■ベッシー (エリー湖の怪物)■
■Bessie (Lake Erie monster)■
~ エリー湖の巨大生物 ~
五大湖の一つ、エリー湖 (Lake Erie) に棲息しているといわれる巨大な生物がベッシーです。
エリー湖は、五大湖の中では4番目の大きさですが、ネッシーで有名なネス湖よりもはるかに大きな湖です。
エリー湖に現れるUMAが、なぜ「ベッシー」と呼ばれるのか不思議に思う人も多いかと思います。
これは、当時、湖岸にそびえたつデービス・べス原子力発電所 (Davis Bessie nuclear plant) にちなんで命名されたものです。
典型的なシーサーペントタイプ (ウミヘビのような体型) の水棲UMAで、非常に細長い体型をしているのが特徴です。目撃情報から体長は10メートル前後、からだを左右にくねらせて泳ぐといわれています。
あまり代わり映えのしないシーサーペント系のUMAとしては珍しく、頭部にウシのような2本の角を持つという個性的な特徴を持ちます。
~ エリー湖はキツイ ~
エリー湖は、UMAに限らず生物が棲息するにはもっとも過酷な湖のひとつです。
塩濃度が高いとか、そういった理由ではありません。工業都市が隣接するエリー湖には、工業廃水、生活排水が垂れ流しにされ、究極的に湖は汚染されました。
現在では、一時期よりも水質は改善方向に向かっているといわれていますが、それでも汚染は厳しく、釣った魚も食べられないほどです。
さらに、エリー湖は比較的水深が浅いという特徴があり、平均水深は18メートルしかありません。
広大な湖ですから、水深はそれほど問題になりませんが、これだけ巨大な生物が、わずか平均水深18メートルの湖に棲息しているにしては人の目につかなすぎます。
~ ベッシーとの衝突事故 ~
これだけ住み心地が悪いと、どこか他の湖に引っ越しした方が良さそうですが、同じく五大湖のスペリオル湖で目撃されるプレッシーは、ベッシーと同一の生物ではないか、などといわれています。
スペリオル湖のプレッシーは、エリー湖から引っ越したベッシーが正体である、との見方も出来るわけです。
ところが、そんな心配はあまり必要がないようです。19世紀初めから、目撃の続くベッシーですが、ベッシーの目撃が多発し始めたのは、むしろ水質汚濁が進んでからだからです。(ネッシーブーム以降、と言い換えられるかもしれません)
そんな中、UMA史上希に見る大事件が起きました。1992年、エリー湖でベッシーとボートが激突したのです。
この事故により、ボートに乗っていた4人のうち、3人が死亡、運良く生き残ったのはわずかに1人だけだったといいます。
その生存者が語ったところ、ベッシーは頭部だけで車ほどの大きさがあったということです。
そしてどういうわけか、ボートとベッシーの衝突事故直前の写真が、これ以上望めないほどのめちゃくちゃベストアングルで撮影されていました。
~ 今なお続く目撃 ~
さて、そんな衝突事故を信じるか信じないかは皆さんにお任せするとして、その事件を除いても、ベッシーの目撃は現在でも続いています。
さらに近年、エリー湖ではベッシーの幼生ではないか、と騒がれたチョンパーというUMAも報告されています。
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