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オーストラリア沖で奇妙な新種生物発見 ~ デンドログランマ

■オーストラリア沖でおそろしく奇妙な新種生物発見 ~ デンドログランマ■
Dendrogramma enigmatica and Dendrogramma discoides





~ 謎の生物 ~



オーストラリア近海の水深400~1000メートルの深海で、マッシュルームのような形状をしたとても奇妙な生物2種が発見されました。

といっても採取されたのは今から30年近く前の1986年、命名され登録されたのが今年 (2014年) ということだそうです。

体長は2~5ミリ程度でしょうか、とても小さな生物です。

この2種はそれぞれデンドログランマ・エニグマティカ (Dendrogramma enigmatica)、デンドログランマ・ディスコイデス (Dendrogramma discoides) という学名が与えられました。

属名の "Dendrogramma" は「系統樹 (デンドログラム, dendrogram)」から、種小名 "enigmatica" はその神秘的で謎めいた (エニグマ, enigma) な生態、"discoides" は円盤状 (ディスク, disc) の形体からそれぞれ付けられたとのことです。

この2種は動物門に属しているものの、現時点では、現存するいかなる動物門にも分類できないとのこと。 


(エディアカラ生物群)

さてこの生物、内部が透き通ったキノコ、といった感じですが、この「キノコの柄」に該当する部分の一番先端、つまり本物のキノコだと地面と接する部分に「口」に該当する部分があります。

「キノコの柄」から「キノコの傘」に向かって伸びる口に直結した白い部分は胃 (胃水管) になります。

そしてキノコの傘部分を見ると、その柄の部分からつながる白い器官が放射状に伸びていますが、これも枝分かれした胃の一部のようです。

半透明でクラゲを思わせるルックスから、傘を開閉して泳ぎそうに見えますが、デンドログランマの傘に柔軟性は皆無、つまり開閉など出来ず遊泳力はないとのことです。

彼らに出来るのはただ漂うことだけですが、口の周りから分泌される粘液で微生物を捕らえ食べていると考えられています。

前述の通り、かれらは現存するいかなる動物門にも分類できないものの、6億年前に存在したエディアカラ生物群に類似した特徴を持っているとの見解です。

なお、1986年以降、デンドログランマはただの一度も採取されていないとのことです。まさに謎 (enigma) です。
 



<エディアカラ生物群のCG動画>


<参照サイト>
Mail Online 
ナショナルジオグラフィック

<この記事のURL>  
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-1001.html
 

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