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インカ帝国黄金の番人 チチカカオレスティア

■インカ帝国黄金の番人 チチカカオレスティア■
■Lake Titicaca orestia (Orestias cuvieri)■



~ チチカカ湖 ~



アステカがエルナン・コルテス率いるスペイン人の侵略を受け滅亡してまもなく、インカ帝国も同じくスペイン人、フランシスコ・ピサロの侵攻を受け滅亡しました。

ピサロはインカの皇帝、アタワルパを人質に取ると身代金として国中の金銀を要求し、また強奪の限りを尽くした後、アタワルパを殺害してしまいます。

伝説によれば、このときにスペイン人の手に渡った財宝は、実は僅かなもので、残りは聖なる湖、チチカカ湖の湖底深くに沈めたといわれています。



さて、このチチカカ湖、標高3800メートル以上という恐ろしく高いところに位置しながら南米最大の湖でもあります。

富士山よりも高い標高に海のように広がる巨大な湖が存在するのはとても不思議な光景です。この特異な環境のため、この湖固有の生物も少なくありません。

チチカカ湖に生息するもっとも有名な生物は、アフリカのゴライアスガエルに並ぶ巨大なカエル、チチカカミズガエルでしょう。

前述の通り、チチカカ湖が位置するのは3800メートル以上という高所であるため、空気中も水中も酸素濃度が低く、それに対処するためこのカエルはとてもユーモラスな姿をしています。

チチカカミズガエルは、まるでアコーディオンの蛇腹のように全身がだぶだぶの皮膚で覆われています。これは酸素を取り込む皮膚の表面積を大きくする工夫です。

チチカカミズガエルと比べるとちょっと地味な感じですが、今回紹介するのははチチカカオレスティア (Orestias cuvieri) です。

~ チチカカオレスティア ~



チチカカオレスティアはこの湖やボリビアの一部の淡水湖にのみ生息するオレスティアと呼ばれるカダヤシの一種です。

特にチチカカオレスティアはカダヤシとしては規格外の30センチ近くまで成長しました。

上向きの大きな口、体長の1/3近くを占める大きな頭部、不格好な姿をしていましたが魅力的な一面も持ち合わせていました。その色です。

体色は緑がかった黄金色、若魚の頃はウロコに黒い斑点が目立つものの成長と共に消え失せ、成魚になると文字通り鮮やかな黄金色に輝いたといいます。

インカの金銀財宝が湖底に眠るというチチカカ湖に、黄金色の魚が生息しているというのは偶然とはいえ、とても興味深いことです。

陳腐な言い回しをすれば、チチカカオレスティアはインカの財宝を守る「番人」、もしくは「財宝の化身」と表現できるかもしれません。

しかし、こういった話を耳にすることはありません。それは、チチカカオレスティアがとっくの昔に絶滅しているからです。

オレスティアとして最大にしてチチカカ湖でも大柄な魚のひとつであったチチカカオレスティア、我が世の春を謳歌していたこの黄金の魚に突如悲劇が訪れます。

1937年、アメリカ政府がレイクトラウト (Salvelinus namaycush) をチチカカ湖に放流したのです。

その意図は分かりませんが、少なくとも在来種を絶滅させようとして放流したとは思えません。おそらく成長が早く食用に向くレイクトラウトを現地の人に親善的な気持ちで放流したのでしょう。

体長にしてチチカカオレスティアの3倍以上に成長するレイクトラウト、閉ざされた湖に、在来種よりも遙かに大きくなる魚を放流すれば結果がどうなるかは火を見るよりも明らかです。

そしてチチカカオレスティアの悲劇は、レイク・トラウト同様、比較的深い水深を好むことで、その生息域までもがかち合ってしまったことにあります。

チチカカオレスティアは今まで見たこともない巨大な魚と熾烈な生存競争を強いられることになったのです。

~ チチカカオレスティアの敗北 ~


(チチカカオレスティアのフィギュア)

しかし、この生存競争は「熾烈な」と表現できるほどのものでもなかったようです。

レイクトラウトの放流から10年も経たないうちにチチカカオレスティアはほとんど見られなくなったからです。つまり、勝負にならなかったのです。

おそらく1940年代後半~1950年代の初め頃に絶滅もしくはそれに近い状態にあったと考えられます。

そして1962年、北米産レイクトラウトの完全勝利が正式に宣言されました。チチカカ湖で行われた大がかりな調査にも関わらず、チチカカオレスティアは1匹たりとも捕獲されることがなかったからです。

