■Pennsylvania Phantom Giant Bird■

(目撃スケッチ)
~ ペンシルバニアの巨鳥 ~
2013年1月1日、アメリカ、ペンシルバニア州のサウス・グリーンバーグの森の中で未知の巨大な生物が目撃されました。
それは二人の女性と少年の3人で森の冬景色を楽しもうとサウス・グリーンバーグ近郊の森に出かけたときのことです。
森の奥深くへと足を踏み入れると、そこは少し開けた場所で木もまばらにしか生えていませんでした。
二人の女性は真冬だというのにまだたくさんの枯れ葉を残す木を眺めていました。少年はひとりどこかに行っていました。
そのときです、眺めていたその木のうしろに彼女たちを驚愕させる「なにか」がいたのです。
彼女たちと木までの距離はわずかに6~7メートル、鳥のようなその生物は翼を広げた大きさは2メートル前後もありました。
「あの鳥の大きさを見た?」
二人は同時に声を上げました。
その生物は翼を広げ一度羽ばたいて翼をたたむと、その木の後方の地面に沿って移動しました。
彼女たちは慌てて後を追おうとその生物がいた木の近くへ走りましたが、不思議なことにその生物の姿は跡形もなく消えていました。
そこは開けた場所です、その大きな生物が身を隠すほど木は生い茂って折らず、上空にも舞い上がってもいませんでした。
そればかりか足跡もなく、まさにその生物は「忽然と」と姿をくらませてしまったのです。
~ 正体は ~

(オオアオサギ)
アメリカに多い、巨鳥系UMA目撃の概要です。
巨鳥系UMAといっても大きさ的には全く突飛なところはなく、かつ目撃した二人も巨大な翼を目撃していることから「鳥」の可能性を示唆しています。
そのことから、当然、正体として北米に生息する大柄な鳥が候補として考えられます。

(カナダヅル)
目撃情報を寄せられたスタン・ゴードンとスタンから助言を求められた鳥類専門家は、目撃情報の体長 (翼開長) およびカラーリングを考慮し、オオアオサギを第一候補に、カナダヅルを第二候補に挙げています。 足跡については雪が硬くて足跡が付かなかったのだろう、と楽観視しています。
目撃スケッチを見ると、翼の開いている位置、つまり翼の付け根と思われる部分は地面から高いところにあるようで、足の長い鳥であることが示唆されます。
また全体としては黒を基調にしているものの翼にブルーのラインが描かれており、この二つの特徴から、「もし既知の鳥を誤認したのであれば」オオアオサギの可能性がもっとも高い、という結論に至ったものと思われます。

(目撃地点の写真)
ただし謎は残ります。
6~7メートルとそれほど離れていない距離からの目撃であるにもかかわらず、翼以外、頭部や体をほぼ確認できなかったこと、目撃スケッチの翼の形はあまり鳥っぽくないこと。
また、彼女たち自身、この程度の距離で目撃したにもかかわらず、それがオオアオサギもしくはその類の鳥とまったく認識できなかったことなどが挙げられます。
さらに助言を求められた鳥類専門家がもっとも不思議がるのは、彼女たちが瞬時にこの「鳥」を見失ったことです。
このような大柄な鳥が離陸する場合、スズメのような小柄な鳥と異なり、若干の助走を経て飛び立つため、瞬きする間に消えてしまうとは考えにくいのです。
そして彼女たちが目撃したシチュエーションをもう一度考えれば謎は更に深まります。目撃した地点はそれほど木が密集した場所ではありません (写真参照)、上空も開けています。
上空に飛び立っていればきっと気付いていたでしょう、なのでおそらく離陸していなかった可能性が高いと思われます。
可能性としては、確かにまばらといえど木はある程度生い茂っています。先入観でその「鳥」が移動したと思われる方向ばかり注視して、実際「鳥」は違う方向に移動しており、そのちょっとした時間のロスで「鳥」はいずこへといってしまい、見失ってしまったということが考えれれます。
とはいっても、あくまで可能性、目撃地点の写真を見る限り、翼開長2メートルの鳥を見失うには障害物が少なすぎるような気がします。

(オオアオサギ)
<参照サイト>
● Stan Gordon's UFO Anomalies Zone
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-837.html
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■Fayette County Dragon■

(目撃者の描いたスケッチ)
~ 空飛ぶドラゴン ~
2012年3月18日、ペンシルバニアのフェイエット・カウンティー (フェイエット郡) で犬の散歩中の男性により「ドラゴン」が目撃されました。
ヒューッという物音に気付き上空を見上げると、彼のおよそ16メートル真上を見たこともない巨大な生物が通りかかりました。かれはここからおよそ20秒もの間観察に成功しました。
生物の体長は6.5メートル以上もあり、翼開長も5メートル以上はある、まさに巨大生物で、その姿はまさにドラゴンだったといいます。
全身は赤褐色、ウロコのないすべすべの皮膚で覆われており、まるでそれ自体輝いているかのように光を反射していました。
メインの翼は広げた腕から胴体部分へ皮膜を張っている構造で、その翼 (腕) の先端にはかぎ爪を備えていました。また、水かき状の皮膜をもったまるで後肢のような小さな翼がもの翼の後ろについていました。ただし、後肢は別についていたと証言しています。
尾はそれほど長くないものの、その先端は矢尻のような形をしており、一部の翼竜のそれに似ています。
尖った三角形の頭部、アゴからクビにかけてトゲが生えていました。奇妙なことに目と口が「不吉な」オレンジ色に輝いていたといいます。
~ 一応検証 ~

