■Lake Worth monster (texas goatman)■

(1969年に撮影されたレイク・ワース・モンスター)
~ ヒツジオトコ ~
テキサスにある人造湖、ワース湖 (Lake Worth) 湖畔にかつて現れたUMA、レイク・ワース・モンスター (Lake Worth monster) の目撃から今年で45周年。
これを記念して、レイク・ワース・モンスター・アニバーサリー・パーティが開かれたそう。
レイク・ワース・モンスター?UMA好きの方でさえ、そんなん居たっけ?って思っちゃうかもしれませんが、これは日本でヒツジ男 (ひつじおとこ) といわれているUMAのひとつです。
羊男はその名の通り人間と羊のハイブリッドUMAで、簡単に表現すると人間の頭部を羊の頭にすげ替えたようなものです。全身は羊のようなふさふさの白い毛で覆われています。
この羊男は全米各地で目撃があり、日本では羊男と総称しますが、アメリカでは目撃される地方によって固有の呼び名があります。
このテキサスの羊男は、目撃がワース湖周辺に集中したことからレイク・ワース・モンスターと呼ばれています。羊男としては超珍しく写真が存在します。なにが写ってるかさっぱり分かりませんけどね。
レイク・ワース・モンスターは1969年6月から半年ぐらいの期間に目撃情報が集中したUMAで、典型的な羊男の容姿をしています。
頭部が羊、体が人間、体中は羊のような毛に覆われていましたが、ウロコを持っていたという目撃情報もあります。
一度に10匹目撃されたこともあれば、車に乗っかって車に傷を付けたり、人間に向かってタイヤを投げたりとなかなかの凶暴ぶりでしたが、1969年以降ぷっつりと消息は絶えてしまいました。
その正体は何か?とても野生動物の誤認とは思えませんが、有力な情報として、当時、地元の高校生たちがゴリラの着ぐるみを着て住民たちにいたずらをしていたという本人たちの証言があるようです。
仮にそうだったとすれば、大騒動に巻き込まれた地元住民は良い迷惑だったかもしれません。
ですが、最近では数年おきにレイク・ワース・モンスターのアニバーサリー・パーティが開かれているようで、5年後には目撃から半世紀、確実に盛大なパーティが催されることでしょう。
結果的に良い思い出になっているようですね。
<参照サイト>
●Cryptomundo
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-964.html
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■ヤマピカリャー目撃相次ぐ? (ヤマピカリャー Part II)■
■Yamapikarya■
(Yahooニュースより)
~ イリオモテヤマネコ ~
ふむふむ、なんでも『伝説の生物「ヤマピカリャー」? 西表で目撃相次ぐ』だそうです。
西表島といえば国の天然記念物、イリオモテヤマネコが有名ですが、このイリオモテヤマネコ、海外の未確認動物学の本にも登場しています。
取り上げている本はUMA本としては非常にまじめな "Cryptozoology A to Z" で、モスマンとかカエル男など動物学上あり得ないような形態のUMA (未確認動物) は一切排除した作りになっています。
この本ではUMAに加え、つい最近までUMAだった、つまり比較的最近になって新種に加えられた動物なども紹介しています。その中にはイリオモテヤマネコも登場します。
ただし、悲しいことに登場名が "Yameneko (ヤメネコ)" とスペルを間違えており、そもそもスペルが正しいとしても「Yamaneko (ヤマネコ)」は山猫すべての一般名ですから、いずれにしても間違いなのですが。(ちなみに "Yameneko" に加え、正しく "Iriomote cat" とも呼んでいます)
~ ヤマピカリャー ~
さてヤマピカリャーの話に戻りましょう。
ヤマピカリャーはイリオモテヤマネコよりも一回りも二回りも大きいといわれる未確認生物で、非常に多くの目撃情報があります。
体にはヒョウのような斑紋があり、実際、小柄なヒョウを彷彿させる場合も多いようです。目撃された姿形から日本版ウンピョウに例えられるのもうなづけます。
乱暴な言い方をすれば「ヤマピカリャーは大型のイリオモテヤマネコ」みたいなものですから、モスマンはともかく、ネッシーやビッグフットなどのUMAと比べて格段に存在が期待できます。
(ウンピョウ)
イリオモテヤマネコは発見前より数多くの目撃情報が地元住民よりありましたが長い間無視されてきました。
ヤマピカリャーの目撃についても同様ですが、これについては「西表島に棲息するにはあまりに体が大きすぎる」というものが影響していることは確かです。
以前の記事でも書きましたが、通常、動物は体が大きくなるほどそれに比例して行動圏が広くなっていく傾向があります。
イリオモテヤマネコのサイズでも西表島の面積から考えれば200匹以下が順当なところで、ヤマピカリャーの体がそれよりも大きいとなるとそれよりも棲息できる数がぐっと減ってしまう可能性が高くなります。
しかし、今回新しく追加された目撃情報 (地元住民&秋吉教授) でも「ヤマネコよりずっと大きかった」「ヤマネコの2倍あった」というもので、前回唱えた「ヤマピカリャー、実はちっちゃいんじゃないか説」は消えかかったろうそくの灯火状態です。
ということは、でかいんでしょう。それでいいです。
~ ラスト・ヤマピカリャーか ~
(ヒヨコには目もくれず、葉っぱを必死に食べ続けるウンピョウの動画
ヤマピカリャーもこんなんだったらイリオモテヤマネコと共存可?
