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UMAファン ~ 未確認動物
世界中のUMA (未確認生物)、巨大生物、不思議な生物 (珍獣)を紹介しているブログです。
バシロサウルス (ゼウグロドン)

■ゼウグロドン(バシロサウルス)■
■Zeuglodon (Basilosaurus)■ 

 
(ゼウグロドンの頭骨)

~ ゼウグロドンとUMA ~

ネス湖のネッシーやシャンプレーン湖のチャンプといったUMAがプレシオサウルス生存説を唱えられるのに対し、イルカ (哺乳類) のようにからだを縦にくねらせながら泳ぐUMA (未確認動物)、例えば、オゴポゴ、マニポゴなどにはゼウグロドン生存説がたびたび登場します。

今回は、このゼウグロドンを簡単にみていきたいと思います。

ゼウグロドンは今からおよそ4000万年前まで棲息していた現在のクジラの祖先で、ムカシクジラという絶滅してしまったクジラの仲間に属します。

ゼウグロドンは化石発見当初、恐竜の仲間と考えられていたため、バシロサウルスと呼ばれていましたが、後に哺乳類ということが分かりゼウグロドンと名前が改められました。ですが、今でもバシロサウルスとよばれることの方が多いような気がします。

ムカシクジラの中でもとりわけ大きなゼウグロドンは、最大で体長が20メートル以上に成長したともいわれています。

大きさ的には現在のシロナガスクジラやナガスクジラに及びません。それなら現存するクジラの誤認説でいいような気がします。

しかし、この絶滅したクジラ、ゼウグロドンがUMAの生存説に登場するのには訳があります。

~ ゼウグロドン ~



まず、ゼウグロドンは現存するクジラとはあまり体型が似ていないことが挙げられます。

現存するクジラは、ヒゲクジラ類とハクジラ類に大きく分けることが出来ます。

シロナガスクジラに代表される、口中のクジラヒゲでプランクトンを濾 (こ) し取って食べるのがヒゲクジラです。

ハクジラ類は、その名の通り歯のある肉食性のクジラです。シャチやマッコウクジラ、その他、イルカ (クジラとイルカの違いは大きさだけです) は、すべてハクジラの仲間に属します。

ゼウグロドンは、ムカシクジラという絶滅してしまったまったく異なるグループのクジラですが、肉食ということもあり、ヒゲクジラとハクジラのどちらに似ているかといえば、ハクジラに似ているといえます。

しかし、似ているとはいっても、あくまで現存するクジラのどちらに似ているか、というだけの話です。敢えて似ているといえば頭部の形みで、その頭部といえどもゼウグロドンはより爬虫類的に復元されています。

体型に至ってはどちらにも似ておらず、ゼウグロドンは現在のクジラとは異なり、非常に細長いスマートな姿をしていたことが知られています。

これは、ムカシクジラが存在していた当時、海水温が現在よりも高かったため、現世のクジラほど体に脂肪を溜め込む必要がなかったためといわれています。


 (ゼウグロドンの化石)

ゼウグロドンがUMAの正体として取り上げられるのはこの巨大さと体型、そして哺乳類であることからです。

~ ゼウグロドン生存説 ~

水棲のUMAは前述したように、首長竜を彷彿とさせるネッシータイプと、体を水面に対して縦にくねらせて泳ぐタイプに大別されます。

ワニやヘビが泳ぐとき、体を左右にくねらせて泳ぐことはご存じかと思います。

水面に対し体を縦にくねらせるのは哺乳類の特徴であり、縦に体をくねらせて泳ぐUMAはそういった爬虫類の誤認ではなく、別な生物と考えられます。

イルカやクジラがその筆頭に挙げられますが、目撃されるUMAはそういった既知の哺乳類のような体型をしておらず、もっと細長い体型をしていた、という目撃証言が多いのが特徴です。

そして最後がその目撃されるUMAのほとんどが淡水の湖で目撃されています。

淡水での目撃は後述するとして、この「体を縦にくねらせて泳ぐ細長い生物」は既知の生物には当てはまらず、それ故、ゼウグロドン生存説が登場するというわけです。



ちなみに、ゼウグロドンの鼻孔は現世のクジラのように頭のてっぺんに移動していません。

いわゆる、クジラの潮吹きと言われるものは、頭のてっぺんに移動した鼻の穴でクジラが呼吸をしているだけなのですが、ゼウグロドンにはそれが出来ません。

さて、最後に、淡水性のUMAの正体がどうしてゼウグロドンでいいのでしょう?

現世のクジラですと、間違って川を上ることがありますが、すぐに死んでしまいます。故に、淡水で目撃されるUMAの正体は、現世のクジラの誤認では絶対ない、といえます。

ゼウグロドンにしても海水性ですから同じ論理になるはずですが、ここがUMAのいいところ(?)、ゼウグロドンは現世のクジラとは別の進化をたどっており、現在まで生き残ったムカシクジラの末裔、ゼウグロドンはきっと淡水にも適応したのだ、という理論からです。

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