■黒犬■
■Black Dog■
(球電現象を捉えたビデオ
かなり遠方ですが、球電を見ることが出来ます
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ 中世のおとぎ話か? ~
黒犬とは16世紀半ば、イギリスに現れる伝説の生物です。
「生物」と書きましたが、UMA (未確認生物) というよりは、むしろ超自然的な印象が強く、実際は生物といえるかどうかは分かりません。便宜上、UMAとして取り扱います。
黒犬が初めて現れたのは今から400年以上も遡る1577年、イギリスにあるブライスバーグ教会といわれています。雷光とともに突如黒犬が出現し、二人の信者を殺害すると、瞬く間にその姿をくらましたといいます。
この話だけを聞く限り、中世のおとぎ話のひとつ、といった感じで、信憑性もほとんど感じられません。
~ 400年の時を経て出現 ~
驚いたことに、この事件など人々の心からすっかり消え去った400年後の1972年、再び黒犬がイギリスの町に現れました。
事件が起きたのは農家を営むモーガン夫妻の自宅で、深夜に耳障りな音で目覚めたといいます。用心のため、モーガン氏は暖炉の火かき棒を持って廊下に出てみると、巨大な黒犬が家の中でたたずんでいるのを目撃しました。
驚いたモーガン氏が持っていた火かき棒を黒犬に投げつけました。すると、突如黒犬は閃光とともに爆発し、その場から姿をくらましてしまったといいます。残されたのは異様な硫黄臭のみでした。
建物内にのみ現れる珍しいUMAかと思いきや、そんなことはなく、むしろ建物の中で目撃されるのはレアなケースだといいます。
外での目撃例にはこんなものがあります。
モーガン氏の事件の同年、黒犬は郊外の道路に出現しました。その日、車を運転していた男性は、まるで車の進路を妨げているかのように立ち尽くす黒い犬を目撃しました。
黒犬は道をあける気配がなく、困り果てた運転手は、車から降りて犬を追い払おうとしましたが、それでも一向にどく気配はありませんでした。
それどころか黒犬の異様な雰囲気に圧倒されたため、男性は恐怖を感じ黒犬に向かって石を投げつけました。すると、モーガン氏のときと同様、黒犬は閃光を放って大爆発し、硫黄臭のみを残し姿をくらましたといいます。
~ 球電現象か? ~
(実験室で人工的につくられた球電
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
16世紀の話はともかく、近年になって目撃された黒犬を、まったくのデタラメと片づけるのは、少々手荒いかもしれません。とはいえ、その特徴はとても「生物」を感じさせるものではありません。
そこで、この黒犬を「生物」ではなく「現象」として捕らえる説もあります。現象といっても超常現象ではなく、自然現象の「球電」です。
球電現象とは、雷雨のような非常に強いエネルギーが発生した際に、ごく希に発生するといわれている現象であり、球形に近い発光体が空気中を漂います。
黒犬は雷雨のときに出現する頻度が高く、球電が出現しやすい条件を満たしているため、この現象を目撃した人々が、恐怖や驚きで黒犬の伝説と結びつけているのではないか、というもんです。
ただし、球電現象自体もよく分かっておらず、また黒犬の爆発や硫黄臭の説明はつかないため、この説も決定的とはいいがたいものがあります。
これらの事件以降も、黒犬と思われるものが、ときおり出現しているようですが、あまり詳しいことは分かっていないようです。
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