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
ヤマピカリャーはイリオモテヤマネコより大きいですから、存在するとすれば西表島の食物連鎖の頂点に君臨する生き物と考えて間違いないでしょう。なので数は少ないはずです。(ただし、イリオモテヤマネコが絶滅していないことから奇跡的にニッチを共有していないという不思議な状況ではありますが)
繁殖できないほど数が少なければとっくに絶滅してしまいますから、ある程度の個体数を維持していく必要があります。
ですので、2匹とか3匹であるはずがありません。もしその程度の数だとすると、絶滅を目の前にした最後のヤマピカリャーを目にしたことになります。それならあとわずかで目撃情報も絶えることでしょう。
最後のヤマピカリャーでなかったとしても、あまり数を期待できないのも確かです。イリオモテヤマネコよりも体が大きいにもかかわらず、いまだにUMAの域を脱していないからです。
ということで、全島で20匹~30匹というありえないぐらい少ない生息数で綱渡りの繁殖を続けてきたということになります。
ご多分に漏れず西表島にも開発の波が押し寄せており、イリオモテヤマネコはもちろんのこと、ヤマピカリャーの未来も大変暗いものになっています。
今年目撃されたヤマピカリャーが、繁殖能力のない年老いた最後のヤマピカリャーでないのを祈るばかりです。
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■ネズミの王 - ラット・キング■
■Rat king■
~ ネズミの王 ~
(Dr. Karl P.N.Shuker 「the UneXplained」より )
~ ラット・キング現象 ~
ラット・キングをご存じでしょうか?
ラット・キング (ネズミの王様) と言葉だけですと、ずいぶんと風格のあるネズミを思い浮かべてしまいます。
以前に紹介した3メートルの絶滅巨大モルモット、フォベロミスのような巨大なネズミを想像する人もいるかもしれませんし、女王アリや女王バチさながらに、地下社会で女王として君臨する、「女王ネズミ」らしき生物を想像する人もいるかもしれません。
実はラット・キングとは、特定のネズミの種を指す言葉でもなければ、ネズミ社会の社会的役割を指す言葉でもありません。複数のネズミたちによって起こる奇妙な「現象」を表す言葉で、「ラット・キング現象」といった方が分かりやすいかもしれません。
その名前とは裏腹に、決して優雅なネズミたちではありません。
~ ネズミの運命共同体 ~
さて、この不思議な「ラット・キング現象」ですが、この現象には最低2匹以上のネズミが必須です。というのも、ラット・キングとは「数匹のネズミのしっぽが絡み合ってひとつになっている状態」のことをいうからです。
これらネズミのしっぽは「絡み合っているだけ」で、ほどけば分けることが出来ます。決しておのおのとネズミたちのしっぽが融合されているわけではありません。
最低2匹、といいましたが、実際には2匹どころか10匹前後のしっぽが絡み合っているのが普通で、最大32匹で構成された「ラット・キング」が見つかっています。
ラット・キングについては、未確認動物学やオカルト研究でも有名なカール・シューカー博士 (Dr. Karl P.N.Shuker)の " the UneXplained " に詳しく載っているので、こちらを参照したいと思います。
~ 生きているラット・キング ~
ラット・キングの最も古い記録は16世紀のものといわれています。
大抵死んで干からびているものが発見されますが、1748年のドイツの農場で発見されたラット・キングは18匹もの "生きた"ネズミがしっぽを絡め合っていました。
また、レアなケースではスクウィレル・キング (Squirrel king - リスの王) 、つまりラット・キングのリスバージョンも発見されています。
~ いかにしてこの現象は起きるか? ~
さて、ラット・キング現象はどのようにして起こるのでしょう。フランスのある研究者は、この現象は産まれる前に既にしっぽが絡み合っている、と推測しました。つまり、母親の胎内にいる時点で、ラット・キング現象は出来上がっており、産まれながらにしてラット・キングである、という考察です。