黄金色の魚は、レイクトラウトの放流から僅か10年あまりでチチカカ湖から、そして地球上から姿を消してしまったことになります。

インカの金銀財宝が湖底に眠るという伝説は果たして本当なのか、それは定かではありませんが、もしかするとそれは黄金に輝くチチカカオレスティアを指していたのかもしれません。

しかし、金銀財宝に目のくらんだ中世のスペイン人、そして後世に北米に渡ったかれらの子孫は、チチカカ湖に生息する固有の生物たち、そしてチチカカ湖そのものが世界的な財宝であることにまったく気付かなかったようです。

<参考文献・参考サイト>
失われた動物たち
The Extinction Website

<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-729.html

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アフリカの小さな獣人 ~ アゴグウェ

■小さな獣人 ~ アゴグウェ■
■Agogwe (Agogure, Agogue)■



~ 50年前のUMA ~






このイラストは約半世紀近くも前の「ポピュラー・サイエンス (Popular Science)」で取り上げられたUMA (未確認生物) の数々です。

みなさんはそれぞれが何を指しているか分かりますか?

オオカミのようなイラスト、これはアンデスオオカミ、その隣のクマはナンディベア、でっかいイモムシみたいなのはタッツェルヴルム、ライオンはムングゥ (ヌンダ)です。

続いてゴリラみたいなのはビッグフット、となりのイカはダイオウイカ、カンガルーを襲っているトラのような生物はクイーンズランドタイガー、そしてお隣が今回主役の謎の霊長類、アゴグウェです。

これらは1961年に掲載されたものですが、半世紀近くも経っているのにダイオウイカを除いていまだに「未確認」状態が続いています。

ダイオウイカが生きたまま捕獲されたのはつい最近のことですが、当時でもすでに砂浜に打ち上げられたりマッコウクジラの胃の中からたくさん見つかっており、当時からすでに「未確認生物」ではありません。

当時の子供達は、これらの生物たちのいずれかはきっと近い将来捕獲されるだろう、胸を躍らせながら本を読んでいたことは想像に難くありません。

50年後にはビッグフットやアンデスオオカミが動物園でふつうに見られる動物になっているに違いない、そう信じていた子供達もいたかもしれません。

そんな子供達も今では60を越え、初老を迎えているころです。彼らの夢がまったく実現していないことは周知の通りです。

50年後の現在、ふとこの記事を思い出し、「いまだに全部未確認かよ」とつっこみを入れている人もいるかもしれません。

~ 獣人のメッカ、アフリカ大陸 ~



さて、獣人といえばヒマラヤのイエティやアメリカのビッグフット、オーストラリアのヨーウィなどが有名ですが、もっとも多くの種類の獣人が目撃されている地域はアフリカ大陸です。

現生人類、ホモ・サピエンス以外のホモ属はすべて滅んでしまいましたが、今までに分かっているだけで20種類前後のホミニッド (ホモ属) たちがアフリカで誕生しています。

そういったことを考えれば、獣人がもし実在するのであれば、一番確率が高そうなのはアフリカではないか?と思う人も多いかもしれません。

アフリカではたくさんの獣人の目撃がありますが、その中でも、もっとも有名なのが東アフリカのタンザニアやモザンビークを中心に目撃されるアゴグウェと呼ばれる獣人です。

このアゴグウェの他にもカクンダカリキコンバ、ムラフ、ンゴロコ、セヒテ、ワトゥ・ワ・ミティ、カラノロ、、、と挙げていったらキリがないほどで、おそらくは同一の獣人が地方によって異なる名前 (地方名) で呼ばれているためと考えられています。

~ アゴグウェ ~



さて、アゴグウェですが、体長は0.9~1.5メートルとやや小柄、褐色の毛で全身が覆われており、非常に長い腕を持っているのが特徴です。

人間と同じ完全な二足歩行ができるといわれており、目撃証言によればサルを誤認したものではないといいます。

もっとも有名な目撃例のひとつがウィリアム・ヒッチェンズ (William Hitchens) によるものです。

1900年前後、東アフリカの植民地に出没する人食いライオンを一掃するよう国からの命を受けたヒッチェンズは、そのライオン狩りの際、不思議な生物に出くわしました。

それは濃い霧の立ちこめる森の中でのことです。濃い霧の中から突然「なにか」が現れました。

それはあっという間の出来事でした。霧の中から現れた「なにか」は反対の霧の中へと消えていってしまったからです。

その生物はよく人間に似ていましたが、身長は、当時その地域に住む成人のピグミー族 (正式な部族名は不明) などよりもさらに小柄であり、かつ全身が茶色い毛で覆われていたことにより、少なくとも既知の人類でないことは明白でした。

