■プレシオサウルス■
■plesiosaurus■
ネッシーをはじめ、アメリカのチャンプ、ニュージーランドのタウポモンスター、オーストラリアのホークスベリー・リバー・モンスター、中国のチャイニーズ・ネッシー(チィリ) など、多くの水棲UMAが、プレシオサウルスに似ているといわれていますが、そもそもプレシオサウルスとはどのような生き物だったのでしょうか。
プレシオサウルスは三畳紀後期~ジュラ紀前期 (約2億1000万~1億8500万年前) に海に棲息していた首長竜目に属する海生爬虫類の一種です。
恐竜とは、爬虫綱の竜盤目と鳥盤目に属する生物の総称ですから、プレシオサウルスは恐竜ではありません。恐竜は陸棲のものだけで、プレシオウサウルスはもとより、プテラノドン (翼竜) のように空を飛ぶものも恐竜ではありません。
~ 意外に小さい ~
さてプレシオサウルスですが、体長はおよそ2.5~5メートルぐらいとわりと小柄です。
ネッシータイプのUMAが10メートルはおろか20メートル以上といわれるものも珍しくないため、プレシオサウルスが、かなり大きい生物と誤解している人も多いのではないかと思います。
同じ首長竜でしたら、エラスモサウルス (14メートル)、ヒドロテロサウルス (13メートル) などの方がプレシオサウルスより格段に大きい生物です。
プレシオサウルスの特徴である長いクビをとってしまうと、体の体型もヒレもウミガメと大差ないことからも想像出来るとおり、あまり早く泳げなかったと考えられています。
泳ぎはそれほどでもありませんが、長くしなやかなクビをうまく使って魚や頭足類などの獲物を捕らえていました。
~ 湖棲UMA = プレシオサウルス ~
プレシオサウルスは湖棲UMAの正体として頻繁に登場しますが、その可能性はどうでしょうか?
プレシオサウルスは魚ではなく爬虫類ですから、もちろん水中で呼吸は出来ません。当然ながら呼吸するためには水面にクビをあげなければいけません。また、ヒレの骨格からプレシオサウルスは深く潜るのが苦手ともいわれています。
にも関わらず、ネッシーなど、ほとんど水面に姿を見せることはありません。そういったことを考えると、「湖に生息するUMA = プレシオサウルス」という説は少々厳しいといえるでしょう。
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