母親の胎内にしても、どのような作用によりしっぽが絡み合うことになったのかは説明出来ませんが、バラバラに生活していたネズミたちが、個々により集まり、だんだんとしっぽを絡め合ってラット・キングを形成していく、と考えるよりはまだ可能性が高いような気がします。
もしくは、産まれてまだ動きも活発でない時期に、ひとかたまりとなっている兄弟姉妹がなんらかの作用でしっぽを絡め合うこととなり、ラット・キングを形成していく、ということも考えられるかもしれません。
~ ラット・キング状態で生きられるのか? ~
とはいえ、この考えにも疑問は残ります。ラット・キングの状態で産まれたとすれば、彼らは産まれながらにしてその状態で生活をせざるを得ません。
個々の体に欠陥はないといっても、ラット・キング状態のネズミたちは、単独で暮らすネズミと比べ格段に行動が狭められます。母親の乳を吸う時期はまだ問題も少ないでしょう。
しかし、母親から離れ自立しなければならない時期が来たとき、ラット・キングのネズミたちは自らの力で餌を探し、そして天敵から逃れなければなりません。
ラット・キングのネズミたちは、一匹なら通れる小さな穴も決して通ることが出来ません。降りる (落ちる) ことは出来ても、上ることは難しいでしょう。とにかく、ちょっとした動きをするにしてもかなりのチームワークを必要とするのです。
また、天敵に遭っても、逃げるにしろ隠れるにしろ10匹前後で動き回らなければならず、一匹の時よりもかなり捕食される確率が高いのではないでしょうか。
カール・シューカー博士はそういったことも考えた上で、母親の胎内でラット・キング状態が出来上がっていることに疑問を投げかけています。
~ フェイクか? ~
最初に述べたとおり、ラット・キングは特定のネズミの種によるものではありませんが、その多くはクマネズミの仲間といわれています。
クマネズミの一度に産む子供の数は10匹前後ですから、ほとんどのラット・キングの構成数と合致します。母親の胎内、もしくは生まれて間もなくラット・キングを構成したと考えることが出来ます。
しかし、いずれにしろ、「どのようにしてしっぽが絡み合ったか」という根本的な問題は解決されません。
多くのラット・キングは死体です。上記の通り、行動を制限されたラット・キングが長く生きながらえないだろうことを考えると、死体で見つかることはそれほど奇異には感じません。
しかし、死んだネズミたちを「人間の手によって」ラット・キングに仕立て上げることは造作もないことは言うまでもありません。死んだネズミより手間取るにしても、生きているネズミでラット・キングを作ることも出来ないことではありません。
そして世界中、至る所にネズミは生息しているにもかかわらず、そのほとんどはラット・キングの伝説のあるヨーロッパで発見されるという不自然さが目立ちます。
このことから、ネズミのしっぽが絡み合う行程が解明されない以上、ラット・キングは人間の手によって作り出されたフェイク (偽物) という見方になっています。
実際、フェイクと判明されているものもあり、それらはコレクターに高く売りつけるために作られたものだということです。このあたりはジェニー・ハニバー同様です。
おおかた、一種の都市伝説という見解ですが、果たしてそのすべてがフェイクと言い切れるかどうかは謎のままです。
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■未来のダイオウイカ Part II レインボースクイド■
■Rainbow squid■
(繁殖期に色鮮やかに体色を変化させるレインボースクイド
『フューチャー・イズ・ワイルド』より)
~ もうひとつのダイオウイカ ~
未来の陸生ダイオウイカ「メガスクイド」に続いて、今回はもうひとつの未来のダイオウイカ、「レインボースクイド」のほうを見ていきたいと思います。ダイオウイカが進化したわけではないので、単に「未来の巨大イカ」、といったほうが正しいかもしれません。