ヒッチェンズは地元のハンターにこの話をすると、それはこの地域に棲息する「アゴグウェ」と呼ばれる毛むくじゃらの小さな人間だということでした。

ヒッチェンズはその後もアゴグウェを見つけ出そうとしましたが、その努力は報われることなく2度とアゴグウェに遭遇することはなかったといいます。

~ もうひとつの目撃 ~

ヒッチェンズの願いは通じませんでしたが、カスバート・バーゴイン (Cuthbert Burgoyne) はヒッチェンズが追い求めた生物とおそらく同一のものを見たと確信しています。

ポルトガル領東アフリカの海岸線を妻と共にボートに乗って遊んでいたとき、ヒヒの群れが砂浜にエサを探しにやってきていたのを目撃しました。

カスバートは、かれらがカニや貝の類を捕まえて食べているのを双眼鏡を使って観察していました。

すると海岸近くの林からひょっこりと2匹の生物が現れました。

茶色い毛で覆われたその2匹は、完全な二足歩行をしていましたが、明らかに人間ではなかったといいます。

かなり離れていたため、正確な大きさは分からなかったといいますが、ヒヒと対比させて、だいたい1メートル前後ではないかと彼は推測しました。

2匹はまるでそのヒヒの仲間のように群れの中に加わりましたが、ヒヒたちは逃げようとしませんでした。明らかに2匹とヒヒの間には友好関係がしかれていたようです。

後日、アフリカで猛獣狩りを楽しんでいる友人にこの話をしたところ、友人もこの二足歩行する奇妙な生物に遭遇したことがあり、地元住民から決して彼らを撃ってはならない、と釘を刺されていたというのです。

~ その正体は ~



ヒッチェンズとカスバートの見た生物が同一かどうかは分かりません。しかし、小柄な獣人が目撃され続けているのは確かです。

未知・既知種のサルの誤認、毛皮をまとったピグミー族の誤認、そういったところが過去から続く冷静な意見です。

未確認動物学者、ベルナルド・ユーベルマンはこのアゴグウェの正体のひとつとしてアウストラロピテクスを挙げています。

アウストラロピテクスの中でも超有名なアウストラロピテクス・アファレンシスルーシーの全身復元図を見たことがある人ならご存じかと思いますが、身長は1メートルをちょっと超すぐらい、その姿はいかにもアゴグウェ的です。

ただし、アウストラロピテクスが生き残っている確率は万に一つもあるのかどうか、、、

そういった厳しい現状から、ホモ・フロレシエンシスの発見に便乗し、閉ざされた孤島ではない、という不利な状況ではありますが、現生人類とは別の進化を遂げた矮小人類の生き残り、というのがUMA的にベストのような気がします。

上のイラストが描かれてから50年経っていますが、少なくともアゴグウェに関してはなんら進展はありません。

そしておそらく今から50年後、アゴグウェを取り巻く状況は今とさほど変わらないことが予測されます。

今から50年後、現在このアゴグウェの記事を読んでいる子供達は大人になりガッカリしているかもしれません、しかし、未来の子供達は、50年前、そして現在の子供達がそうであるように、胸躍らせて記事を読むことでしょう。

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メダカを自殺させる 寄生虫ユーハプロルキス

■メダカを自殺させる ユーハプロルキス■
Euhaplorchis californiensis



~ ユーハプロルキス ~

今回の寄生生物は、吸虫の一種、ユーハプロルキス・カリフォルニエンシス (Euhaplorchis californiensis)

レウコクロリディウム (閲覧:グロ大注意) とタイプ的には似た生活史を送る寄生虫です。レウコクロリディウムと似ている部分はさらっと流してみていきましょう。

ユーハプロルキスのスタート地点はレウコクロリディウムと同じく鳥、ここで卵を大量に生産し、鳥の糞に混ぜて鳥の体外に脱出させます。

まずはここが運の分かれ道、水辺に糞が落下しないとこの時点でユーハプロルキスの子供たちはアウト、糞は干からびて中の卵は全滅です。

見事水辺に落下した鳥の糞だけが次のステージに行くチャンスが与えられます。

次は吸虫御用達の巻貝の出番です。水辺に落下した鳥の糞は、巻貝の一種 (Cerithidea californica) に食べられるのを待ちます。他の巻貝、魚などに食べられると、やはりここでアウトです。



巻貝の体内に見事入り込むことが出来た卵はさっそく孵化し、尻尾が二またに分かれた泳ぐことが得意なケルカリア幼生となります。

レウコクロリディウムですと、ここで再度鳥に食べられてしまえばライフサイクル完了ですが、ユーハプロルキスはもう一段階、中間宿主を経なければなりません。

ケルカリア幼生は巻貝から毎日毎日大量に放出されますが、今度はカダヤシの一種、カリフォルニアカダヤシ (California killifish, Fundulus parvipinnis) の体内に侵入しなければいけません。

