■Kunnamkulam Night Knocker■

インドのケーララ州、トリシュール地区のカナムクラム (Kunnamkulam) で非常に不思議な事件が起きました。
21時を過ぎ、夜の帳 (とばり) が下りると、それを待ち構えていたかのように民家にノック音が響き渡るのです。
ドンドンドンッ!
何者かが玄関の扉を、ときには窓ガラスを叩くのです。
玄関を開けてみてもそこには誰もおらず、鳴った窓の方を見てもやはり人影はありません。
このノックをする主を「カナムクラムのナイト・ノッカー (Night knocker)」と呼ぶことにしましょう。
確かにナイト・ノッカーはとらえどころがありませんが、いわゆるポルターガイストのような「現象」でないことは分かっています。
目撃証言が極めて少ない理由は、それが真っ暗な夜であり、そしてナイト・ノッカーが優れた敏捷性を持ち合わせているためです。
自宅の扉をノックする音がしたかと思うと、瞬く間に隣家をノックする音が聞こえるというのです。
2階の窓をノックすることさえあります。
ノックの音に気づき窓に近寄ってみるとナイト・ノッカーはテラスを走りマンゴーの木に飛び移ると、瞬く間に滑り降りて逃げおおせてしまったといいます。
ただしナイト・ノッカーをはっきりと目撃した人物は存在せず、ただ「黒い人影」とだけ形容されます。
みな一様に暗くてよく分からなかったと口を揃えます。
一説にはその「黒い人影」の背丈は6フィート (約1.8メートル) ほどあったといいます。
少し話はそれますが、モンキーマン (Monkey-man) はご存知でしょうか?

インドの首都ニューデリーで起きたUMA騒ぎです。
モンキー・マンは身長4~5フィート (約1.2~1.5メートル) の小柄な獣人系UMAで、目撃情報を総合すると「金属製ヘルメットを被ったサル」といったものです。
小柄ですが油断はできません。
金属製のカギ爪を備えているといったものもあり、非常に好戦的だからです。
膨大な数の目撃証言に加えモンキー・マンに襲われたと主張する人も多数いながら、その存在を証明できる物的証拠はただのひとつもありませんでした。
目撃スケッチを見ると笑ってしまいますが、モンキー・マンが襲ってきたと思った住人たちの中にはモンキー・マンから逃げようと、階段から転げ落ちたり、建物の最上階から飛び降りたりしたことで怪我どころか死者まで出ており冗談では済まされない大変な騒ぎとなりました。
結局は時間とともに騒動は収束し、それは一種の集団ヒステリーだったのではないかと考えられています。
前例を踏まえると、今回の件も極度の緊張感から夜間に聞こえる物音すべてをナイト・ノッカーに関連付けてしまっている可能性は否定できないでしょう。
幸いなことに、現時点ではナイト・ノッカーによる襲撃、器物の破損、盗難等は報告されていません。
しかし現在新型コロナウイルスで揺れるインドでは別な問題が出てきています。
というのもロックダウンを無視してまでナイト・ノッカーを捕まえようとする輩が現れているからです
(参照サイト)
Mathrubhumi
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