レインボースクイドもメガスクイドと同様、「the FUTURE is WILD」で紹介されている人類滅亡後の地球上でシミュレートされた「進化したイカ」の姿です。
メガスクイドは陸に上がった巨大イカであり、その姿に現世のイカの面影はほとんど残っていませんが、レインボースクイドは、現世のイカの面影を多分に残しています。
しかし形は似ているものの、大きさは現世最大のダイオウイカを軽く凌ぎます。
(巨大で扁平な腕もレインボースクイドの特徴です)
~ 未来のクラーケン ~
レインボースクイドは外套長 (胴体の長さ) が20メートル、触腕を含む「腕の長さも体長と同じぐらい」と書かれていることから、腕を含めた全長はおよそ40メートル前後ということになります。
現世のイカの最大サイズはダイオウイカの18メートルというのがありますが、そのほとんどはダイオウイカの特徴である2本の触腕で稼いでいるもので、外套長の最大サイズは6メートル程です。
通常サイズのダイオウイカであれば外套長は2~2.5メートル前後ですから、レインボースクイドの外套長20メートルというのはおよそ8~10倍に当たります。
昔、北欧の船乗りたちが恐れた海の魔物「クラーケン」は巨大なイカやタコがその正体だったのではないか、と考えられていますが、レインボースクイドの大きさは間違いなくクラーケンとして通用するでしょう。「未来のダイオウイカ」であると共に、まさに「未来のクラーケン」ともいえるでしょう。
(「古代のダイオウイカ」として紹介した巨大直角貝)
~ 驚異的なカムフラージュ能力 ~
大きさもさることながら、レインボースクイドの最も顕著な特徴はカムフラージュの能力に長けていることです。
原生では、ミミック・オクトパスがもっとも優れたカムフラージュ能力を持っている頭足類のひとつといえるかもしれません。タコでありながらヒラメやウミヘビの姿に擬態する能力はまさに芸術的です。
レインボースクイドも頭足類のカムフラージュ能力を究極的に進化させました。しかしその方法はミミック・オクトパスのような体の形を変化させるものではなく、現世のイカと同様、体色の変化のみを追求しました。
陸上のダイオウイカ、メガスクイドの寿命は特に本には記載されていませんでしたが、8トンにもなる体格から考えて決して短いものではないことは想像に難くありません。頭足類の宿命、1~2年という短命を克服したのは間違いありませんが、こちらレインボースクイドに関しては寿命も推測されています。なんと100年です。
短命なこと自体、種の存続・繁栄を考えた場合、決して悪いことではありません。短期間で繁殖可能な個体に成長しますから、高い繁殖率を維持することが出来ますし、何らかのアクシデントで数が減ってしまったときでも、あっという間に数を元に戻すことも可能です。
ただし、短命であることは脳の発達を促す上で不利である、というのも確かです。「長命=高い知性」ということは必ずしも成り立つわけではありませんが、少なくとも、「長命=知性を発達させるチャンスが広がる」ということはいえると思います。
そしてそのチャンスをまんまとうまく利用して究極的進化を遂げたのがレインボースクイドというわけです。
(発達した脳により高度の体色変化を可能にしました
『フューチャー・イズ・ワイルド』より)
この格段に発達した脳により、これだけ大きな体をしているにもかかわらず、現世の頭足類でも真似の出来ない強力な体色変化能力を獲得しました。
魚の群れが泳いでいるように体色を変化させたり、捕食者から身を守るため水に同化したように見せたりすることも出来ます。
~ は? ~
さて、「未来のダイオウイカ」として紹介してきたレインボースクイドですが、実はその姿を見る限り、およそダイオウイカ (ツツイカ類) らしくない形をしています。外套全体にヒレ (エンペラ) があり、ダイオウイカやコロッサル・スキッドなどのツツイカ類というよりは、むしろコウイカ類にその姿は似ています。
ツツイカ類でもアオリイカのような外套全体にヒレが広がってついたものもいますが、やはりツツイカの仲間としては例外といえます。ではレインボースクイドはコウイカ類が進化したものでしょうか?