タイトルはイメージがわきやすいようにメダカと書きましたが、メダカではなくカダヤシです。カダヤシはメダカとまったく別種ですが、小型のものはメダカと姿が似ており、カリフォルニアカダヤシもでっかいメダカみたいなイメージだと思ってください。

おそらくケルカリアの寿命は1日程度と考えられますから、いくら泳ぎに適しているからだとはいえ遊泳力の弱いケルカリアにとって、これはかなり過酷な試練となります。

しかし、そのほとんどは無駄死にしてしまいますが、数で勝負のケルカリアです、運良くカダヤシにたどり着けるものもその中にはたくさんいます。

さああと一歩です。

~ カダヤシの自殺 ~

カダヤシに辿り着くまでもかなり大変ですが、そうはいっても水の中だけ、今度は空を舞う鳥の胃の中に移動するわけですから、かなり難易度が高いといえます。

ケルカリア幼生のように自分で泳ぎ回るといった、積極的な行動も取ることはできませんし、レウコクロリディウムが宿主 (カタツムリ) にするように、触角部分に大挙してネオンライトさながらに目立つ方法をとらせるのもまた難しいといわざるを得ません。

例えばカダヤシの体の一部をレウコクロリディウムがするように、とても目立つようにしたとしても、鳥が食べる前に他の大型の魚たちの餌食になるだけです。

方針を変えて、鳥に食べてもらうように、カダヤシを水から飛び出させ自殺させる、という手もあるかもしれません。

イルカやクジラをはじめ、砂浜に大挙して群れが座礁してしまう場合があります。

この方法で、カダヤシの感覚器官をいじくって岸辺にダイブさせ、鳥に食べてもらう、というのはどうでしょう?

しかし、これはあまり現実的な方法ではありません。岸と水面に段差があったりすれば飛び出ること自体難しいですし、運良く飛び出ても草むらに紛れ込んで鳥から見えなくなったりするかもしれません。

そういった行動を出来ないにもかかわらず、寄生されたカダヤシは非常に高確率で鳥に補食されていることが分かっています。

どんな寄生マジックを使っているのでしょう?

~ 40倍の食べられやすさ! ~


(カリフォルニアカダヤシ)

ユーハプロルキスに寄生されたカダヤシが、どうして鳥に食べられやすいのか?それを研究したのは生物学者ケヴィン・ラファーティと彼の生徒、キモ・モリスのふたりです。

カリフォルニアカダヤシはユーハプロルキスに寄生されているものと、そうでないものは見た目上、まったく区別がつかないといいます。

寄生されていても健康状態が損なわれるということもなく、特に動きが鈍くなっている、などといったこともないようです。

そこでキモ・モリスは寄生されたカリフォルニアカダヤシとそうでないものを水槽に分け何か違いがないものかにらめっこしました。

カリフォルニアカダヤシはジグザグに泳いだり、水面近くで腹を見せて泳いだり、水面に向かって突進したり、といった「不規則行動」をとることが分かりました。

この行動は明らかに鳥に狙われやすい行動です、しかし、これは寄生されていても、されてなくてもする行動で、特にこれが寄生されたカダヤシが食べられやすい原因とはいえません。

しかし、意外なことが分かりました、その頻度です。寄生されたカダヤシは、寄生されていないカダヤシに比べ、この不規則な動きを4倍多くすることが分かりました。

4倍不規則な動きをするのだから4倍食べられやすい?とんでもありません、4倍不規則な動きをするカダヤシの食べられる確率は30~40倍にまで跳ね上がっていたことが分かりました。ユーハプロルキスはカダヤシを自殺させていたのです。

どうしてでしょう?

まず考えられるのは、ラファーティとモリスが鳥には不規則に見える動きを見逃していたということが考えられます。鳥と人間の眼は異なりますし、鳥の獲物を見つける能力は凄まじいことも分かっています。

また、「不規則行動」と一色単にされていますが、そういった不規則行動の中でも「水面に向かって突進」などはもっとも目立ち、もっとも鳥の胃の中に収まる確率の高い行動のひとつとも考えられます。

それ故、不規則行動のそれぞれの動きについても、個別に増加数を検討しなければいけないかもしれません。

また、そういった不規則な動きをする魚は鳥にマークされやすいとも考えられます。

学校でも職場で構いません。朝礼や集会などで、他の人よりも4倍多くうなづく、4倍多くおしゃべりする、4倍多くあいさつをする、などなど奇異な行動をとってみましょう。壇上から見下ろした先生なり上司なり、彼らの目には他の人よりあなたが4倍どころではなく、とんでもなく目につくはずです。

