■フープ・スネーク■
■Hoop Snake■
~ 伝説の危険生物 ~
フープ・スネークとは、アメリカ、そしてオーストラリアの民間伝承に登場する伝説の生物で、もともとはUMA (未確認生物) ではありません。
フープ・スネークはその名の通り、自分の尾に噛みついて、フープ状 (輪) になるヘビです。
フープ状になったフープ・スネークは、傾斜を高速で転がり落ちることが可能で、そのスピードを利用して獲物を襲うといわれています。
非常に危険なヘビで、言い伝えによると、フープ・スネークから逃れる唯一の方法は、フープスネークが作ったその輪の中をくぐり抜け、混乱させることだといいます。
傾斜面で遭遇した場合はともかく、平坦な場所で遭ったら?傾斜面を上って逃げたら?そもそも、輪をくぐるにはフープスネークの通り過ぎる横にいなければならない、などなど、むちゃくちゃな話ですが、本当に存在するのでしょうか?
~ フープの利点 ~
フープ状になって転がったとしても、獲物だって同じ位置にじっとしているとは思えません。
とんでもないヘビが上から転がってくるのですから、獲物も一目散に逃げていくでしょう。
転がり始めたフープ・スネークは、獲物にあわせ進路方向を細かく変更できるとは思えず、下手すると獲物の横を通り過ぎてしまいそうです。
そういったことを考慮すると、ますますこのヘビの存在は疑わしくなります。
はじめに書いたとおり、フープ・スネークは民間伝承に登場する架空 (都市伝説) の生物です。ホダッグやジャッカロープと同系列と考えてもいいと思います。
しかし、見方を変えて「獲物を捕らえるため」ではなく、「天敵から逃れるため」であれば、傾斜を輪になって転がることは決しておかしなことではありません。
目的は天敵から逃れるためだけですから、転がる方向を微調整する必要もありませんし、タマヤスデなどは実際丸くなり転がったり落っこちたりして逃げる生物も存在します。
~ フープ・スネークはUMAか? ~
そういう風に考えていくと、フープ・スネークは何らかの生物を元に考え出された架空生物と考えることが出来ます。
例えば、ヘビではありませんが、同じ爬虫類の仲間であるトカゲの仲間には、南アフリカ共和国の砂漠地帯に棲息するアルマジロトカゲ (Armadillo Lizard, Cordylus cataphractus) という、敵に襲われると尾を口で加えフープ状になる種がいます。
転がって逃げるわけではありませんが、砂漠のきつい傾斜であれば確実に転がりそうです。
アメリカやオーストラリアのトカゲではありませんが、似たような防御行動を取るとカゲが他にいても不思議ではありません。
フープ・スネークはそういったアメリカやオーストラリアに棲息する未知のトカゲ、もしくはヘビが元になっているとも考えられます。
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