コウイカ類にもコブシメなど大きいものがいますが、成長と共に外套内の船型の甲も成長させる必要があるため、寿命の短い頭足類にとって、ツツイカ類ほど簡単に大きくなることは出来ません。とはいえ、レインボースクイドの寿命が100年ということを考えると、コウイカ類を祖先に持つとしても、十分大きくなれる可能性はありますが。
(コウイカ類の外見的な特徴はなんといっても外套全体を覆うヒレ『エンペラ』です)
しかし腕を含めた全体的なイメージですと、やはりレインボースクイドはツツイカ類を に持つような気がします。
レインボースクイドは平均的なダイオウイカの10倍程の外套長を有します。これほどの巨体で海を悠然と泳いで回るには、外套の先端部分にあるヒレ (イカのミミと呼ばれている部分) だけでは不十分だったのではないでしょうか?そのため、コウイカ類のように外套全体にヒレが広がっていったのかもしれません。
レインボースクイドが体色の変化一本に絞りカムフラージュ能力を究極的に進化させたことを考えると、この時代、体型の変化による擬態能力を究極的に変化させた頭足類 (おそらくタコ) もいるかもしれませんね。
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■Wallowa Lake giant crayfish■

(こちらは巨大エビ)
ワラウア湖にはウォリーというシーサーペントタイプのUMAが棲んでいるといわれていますが、そのウォリーとは別に、巨大な甲殻類が棲んでいるという伝説もあります。
ワラウア湖は、アメリカのオレゴン州に位置する湖で、水産資源も豊かでとてもきれいな湖です。
甲殻類とはご存じの通り、カニやエビなどの固い甲で体を守られた節足動物で、フナムシやワラジムシなども、この仲間に入ります。
ところで、ワラウア湖の巨大甲殻類の噂ですが、いったいカニなのでしょうか?ザリガニなのでしょうか?エビなのでしょうか?それともジャイアント・アイソポッド(日本では『巨大フナムシ』として紹介されている場合があります)のようなワラジムシの仲間でしょうか?実はこの点についてはあまり詳しい情報がありません。

巨大なエビ、ロブスターであるとか巨大なカニであるとかいわれていますが、おそらく巨大ザリガニのようです。
UMAの世界で甲殻類は非常に希です。海で捕らえられたトラックのタイヤほどの甲羅を持つ巨大なカニの噂もありますが、情報が乏しく、あまり信憑性もありません。

それでは現存するいくつかの巨大な甲殻類をみていきたいと思います。 まず甲殻類で最大のものは日本近海で取れるタカアシガニです。タカアシガニは水深200メートル以上の深海に棲息しており、特にオスの脚が長く、最大で、脚を広げた長さが3メートルに達します。ただし甲長は45セントメートルほどです。日本人には馴染みが深いカニですので、みなさんもよくご存じだと思います。
ではロブスターで最大のものは?というと、1974年に、アメリカ、マサチューセッツ州のケープ・コッド(Cape Cod)で捕らえられた、通称"ビッグ・ジョージ(Big George)"と呼ばれるロブスターです。このロブスター、全長は63センチメートルほどと、とりわけビックリするほどではないのですが、重さがなんと16.8キロもありました。
その他、比較的最近になっても、イギリスでは91センチメートル、6.8キロのものが(愛称『ラリー』)、またアメリカでは10キログラム(愛称『ババ(バーバ)』)のロブスターが捕らえられています。これ以外にも、1メートルオーバーのロブスターが捕らえられた記録がいくつかあります。

さて、日本では、タカアシガニの他に、巨大ザリガニの噂があります。
最大種のザリガニはオーストラリアのタスマニアザリガニ(タスマニアオオザリガニ)だそうですが、北海道の摩周湖にはこれを上回る可能性がある巨大なザリガニが棲息しているといわれています。非公式ながら1メートルオーバーの個体も捕まったという噂もあります。
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■Rainbow tiger■
~ 虹色のトラ ~

~ ホワイト・タイガー ~
トラと言えばオレンジの地に黒の縞模様というのが一般的なイメージかと思います。ベンガルトラの白変種、白地に黒の縞模様が入ったホワイトタイガーもいますが、一般的に、トラといってホワイトタイガーの姿を思い浮かべる人は少ないでしょう。
ちなみに、ホワイトタイガーはアルビノ (先天性白皮症) ではありません。ホワイトタイガーはあくまでベンガルトラの白変種であり、アルビノの場合、黒い帯は存在せず、全身真っ白になります。
~ レインボー・タイガー ~