鳥にしても、変な動きをしている魚が群れの中で、かつ「ある一定の場所を離れず泳いでいれば」他の魚より目につきやすくなるのは明白です。ただし、目立った行動をする場所が完全にランダムな場合、捕食される確率は4倍程度に落ち着くことでしょう。

その場合、そういった不規則的な動きは「見つけやすい」というだけではなくプラスαがあるとも考えられます。

鳥にとってそういった不規則的な動きを多くする魚は、弱っていることを意味している、つまり「捕まえやすい」というメッセージになっている可能性もあります。

実際の所、カダヤシの不規則行動とこの異常に食べられやすいという因果関係ははっきり証明されたものではありません。しかし、カダヤシの不規則行動が捕食されやすさに関係していることは間違いないでしょう。

ただひとつはっきりしているのは、ユーハプロルキスの水中から空中への一番難しそうな最後の旅路は、彼らの生活史の中でもっとも容易にやり遂げているということです。

<参照サイト・文献>
New Scientist
パラサイト・レックス (カール・ジンマー著)

<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-726.html

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ペルーの枝人間、ケベスマンの謎が明かされる!

■ペルーの枝人間、ケベスマンの謎が明かされる!?■
■Quives man■

 

~ 枝人間、覚えていますか? ~


(ノイズ処理をして鮮明にしたケベスマン)

覚えていますか?ケベスマン。UMA風にいうとケベス男、全然意味分かりませんね。

巡礼に来ていたある人物のビデオに「偶然」映り込んでいたといわれる、ほっそ~い植物の茎のような、もしくは木の枝のような「生物」

謎の生物の鑑定・検証をするのは動物学者と相場は決まっているものですが、ペルーでは、UFO研究家が鑑定をします。

それはなぜかといえば、ペルーに限らず南米はいまだに、いや、いまだにという言い方は失礼ですが、とにかく現在でもUFO人気は凄まじく、へんてこりんな生き物はUFOと関連づけられ、つまり「宇宙人」として扱われるからです。

で、実際、ケベスマンもその例外に漏れることなく、ペルーではUMAではなく宇宙人として扱われています。

さて、ケベスマンは南米が支持する宇宙人なのか?それともUMA (未確認静物) なのか?それとも?

~ 待機するケベスマン ~

YouTubeにアップされていますが、このビデオを当初より詳しく検証している海外のUFO、UMA系サイト、forgetomori さんを参考にさせて頂きました。

ちなみに、forgetomoriさんはうちのブログが日本語サイトにも関わらず、以前からリンク集に入れてくれている非常にありがたいサイトさんです。みなさんも遊びに行ってください。

さて、それではケベスマンを見ていきましょう。

こういったUMA系の話に続編があるときは、UMA好きの方々にとってたいてい良い話ではありません。今回はどうでしょう?

個人的には、撮影者たちが3人以上でグルになり、ケベスマンのハリボテを右側の草むらから操作しているだけのフェイク・フィルムの可能性が高いのではないか?と考えましたが、これはまったくの的はずれのようです。

フェイクではありません、これは朗報です。

ケベスマンは被写体の人物が画面中奥に来る以前に、すでに被写体の後方で待機しているように見える、と以前の記事で書きましたが、これがまったくの逆で被写体の前、というかカメラのかなり近くで待機しているようです。


(不鮮明ですが、すでに待機しているケベスマン)

注意力が足りなかったのですが、ケベスマンは被写体の人物が左から右へ移動し始めたときにはすでに画面に映り込んでいるのです。

ケベスマンは誰か早く気付いてくれといわんばかりに、とっくに画面の右端で待機していたのです。

~ ケベスマンの正体は? ~

結論から先に言うと、ケベスマンは待機しているどころか撮影中、一歩も動いていません。

どういうことでしょう?

