■アホロテトカゲ■
■Bipes Biporus (Mole lizard)■
~ ヘビとモグラのハイブリッド? ~
(決してトリック写真ではありません)
そんじょそこらのUMAより、遙かにインパクトのある生物、今回はアホロテトカゲです。知らない人が写真だけ見ると、フェイク (偽物) かと勘違いしてしまいそうな姿をしていますが、正真正銘の実在する生物です。
(アホロテトカゲの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
アホロテトカゲは、もちろんミミズなどではなくれっきとした爬虫類で、ミミズトカゲと呼ばれるトカゲの仲間の一種です。メキシコに生息しています。
アホロテトカゲは皮膚がピンクががっており、かわいい目と前肢がちゃんとありますが、後肢は退化してなくなっています。かわいさとグロテスクさを備え持つ、とても奇妙でユニークな生き物です。
(前脚のあるミミズといった感じですが、かわいい目があるだけで印象が変わりますね)
ミミズトカゲのほとんど仲間は、名前の通り後肢ばかりか前肢や目まで退化してなくなっており、トカゲというよりミミズそのものにしか見えません。
(手足もめも退化しているミミズトカゲの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
ミミズトカゲの仲間でも、アホロテトカゲのように前足と目ががあるものは、体の前半部分がモグラそっくりですので "mole lizard (モグラトカゲ) " と区別されて呼ばれることもあります。
(頭部だけ見るとモグラに見えます)
UMAの世界では、ヨーロッパ版ツチノコともいわれるタッツェルヴルムという生物がいますが、このタッツェルヴルム、前肢のみで後肢がなかったという情報があります。ミミズトカゲの一種がヨーロッパにも存在しているのでしょうか?
しかし、タッツェルヴルムは0.6~1.0メートル以上の大きさがあるといわれていおり、既知のミミズトカゲでは少し小さすぎるかもしれません。(アホロテトカゲは大きくても20数センチぐらいしかないそうです)
(二叉に分かれた舌が分かります)
大型になるミミズトカゲには、シロハラミミズトカゲ (Amphisbaena alba) がいますが、手足はすべて退化しており、大きなミミズ、もしくはヘビといった感じで、残念ながらタッツェルヴルムと誤認する可能性は少ないでしょう。
ただし、もし未発見の大型ミミズトカゲ (モグラトカゲ) が存在する場合、アホロテトカゲのように "かわいい" という印象はかなり薄れることでしょうから、タッツェルヴルムの正体説の一つとして加えておくのもいいかもしれません。
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