さて、今回の話題、レインボー・タイガーは、南米エクアドルの森に生息するといわれる大型の猫科の動物です。 トラは、アジアとロシアにしか生息していない動物で、もちろん南米にはトラは生息していません。エクアドルでトラが見つかれば、それがいかなる毛の色をしていても大発見ということになります。
虹は、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の七色で構成されていますが、もちろんそこまで派手な体色をしたトラではありません。 どちらかというと、先に挙げたホワイト・タイガーのイメージに近いかと思います。
というのも、目撃情報によると、レインボー・タイガーは、全体的なイメージとしては、白地に黒の斑点がついているといわれているからです。これだけでも奇妙なのですが、「レインボー」と命名されるだけあって、胸部に赤、黄、黒のトラのような縞模様があるというのです。なかなか派手な体色のトラです。
不思議なのはその体色だけではありません。レインボー・タイガーは、通常、森の木の上で生活をしているというのです。木の枝から木の枝へ身軽に飛び移るそうですが、かぎ爪が木の幹や枝を掴 (つか) みやすいように、変化しているといわれています。
トラはネコ科の動物ですが決して木登りは得意ではありません。木登りが得意で、体全体は斑点模様が多いことから、もしかするとトラよりもヒョウに近いかもしれません。

(木登りが得意なヒョウ)
ところで、ちょっと気になるのが、通常のトラよりも大きいといわれている点です。取り敢えずその大きさを、現世で最も大きなトラ、シベリアトラで考えてみたいと思います。シベリアトラの大型のものは300キロ以上あるといわれていますが、レインボー・タイガーもこれぐらいの体重があったとすると、それを支えるだけの木の枝がどれだけあるのか心配になります。

(シベリアトラ)
かぎ爪がいくら枝や幹を掴むのに適していたとしても、それを発揮する環境がなければ無用の長物となってしまいます。
ただし、UMAは実際よりも大きく語られることが多いですので、レインボー・タイガーもちょっと大袈裟に伝わっているだけで、もう少し小さいと考えた方が良いかもしれません。
通常は地上に降りることなく、木から木へ飛び移りながら生活している虹色のトラ、まるでファンタジーに出てくるようなUMAですね。

(白ヒョウ)
~ トラを取り巻く現状 ~
トラの話題なので、UMAではなく現存種のトラの話をしましょう。現存しているトラはベンガルトラ、マレートラ (インドシナトラ)、シベリアトラ (アムールトラ)、スマトラトラ、アモイトラで、すべてアジアか極東ロシアに棲息しています。これらすべてのトラを合わせても、生息数はわずかに5000~7000頭しかいないといわれています。

(ベンガル・ホワイト・タイガー)
絶滅に瀕している貴重なトラですが、現状を取り巻く環境はさらに過酷なようです。手厚く保護されるどころか密猟により日々数を減らしています。
トラの密猟は、おもに漢方薬の材料や毛皮を目当てに行われています。日本にはトラは生息していませんから、密猟の話を聞くと、密猟者に対してなんてヒドイ人たちだ!なんて思いがちです。
たしかに日本人は直接密猟に加わっていることは少ないでしょう。しかし、それら密猟で得たトラの骨の入った漢方薬やトラの毛皮を世界で最も輸入している国の1つが日本といわれており、事実上、トラの密猟にもっとも荷担している国といっても過言ではありません。
トラに限ったことではありませんが、もう少し日本も野生動物の保護に目を向けたいですね。
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■レッド・エレファント (赤い象)■
■Red Elephants■
オーストラリアのすぐ北にあるニューギニア島で、かつてゾウを目撃したアメリカ人がいます。
目撃したのはアメリカ海軍少尉ベルナントと技師のウェインライト・ステートの二人です。1952年、ニューギニア島北西部、インドネシア領のナッソー山脈上空を低空飛行中、二人は大渓谷を発見しました。その大渓谷とつらなる平野の上をゾウの群れが走っていたというのです。
その群れは確かにゾウの群れでした。長い鼻、一対の牙、大きな耳をもった巨体の群れが、草の生い茂った大地を走っていたのです。
ただ一点、奇妙なところといえば、彼らが皆、赤い肌をしていたことでした。 確かにニューギニア島は多くの自然動物が棲息していますが、ゾウは棲息していません。それどころか、赤い肌をしたゾウは世界中のどこを探しても棲息していませんが、個体によっては若干赤みがかって見えたりします。