微動だにしないケベスマン、しかし、撮影者から近い位置に待機するケベスマンは、視差によりカメラが僅かに左にずれただけで、ケベスマンが中央から右側に移動したように見えるのです。

そう、ケベスマンの正体は撮影者 (カメラ) から近い位置にある、草木の先端部分だったのです。

いやいやいやいや、ケベスマンは被写体の後ろっしょ?人物の後ろから画面右側に移動しているんだからその説はおかしいでしょ?とお思いの方もおられるかもしれません。

そうです、問題はケベスマンがどうして被写体の人物の後ろから出てきたように見えるのか?ということです。

撮影者の近くにある草木の枝が正体であるというのであれば、決して被写体の後ろに隠れるはずがありません。常に被写体の前方に位置していなければなりません。

UFO研究家はこの点を強調し、ケベスマンは決してフェイクでもなければ草木の先端でもない、と主張しています。

しかし、常に前方にあり続けなければならない撮影者近くの草木の先端ですが、画質が著しく悪いことと草木が前方過ぎてフォーカスが合っていないことによりかなり不鮮明なため、被写体の前に重なったときに後ろに回り込んでしまったように錯覚しているだけのようです。

これは被写体の顔の部分にぼかしが入っていない加工前の若干画質の良いビデオが入手されたことにより、検証可能です。ケベスマンは人物の前にいます。


(ケベスマンが人物の前に来ているのが分かります)

(上の画像に、さらにケベスマンからつながる草木を分かりやすく表示)


(コントラストをはっきりさせて)


(草木の部分を明瞭に)

そして、モノクロに近いコントラストを強調させた画像処理によって動画を見てみると、ケベスマンの下の部分、つまり草木の下の部分も一緒に動いていることが分かります。

ということで、やはり続編は残念な結果になってしまいました。

ケベスマンの検証動画はこちらからどうぞ。長いですが、5分過ぎあたりから見れば分かります。

<参考サイト>
forgetomori

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ミイラ化したビッグフットの顎を発見!?

■ミイラ化したビッグフットの顎!?■
■The Dog found mummified bigfoot jaw■




~ 謎の頭骨 ~

うちのサイトの50倍ぐらい精力的な奇想天外生物図鑑カラパイアさんが取り上げていた記事です。

1年ぐらい前のニュースなので、知っている人も多いものと思いますが、怠け者の管理人は知りませんでしたので、今更ながら取り上げてみようかと思います。

さて、アメリカ、ワシントン州のエルクに住むウッドさん宅に、「それ」は突然舞い込んで来ました。

ウッドさんファミリーは犬を数匹飼っており、小動物の死体やらなにやら、かれらが家に持ち帰ってくることは日常茶飯事の出来事だといいます。


(ウッド母子)

そしてある日曜日のこと、ウッド家のキュートな長女エタニティ (Eternity) ちゃんがいつもどおり庭いじりをしている際、何かに躓 (つまづ) きました。

近寄ってみてみると、それは何かの頭骨であることに気付きました。頭骨といっても、鼻と顎の部分しかない妙なものでしたが、ウッド家のワンちゃんたちがどこからか拾ってきたものであることは明白した。

早速、エタニティちゃんは彼女のお母さん、ヘザー (Heather) さんを呼んで、この妙ちくりんな飼い犬の土産物を見せました。

ヘザーさんは言います。

「最初は赤ん坊のオオカミのものかしら、って思ったんだけど、見ているうちに、もしかしてこれってサスカッチ (ビッグフット) のもの?って思えてきたの」

果たしてこの気の毒な生物の遺骸は、アメリカで大人気のUMA、ビッグフットのものなのでしょうか?

~ 鑑定 ~


(とても小さいことが分かります)

さて、口の周辺だけですが、黒っぽい毛、飛び出した犬歯など、小さいながら人気のビッグフットを思わせます。

ちと小さすぎるのではないか?との意見もあるかもしれません。

しかし、ちっちゃくったって問題ないでしょう、ビッグフットの子供かもしれませんからね。

ビッグフットは、未知の巨大霊長類であるわけですから、頭骨もやはり霊長類的なものであるはず (べき) です。



長い吻 (ふん, 鼻先) と前の方の歯しか見えませんが、そういう目で見てみると「霊長類」的な動物のものに見えてきます。

捕まっていないのですからビッグフットを定義するのは難しいですが、まずそれが霊長類のものであって、かつ未発見のもの (種)、と判明すれば、ビッグフットと見なしてもいいかと思います。

さて、それでは見てみましょう。

と、一見して上下の犬歯の間の歯、つまり前歯 (門歯) がとんがっていることに気付きます。人間のものとはえらい違いです。さらに言えば犬歯から後ろもとんがっています。

人間はもちろん、霊長類は前歯、犬歯、そして奥歯 (小臼歯、大臼歯) とそれぞれの部位で歯の形が顕著に異なるのが特徴です。



この動物の歯は大きさが異なるだけで、どの歯も似たり寄ったりの形をしており、霊長類のものではないことが分かります。つまりビッグフットのものとはなりえないのです。

ではこの動物はいったい何なのか、というとよく分かりませんが、この歯を鑑定した獣医、マシュー・シュミット (Matthew Schmidt) さんによれば、「犬」のものだということです。


(マシュー・シュミットさんの速攻鑑定)

