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コッホ・サーペント (コッホ・ヒドラルコス)

■コッホ・サーペント (コッホ・ヒドラルコス)■
■Koch Serpent (Hydrarchos)■

~ 全長35メートルのシーサーペントの化石 ~ 

 

1845年、アメリカ国民の度肝を抜く巨大生物の化石が展示されました。

全長はシロナガスクジラ以上の35メートル、その姿は伝説のシーサーペント (巨大海蛇) を彷彿させる圧倒的な存在感を示しました。

この怪物を一目見ようと人々は列をなし、博物館は連日の賑わいを見せました。

発表したのはドイツからの移民、古生物学者のアルベルト・コッホ (アルバート・コッホ, Albert Koch) です。

彼の名にちなみ、この巨大生物の化石をコッホ・サーペント (Koch Serpent) と呼びます。



とはいえ、このコッホ・サーペントという呼び名は彼の死後、この化石に付けられた俗称で、もともとは巨大海生爬虫類の化石として展示されていたものです。

コッホ自体はこの巨大海生爬虫類に当初、ヒドラルゴス (Hydrargos sillimani)、「海のボス」という意味の学名 (属名) を与えていましたが、後に「海の支配者」の意味を持つヒドラルコス (Hydrarchos) に属名を変更しました。

そのため、コッホ・ヒドラルゴス (Koch Hydrargos) とかコッホ・ヒドラルコス (Koch Hydrarchos) とも呼ばれます。

恐竜が地上を跋扈 (ばっこ) した時代といえど、これほど巨大な海生爬虫類は存在しませんでしたし、その後、海生哺乳類、巨大なクジラたちが現れましたがこのような生物は知られていません。

恐竜や古生物の図鑑をいくら調べても「コッホ・サーペント」や「ヒドラルゴス」「ヒドラルコス」の文字を見つけることは出来ません。

これはいったいどういうことでしょう?

~ アルベルト・コッホ ~



アルベルト・コッホは独学で古生物を学んだ人物で、「古生物学者」という肩書きは、あくまで「自称」だったようです。

暇さえあれば誰の力も借りず化石探しに没頭しており、周囲には少なからず古生物に興味を抱いているように見えました。

しかし、彼を突き動かしていたものは古生物に対する情熱だけだったかというと、どうもそうではなかったようです。

彼は少なからず「富」、そして「名声」にも興味があったようで、生まれながらの商才も相まって「コッホ・サーペント」の一件につながります。

古生物が現在ほど詳しく分かっていなかった時代背景を彼は利用したともいえます。

「コッホ・サーペント」の体長は35メートル、人々はその巨体を目の前に驚愕し恐れさえ抱きました。

ニューヨークの各新聞も驚くべき生物としてコッホ・サーペントを熱狂的に報道しました。

しかし、動物学者、古生物学者はコッホが発表してまもなく疑念を抱きます。あまりに大きすぎたからです。

~ 疑惑 ~

動物学者、ジェフリーズ・ワイマンらがコッホ・サーペントを調べたところ、脊髄が通る穴の大きさがまちまちで、また若い個体と年老いた個体の特徴を持つ矛盾する椎骨が混在しているのに気付きました。

それはあまりに稚拙なつぎはぎだらけの復元骨格でした。

ここから導かれる結論は単純なものです。コッホ・サーペントは異なる複数の個体の骨格をつなぎ合わせたものに違いありません。

綿密に調べたところ、コッホは大胆にも5頭分のバシロサウルス (ゼウグロドン) の骨を使ってコッホ・サーペントを作り上げていたことが判明しました。(実際には、バシロサウルス以外のムカシクジラ類も含まれていました)

巨大海生爬虫類の正体が、爬虫類どころか哺乳類のバシロサウルスを使ったものとはあきれてしまいます。

この化石の復元はコッホの古生物をはじめとする生物に対する知識の欠如によるものだったのでしょうか?それとも確信犯だったのでしょうか?

おそらく後者だったようです。彼の古生物の知識は独学でしたが、実際にはそれなりの知識を持ち合わせていました。

彼の死後に発見された日記には、コッホ・サーペントに使用された化石の発掘に関しても記録が残っていました。それによると「哺乳類の特徴を持つ頭骨を発見した」と、爬虫類でないことが分かっていたようです。

~ ベルリンでの展示とその後 ~



彼のやっていることだけを見ていると、詐欺師まがいなのですが、どうにも憎めない男です。

コッホ・サーペント、「ヒドラルゴス」のフェイクが露呈すると、アメリカでの展示は困難と判断し、今度は「ヒドラルコス」に属名を変更してヨーロッパでの展示に踏み切ります。

ライプチヒやベルリンで公開すると、やはりこちらでも「コッホ・サーペント」は人々を魅了し、おまけにこの化石を気に入ったプロシアのフリードリヒ・ウィルヘルム4世は、コッホに生涯年金を提示して、化石を買い上げたほどです。

お金を手に入れると、またまたアメリカに逆戻りし、2匹目のドジョウを狙ったのか、再度39メートルの怪物を作り上げます。

が、化石の「芸術作品」に対する情熱もこれが最後だったようです。

その後は愛する妻と4人の子供たちとセント・ルイスに定住を決断します。

そんな彼に朗報が舞い込みます、セントルイスのサイエンス・アカデミーに選出されたのです。その後は責任者にまでに上り詰め、1867年、波瀾万丈の生涯に幕を下ろします。

コッホ・サーペントの詐欺まがいの件ばかりが取りざたされますが、コッホが掘り当てた膨大な化石コレクション、および彼の洞察は少なからず古生物学に貢献したといわれています。

当時の人々を魅了したコッホ・サーペントこと「ヒドラルコス・シッリマニ」は?というと、1871年、シカゴ大火により、コッホの後を追うように姿を消してしまいました。

<参照サイト・文献>
Alabama Heritage
水辺で起きた大進化 (カール・ジンマー著) 

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