現存するゾウは東南アジアとインドに棲息するアジアゾウとアフリカ大陸に棲息するアフリカゾウの2種類だけです。現在ばかりか、地球の長い歴史の中でもゾウがオーストラリアやニュージーランド、そしてニューギニア島に棲息していたことはありません。
ここで話をちょっとオーストラリアの動物に向けてみます。ご存じの通り、オーストラリアやニュージーランド、ニューギニアには有袋類が棲息しています。特にオーストラリアの哺乳類はそのほとんどが有袋類ですが、独自の進化を遂げたにもかかわらず、彼らは他の大陸に棲息する動物たちと似通ったものが多くいます。
UMA本の最高傑作、ジャン=ジャック・バルロワの「幻の動物たち」には、オーストラリアの有袋類と他の大陸の哺乳類の似ているもの同士を対比させた表が載っています。
カンガルー●アンテロープ
フクロオオカミ●オオカミ
ウォンバット●アナグマ
クスクス●リス
フクロモモンガ●モモンガ
フクロモグラ●モグラ
フクロアリクイ●アリクイ
オブトスミントプシス●ネズミ
コアラ●クマ
バンディクート●ウサギ
(左が有袋類●右が他の大陸の哺乳類) (とても可愛いクスクス君)
と、このように異なる地域で別々に進化していっても、結構多くの生物が似通った姿になっていく例もあるということが分かります。
ニューギニアにもキノボリカンガルーやクスクスといった有袋類が棲息しています。 何を言いたいかといいますと、有袋類の中にもゾウに似た生き物がいたって良いじゃないか、と、ただそれを言いたかっただけです。(笑)
キリンに似た有袋類がいても良いですし(フクロキリン)、サイに似た有袋類(フクロサイ)がいても良いじゃないか、と。
つまり、1952年に飛行機から見えた赤いゾウの群れはフクロゾウだったのではないか?正確にはゾウに似た有袋類を彼らは見たのではないか?おなかに赤ちゃんを入れる袋を持ったゾウがニューギニアの大地を闊歩していたのです。
肌の色は赤ということですが、さすがに真っ赤というのは考えにくいので、赤みがかった茶色というのが無難なところではないでしょうか。現世のゾウより二回りほど小柄で動きも素早く見つかりにくい、というのが理想的です。
ベルナントたちがレッド・エレファントを目撃してからすでに半世紀が経ちました。その後うんともすんともありません。ニューギニア島でひっそりとフクロゾウたちが棲息しているのを祈るばかりです。
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ラウはナイル川上流地帯に棲むといわれる伝説の怪物です。
ナイル川は南北にのびた大きな河で、長さは6671kmにもおよびます。そのほとんどがエジプトとスーダンに属し、ウガンダ、ルワンダを経由して、ブルンジ共和国にあるルヴィロンザ川またはカゲラ川が源流といわれています。
ナイル川の上流のすぐ西には珍獣オカピで知られるイトゥリの森(Ituri Forest)が広がります。イトゥリの熱帯雨林はコンゴ民主共和国(旧ザイール)の北東部に属しますが、モケーレムベンベ知られるコンゴ共和国とは別な国です。

このイトゥリの森にはオカピ以外にも、シロサイやコンゴクジャクなどの珍しい動物がたくさん棲息しており、アフリカで最も多くの種類の動物が棲んでいる地帯です。

ラウはカバのような体型をした体長が12~30mといわれる巨大な生物で、体に対してとても小さな頭を持ち、クジャクやカンムリヅルのような冠羽をはやしているといわれています。普段は川の中に潜っており、現地の人でも滅多に見ることがない動物だそうです。(ただし、目撃情報が少ないのは、ラウに出会ったものはほとんど生きて帰ってこれないため、ともいわれています)
ただし、ラウの姿はバリエーションも多く、大蛇やオオナマズのような姿をしているという説もあります。このように体型については諸説がありますが、頭に冠羽があるという点は多くの目撃情報で一致しています。(角が生えているという目撃も少数あります)
頭に冠羽がついているので、なんとなくユーモラスな姿を想像してしまいますが、ラウの性質は大変どう猛で捕らえた人間の頭をかち割り脳を食べるといわれています。
オカピがイトゥリの森で発見されたのは1901年と、今から僅か100年余り前のことです。イトゥリの森にも近いナイル川上流地帯は、現在でも人跡未踏の地もあり、まだ発見されていない哺乳類やハ虫類が棲息している可能性は十分にあります。
伝えられるラウの凶暴さや大きさは誇張されている可能性が高いですが、ラウが単なる伝説ではなく、未発見の動物を指している可能性も十分考えられるでしょう。
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