ウッドさんの家では「犬」との鑑定が出た後でもこの顎を大事に保管しており、世界最大のオークションサイト、eBayに出品する意思もあるとのこと。しかも100万ドル (約1億円) で、高すぎ。(笑)

ビッグフットではないことは明白であるので、ミシガン・ドッグマン (ミシガン州の犬と人間のハイブリッドUMA) ならぬワシントン・ドッグマンで出品してみるのもいいかもしれません。

100ドルぐらいだったら売れるかもしれませんからね。

<参照>
奇想天外生物図鑑カラパイア さん
KXLY.com

<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-724.html

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6メートルの超巨大海鳥 ~ ペラゴルニシッド

■6メートルの超巨大海鳥 ~ ペラゴルニシッド■
■pelagornithid■



~ 翼竜は空を飛べない? ~

「大型の翼竜は空を飛べなかったのではないか?」

以前よりこの説を唱える科学者は後を絶ちません。

まず第一に、これは体長というより「体重」が引っかかっているからです。

翼竜は鳥類ではなく、空を飛べる爬虫類ですが、現在空を飛べる爬虫類は存在しませんから (滑空する爬虫類は除く)、現世種の鳥類で比較していきましょう。

現在考えられている「自分の筋力のみで」空を舞える生物の限界は体重が15~20キロぐらいと考えられており、実際、そこまで重い現世種の鳥は存在しません。

第二に、翼の強度も指摘されています。体が大きくなると体重は体長の3乗に比例するため、その重い体重を支える翼の面積は相対的に大きくなる傾向があります。

翼竜の翼は羽毛ではなくコウモリと同様に皮膜ですが、コウモリは4本の指で皮膜を支えているのに対し、翼竜は異常に伸びた薬指一本で支えています。

そのため、大型の翼竜が翼を広げたときに突風が吹くと翼が折れたことだろう、などというバカげた説まで唱えられています。

おそらく思っている以上に強度、柔軟性があったため問題なかったと思われます。

さらに今回、日本の教授が大型翼竜は離陸も出来ず、もし舞い上がったとしても持続は出来ず墜落してしまっただろう、という研究結果を発表しました。

悲しき大型翼竜、大きな体をもてあまし、地上の捕食者から逃げ回るそんな惨めな生き物だったのでしょうか?

~ ケツァルコアトルス ~


(翼開長10m以上、ケツァルコアトルス)

ケツァルコアトルスは現在知られている翼竜の中でもずば抜けて巨大な体躯 (たいく) を誇り、翼開長は10メートルから最大で18メートルと考えている科学者もいるほどです。

18メートルというのはどうかと思いますが、それが本当だとすると教室2つ分ぐらいの長さがあるのですから、いくら中空の骨で体重を軽くする努力をしても最低でも40キロ、妥当なところでおそらく50~70キロぐらい、中には100キロ超 (250キロ) と考える専門家もいます。

いずれにしても現在考えられている「空を飛べる生物の限界」を遙か遙か突破しています。

本当に飛べなかったのでしょうか?飛べないとしたら、飛べないなりの一工夫があるはずです。

現在、翼竜 (空を飛ぶ爬虫類) は恐竜と一緒にすべて全滅してしまったので、現世種の鳥類と照らし合わせながらケツァルコアトルスを見ていきましょう。

~ 飛んだはず!!! ~

鳥類で飛べないものはたくさんいます。ダチョウエミューヒクイドリなど現世種の巨大なものから、ジャイアント・モアエピオルニスなど絶滅種を含め、皆さんもご存じでしょう。

小型のものではペンギンを代表とする泳ぐ方への進化、また肉食哺乳類がいなかったことによりニュージーランドではキウイタカヘなど小型のまますばしこくなり、飛べない鳥へと進化したものもいます。


(見かけによらず、俊足タカヘ)

空を飛ぶ鳥がそのままの姿で飛べなくなったとするとずいぶんひ弱になってしまいます。スズメやツバメなどがもしあの姿のままで飛べなくなってしまったとしたら、いくら小柄な体を利用してすばしこく狭いところを逃げ回ったとしてもやはり絶滅していまいそうです。

そういうわけで、飛べない鳥は体重を増やて大型化したりすばしこくなったり、ペンギンのように泳ぎに特化したりと一工夫しています。

ケツァルコアトルスはどうでしょう?

