■ケルピー■
■Kelpie■
~ ウォーター・ホース ~
ケルピーとは水中 (または水辺) に棲息するウマのような姿をした伝説の生物です。四肢はウマのような足だとも、ヒレだともいわれています。
ケルピーは水馬 (ウォーター・ホース, Water horse) の一種でペイステなどと同じ仲間に属し、湖よりは主に河川に棲む水馬をさすといわれています。
「ケルピー」というのは、特定の川や湖に棲息する生物を指す呼称ではなく、同様の姿をした生物をひとくくりにした総称ですから、地域によっては個別の名前を持つケルピーも存在します。
~ ケルピーの存在意義 ~
日本でいえば河童のような存在であり、もともとは実在する生物ではありません。
河童と似ている点はその存在意義で、河童同様、子供を水辺から遠ざけるのに一役買っているともいえます。
ケルピーとほぼ似たような存在にペイステというUMAが存在しますが、ケルピーも同様の能力を持っているといわれています。
というのも、ケルピーのその妖しい容姿は抗いがたい魅力を秘めており、その姿を見たものはケルピーの背にまたがってみたい欲望を抑えつけることが出来ないといわれているからです。
人を乗せたケルピーは水中へと戻っていきますが、そこには浦島太郎の話のように竜宮城はなく、人は溺れ死んでしまいます。
子供がこの話を信じ込めば、安易に水辺に近づくことをためらうことでしょう。
~ UMAとしてのケルピー ~
このようにもともとは民間伝承に登場する「想像上の動物」ですが、ケルピーはヨーロッパ各地、特にスコットランドやアイルランドでは目撃されています。
ウマが水中に棲息するはずはありませんが、この姿は近年目撃される水棲UMAとほぼ合致することが分かります。
伝説のケルピーは湖畔や川岸に上がり人を誘いますが、目撃されるケルピーは水中です。つまり四肢の確認はされていません。
ネッシーなど、水棲UMAに多く見られる長い首を持った生物の特徴は、ケルピーのそれと一致します。ネッシーはケルピーそのもの、もしくはネッシーもケルピーの一種といえます。
そのように考えると、現在よりもピュアな感覚を持ち合わせた昔の人々が、水棲UMAを目撃したことに端を発し、ケルピー伝説が作り上げられたとも取れます。
水棲UMAが、けっして最近になって目撃され始めたわけではない間接的な証拠ともいえるのではないでしょうか。
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