■フリッタービック■
■Flitterbick■
~ フリッタービック ~
フリッタービックはアメリカの民間伝承に出てくる飛翔系UMA (未確認生物) です。
「空飛ぶリス」と形容されることから、その姿は齧歯類に似ていると考えられますが、もちろんリスは空を飛べませんので、同じく齧歯類の滑空する生物、モモンガやムササビ、ヤマネなどのイメージの方が近いのではないかと思います。
ただしこのフリッタービック、あまりに飛行速度が速いため、肉眼での確認は困難だと伝えられおり、本当にリス (齧歯類) に姿が似ているのかは分かりません。
この恐るべき飛行速度のため、人間はもちろんのこと、いかなる生物であってもフリッタービックを避けることは出来ず、衝突された場合、それがウシであろうと即死してしまうほどの衝撃だといわれています。
~ 実在する!? ~
さて、こんな生物が実在するものでしょうか?
いかにも民間伝承に登場する「架空の生物」といった感じのプロフィールです。
いかに早いといえど、細かい部分の確認は不可能にしても、目に見えないということはありえません。
やはりフリッタービックはおとぎ話の中だけの生き物、そう考えたくなりますが、他の民間伝承の生物、例えばホダッグやフープ・スネークなどが目撃されるのと同様、こちらも実在するものと考える人もいます。
「齧歯類」的な特徴を併せ持ち、空を飛べるとなると、やはり先に紹介したムササビやモモンガ、ヤマネなどが誤認候補として挙げられます。
しかし、木から木へと滑空するだけですので、実際のところ滑空だけでも素早いことは素早いのですが、他の生物をさしおいて飛行速度が速い動物とはいえません。
そこで、ここはいったん齧歯類説から離れ、他の生物に目を向けてみることにします。
~ 既知の動物誤認説 ~
「高速で空を飛び、肉眼で確認が困難」この条件を満たすものはやはり昆虫が挙げられます。
昆虫は小柄な上に非常に飛翔能力に長けていますので肉眼で確認するのはなかなか難しい生物です。
オニヤンマなど、瞬間的なスピードであれば時速100キロ前後出せるといわれていますし、スズメガの仲間も時速50キロ以上などといわれています。
これだけのスピードですと、かなりの至近距離を飛んでいったとしても、その姿がどういうものか正しく確認できる人はなかなかいません。実際、フリッタービックの正体を昆虫と考える説もあります。
そしてもう一つの候補が小さな鳥、特にハチドリをフリッタービックの候補として挙げたいところです。
ハチドリのホバリング可能な驚異的な羽ばたき回数、そして瞬間移動しているのでは、と思うほどの高速飛翔は「目にもとまらぬ」というフリッタービックの特徴を表現しているようにも感じます。
ハチドリは、一般的に体が小さい種ほど羽ばたき回数が多く、多いものでは1秒間に80回、飛行速度も時速60キロを超えるともいわれています。
昆虫の誤認、ハチドリの誤認、そう考えたくなるところですが、最大の欠点は、いずれもまったく齧歯類とは似ても似つかないというところ。
未確認の滑空する齧歯類か、それとも既知の滑空する齧歯類、昆虫、ハチドリなどの情報がごっちゃになって誕生したのか、いずれにしても謎のUMAです。
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