まずはプロポーション。空を確実に飛んだであろう小柄な翼竜とケツァルコアトルスの体型を比べると、ケツァルコアトルスは相対的に頭でっかち&翼が大きくなっています。

しかし、全体としてプロポーションに大きな差違はなく、飛べるスズメと飛べないダチョウを比べたときのような極端なプロポーションの違いは見られません

そしてもう一つ、前述の通り、ケツァルコアトルスなど大型の翼竜は小型のものと比べ、相対的に翼の面積が大きくなります。逆にいうと、体や後肢などが相対的に小さくなる傾向があります。

つまり、体や後肢が体長に比して小さくなるということは地上での動きを制限されることになり、どんどん地上生活に向かない体つきに進化していったように感じます。

しかし、あれだけの巨大な体躯を誇り、さらに超頭でっかちになる巨大翼竜ですから、恐竜といえどなかなか手を出しづらく、地上でもそこそこやっていけたのでは?と推測することも出来ます。

確かに、翼竜は頭はでっかく首が長いものが多く、襲いかかる捕食者に対して強烈な一突きをお見舞いできたのでは?とも考えてしまいます。

 
(小型飛行機ぐらいあった巨大コンドル、アルゲンタビス)


しかし、翼竜の首の骨 (頸椎) はわずかに7個(~9個)程度しかなく、著しく柔軟性に欠けていたことが分かっています。

首長竜のように柔軟に首を動かすことは出来ず、頭部は上げたり下げたりの前後運動は問題ないにして、左右への動きはかなりぎこちなかった可能性があります。

いつも捕食者が正々堂々と真正面からのみ攻撃を仕掛けてきてくれれば問題ないですが、そんな頭の悪すぎる捕食者ばかりが存在したはずはありません。

捕食者が後ろに回り込んだ場合、首が回りませんから、体ごと振り向くしかありません。しかし、前述の通り、相対的に後肢が小型化していったことから機敏に振り向いたりするのは困難と思われます。

こういったことは巨大翼竜が地上生活に著しく向いていなかったことをと示唆する証拠ではないかと思います。

そしてケツァルコアトルスの骨は鳥類と同様、中空構造を成しています。ダチョウなど飛べない鳥は中空構造を捨てて頑丈な骨へとモデルチェンジしています。

地上性の場合、中空構造はむしろ欠点となってしまいますから、この中空構造を保持していたことも、空を舞うことを捨てていなかった証拠のひとつといえます。

まとめてみましょう。小柄な翼竜のままのプロポーション、柔軟性のない首、相対的に短い足、中空構造の骨格の保持、これらはケツァルコアトルスをはじめ巨大な翼竜が地上性に向いていない、つまり空を飛んでいた証拠といえるのではないでしょうか?

ケツァルコアトルスは飛べなかった、と結論づけるのではなく、「ケツァルコアトルスはどうしてあの巨体で飛ぶことが出来たのか?」今後の研究に期待しましょう。

というわけで、当ブログではケツァルコアトルスは問題なく飛んでいたことにします。(笑)

~ 超巨大海鳥ペラゴルニシッド ~ 

 

さて、いつも通り前置きが長くなってしまいました。すでにほとんどの人が脱落して、ここまで辿り着いていないのではと推測しますが、気にせず書き続けます。

今回は翼竜のような爬虫類ではなく鳥類、ペラゴルニシッド (ペラゴルニシド) が主役です。

ペラゴルニシッドはなにも翼竜が空を舞う白亜紀ほど遡 (さかのぼ) ることもなく、1000万年前~300万年前の全世界の空を舞っていた巨大な海鳥です。

このほど、ほぼ完璧なペラゴルニシッドの頭骨が発見されたとのことです。

復元図を一見したところ、そのシルエットこそ現世のペリカン目のカツオドリやグンカンドリなどと大差ありませんが、その頭部だけで42センチ、体長2メートル、翼開長は6メートルと、とてつもない大きさをしていました。

また、その長いクチバシには鋭い歯が生えているという顕著な特徴もあります。

歯の大きさは均等ではなく、大中小の歯が一定間隔で並んでおり、上のクチバシよりも下のクチバシの方が平均して大きいようです。

さて、ペラゴルニシッドの体重はどれぐらいでしょう?

体型が近いカツオドリを使うと、大きなカツオドリの体長は約70センチ、翼開長2メートルぐらいということなのでペラゴルニシッドの1/3ぐらいということになります。

カツオドリの体重は2~3キロということなので、単純計算すると、その体長の3倍に当たるペラゴルニシッドの体重はカツオドリの3の3乗倍、つまり27倍になりますから、とてつもない重さになります。

おそらくさらなる軽量化などをはかり、そこまで重くはなかったものと推測されますが、それでもその重い体重でペラゴルニシッドも確実に、問題なく空を飛んでいたことでしょう

<参照サイト>
Technobahn
Yahoo!ニュース

<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-721.html

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