■Gigatitan■

今回はギガティタン (Gigatitan)。
たてぃとぅてとさんから情報をいただいたものです、ありがとうございます。
ギガティタンは、ティタノプテラ目 (Titanoptera) のギガティタン科 (Gigatitanidae) ギガティタン属 (Gigatitan) に属していた昆虫ですが、ティタノプテラ目自体が無くなってしまい、現在どの目に属すのかすら分かりません。
模式種はギガティタン・ブルガリス (Gigatitan vulgaris)。
さてギガティタンという属名ですが「巨大さ」を表す「giga (giant 「巨大な」)」と「titan (巨人)」で構成されていることからも容易に想像できるとおり、「巨大」な昆虫です。
体長は8インチ (約20センチ)、羽を広げた大きさが13~14インチ (約33~36センチ) もありました。
中には翼開長16インチ (約40センチ) という記載も見られます。
前述の通り、現在のどの分類に属すかは分かりませんが、無くなってしまったもののティタノプテラ目 (オオバッタ目) に入れられていたので、バッタに近縁だったと思われます。
前翅に発音器官を備えており、鳴くことができました。
ただ近縁といっても前肢がカマキリのように「鎌状」になっており、またバッタのトレードマークである強靭な後肢がギガティタンは体に対して貧弱であり、その巨体を弾ませることは不可だったと考えられています。
そういうわけで復元された姿はバッタというよりも寸胴なカマキリといった感じのものも少なくありません。
巨体かつ鎌状の前肢から、獰猛なプレデター (捕食者) であったことが示唆され、現在のカマキリのニッチを占有していたと考えられています。
ギガティタンは巨大なバッタであり、巨大なカマキリであったようです。
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