧歯類 (ネズミの仲間) ではありませんが、体型が似ている滑空する齧歯類、ムササビやモモンガなどが四肢に皮膜を張っているのとも異なります。

水辺を好むティジー・ウィジーは、ウィンダミア湖の水上を昆虫さながら飛び回っているといわれています。

~ 飛べるか? ~

脊椎動物にはあり得ない体の構造を見るまでもなく、ティジー・ウィジーが実在する生物にはあまり見えません。

100歩譲って、皮膚などが突然変異によって羽のような突起物に変化したものだとしても、その羽があまりに小さすぎます。

昆虫は非常に体が軽いため、体に対して割と小さな羽でも空を飛ぶことが出来ますが、丈夫な骨格構造を持ち体重の重い脊椎動物ではそうはいきません。

昆虫の体は数グラム程度、昆虫界最重量クラスのサカダチコノハナナフシのメスやヨロイモグラゴキブリなどは100グラム前後ある、などといわれていますが、どちらも重すぎて飛ぶことは出来ません。(そもそも羽が退化しています)

ティジー・ウィジーをハリネズミとして考えると、重さは最低でも200グラム前後から500グラム近いものと推測されます。

飛べない最大クラスの昆虫よりも遙かに重く、さらに持っている羽は体に対して非常に小さいものですから、やはりこの姿で飛ぶことは不可能といえます。

~ ティジー・ウィジーの目撃 ~

やはりティジー・ウィジーが空を飛ぶのは難しそうです。

一説には、もともとティジー・ウィジーは、ウィンダミア湖でボートの順番待ちをしている子供たちを退屈させないよう、貸しボート屋の主人が子供にしてあげた作り話が発端だといわれています。

しかし、そんな架空生物でありながら、いまだにティジー・ウィジーの目撃が続いているといいます。これはどういうことでしょうか?

その身体的特徴から、脊椎動物を誤認したとは思えず、おそらくは体が大きい丸っこい体型のハチ、例えばクマバチやマルハナバチなどを誤認したのではないかと思われます。

とはいえ、子供時代に、クマバチなどをティジー・ウィジーと誤認することは、とても幸せな体験のような気がします。

ウィンダミア湖とその周辺の自然の美しさが、ティジー・ウィジーが存在してもおかしくない、そんな気持ちにさせてくれるのかもしれません。

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