■スクヴェイダー (スクベイダー)■
■Skvader (sqwa, squa)■
~ スクヴェイダーとは ~
スクヴェイダーとは、毛皮の代わりに (雷鳥の) 羽毛で覆われたウサギのUMA (未確認生物) です。スクーヴァとかスクーアともいうようです。
いかにもヨーロッパ的な妖精を彷彿させるファンタジックなUMAですが、哺乳類と鳥類のハイブリッド、そんな生物が存在するとは思えません。
しかし、このウサギ、前肢は通常のウサギと同じで翼に変化しているわけではなく、単に毛皮が羽毛に取って代わられただけだといいます。
そういった意味では哺乳類と鳥類のハイブリッドというわけではないでしょう。何らかの突然変異で毛皮の代わりに羽毛が生えてくるウサギが誕生したのでしょうか?
そんなこと、とても有り得そうには感じません。
しかし、この冗談としか思えないスクヴェイダーの剥製が実在します。スクヴェイダーは実在するのです。
~ スクヴェイダーの剥製 ~
20世紀の初め、スウェーデンの博物館にはスクヴェイダーの剥製が持ち込まれ展示されました。
これはスクヴェイダーが持ち込まれる数十年前の1874年、ホーカンという男性によって撃ち殺されたものだといいます。
なるほど、シルエットはまるっきり野ウサギですが、からだの大部分は羽毛で覆われています。
通常、ウサギの尾はぼんぼりのような小さなものですが、スクヴェイダーは羽毛で覆われており、尾羽が長いため、まるで細長い尻尾を持っているように見えます。
やはりスクヴェイダーは実在したのです。
~ スクヴェイダー誕生 ~
しかし、こんなウサギの噂はスウェーデン人であろうと、あまり聞いたことがない話でした。
このスクヴェイダーを唯一目撃した人物の名はホーカンといいます。ホーカン?
そう、博物館に展示されているスクヴェイダーを射殺したといわれている人物です。
しかし、博物館に展示されているスクヴェイダー、実は彼が射殺したものではありませんでした。どういうことでしょう?
20世紀初め、ホーカンは客人たちと食事を楽しみながら、くだらない話をして大いに盛り上がっていました。その話のひとつにスクヴェイダーが登場しました。
ホーカンは、1874年に狩りにいった際、体が羽毛に覆われた不思議なウサギを射殺したというのです。
実はこれはホーカンのジョークでした。
しかし、その場に同席していた家政婦はこの話を聞き、忘れずに覚えていました。
そして、甥に「体が羽毛に覆われた不思議なウサギ」の絵を描かせ、1907年のホーカンの誕生日に、この絵をプレゼントしたのです。
ホーカンが亡くなる直前、この絵は博物館に寄贈されたのですが、博物館の館長カールは、この絵を元に剥製を作れないものかと剥製師ルドルフに話を持ちかけ、ついにスクヴェイダーの剥製が誕生したのです。
ホーカンの冗談から誕生したスクヴェイダーはプロの剥製師の腕により、意外にも野ウサギとライチョウの組み合わせは、非常に自然で素晴らしい出来映えとなりました。
よくよく考えるとおかしいのですが、スクヴェイダーの剥製を見る限り、このような動物が野山を駆けていても決しておかしくない気がしてきます。もしかしてホーカンの話は本当だったのでは?それほど素晴らしい出来です。
スクヴェイダーの生みの親であるホーカンは、残念ながらスクヴェイダーの剥製を見ることが出来ませんでしたが、もしこの剥製を見たらなんというでしょう?
「そうそう、俺が撃ったスクヴェイダーはまさにこういうやつだったよ」
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