(一応飛べる(滑空できる)が小さいトビトカゲ)
まず、この生物がバカでかいことに驚きます。
鳥にしろコウモリにしろ、現存するものでこれほどまで大きな生物は空を飛ぶことができないため、その大きさが大げさに言っていなければUMA (未確認生物) 確定でしょう。
突然のことですから、興奮や恐怖等により実際よりも大きく感じてしまうことは多々あります。しかも、比較できる対象物が大変少ない上空の場合、物体までの距離や大きさを大きく見誤る可能性も少なくありません。
ということで、大きさを2倍ぐらいに間違えたとすれば3メートルぐらいだったかもしれません。
目撃された場所等すべて無視して大きさだけの話、たとえば現世最大のワタリアホウドリであれば翼開長が3メートルを超す場合あります、ですから、翼開長3メートルのものを見誤ったというのであれば大きさ的にはアリです。

(コモドドラゴンが空を飛んでるレベル)
ですが、問題はその生物の特徴で、「まさにドラゴン」と形容されるだけあり、鳥類ではなく爬虫類的な特徴を有しているようです。
空飛ぶ爬虫類は現存しませんが、滑空できる爬虫類としてはトビトカゲの仲間がいます。が、なにせ大きさが数十センチ、今回の目撃だとコモドドラゴン (コモドオオトカゲ) が空を飛んでるレベルです。
ということで、既知生物で見間違うにすれば大きさ的に鳥しかあり得ませんが、その特徴から鳥を見間違えた可能性は著しく低く、せいぜいオオコウモリ (最大翼開長2メートル) の仲間をを甚だしく見間違えたということぐらいしかいえません。
つまり現存種では当てはまるものがいないため、これは翼竜生き残り系UMAにくわえてもいいでしょう。

(見間違いの定番はオオコウモリですが、あまり証言と似ていない)
<参照サイト>
● Stan Gordon's UFO Anomalies Zone
<この記事のURL>
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■Florida’s Trident Tailed Sea Monster■

今回はモンスター目撃情報を検証するテレビ番組、モンスタークエスト (MonsterQuest) で以前に放送された「フロリダ・シー・モンスター (Florida Sea Monster)」です。
~ フロリダ・シー・モンスター ~
水面に体の一部を見せる典型的な水棲UMAの動画ですが、これはピンぼけもなく画質良好、見えるのは体のほんの一部分であるもののかなり近くで撮影されており、遠すぎてなにがなにやら分からない、という代物ではありません。
フロリダで目撃されたことから海外ではシンプルにフロリダ・シー・モンスターと呼ばれていますので、海外と同じ呼び名で呼ぶことにします。

(頭部)
さて、この動画を見てみると、頭部・背中・尾が一部分ですが確認できます。動きはゆったりしており、かなり大きな生物に見えます。
頭部の特徴、それから尾は水面と平行についており、また体を縦にくねらせて泳ぐことからも水棲の哺乳類であることが分かります。
仮にUMA (未確認生物) ではなく、既知生物の水棲哺乳類、しかもかなり大型になる生物となると選択肢は絞られます。
というか、よく見え過ぎることが災いして(?)、UMAに見えません。見た感じだと、「マナティー」じゃないの?って思う人が多いと思います。

(三叉の尾)
ただし、この生物の正体が何であれ気になる点がひとつあります、この記事のタイトルの通り、この生物は3つに分岐した尾、つまり「三叉 (みつまた) の尾」を持っています。
~ 正体は? ~

(フロリダ・マナティー)
取り敢えず、三叉の尾のことはおいといて、番組内でこの生物の動画を生物学者に見てもらったところ、やはりというか当然というか「マナティー」ではないかという説がひとつ。
そしてもうひとつは少し夢があり素敵な説で「絶滅した (と思われていた) アザラシ」ではないか、というもの。
これは一瞬見える頭部の特徴からマナティーではなく、さらに既知種のアザラシではないと判断したからです。

(マナティーとの比較)
しかし、どっちにしても三叉の尾を持っているわけではありませんし、もうこの尾を持っている時点でUMAと決めつけていいでしょうか?
しかし、水上に見えている (三叉の尾を除く) 部分の特徴、動きなどから考えても、マナティーのように感じます。
この生物が撮影されたのはフロリダの運河、フロリダにはマナティーが生息しており、生息域の点でも全く問題ありません。
夢がなくて申し訳ないですが、やっぱりマナティーの可能性が高いような気がします。もちろん100%マナティーというのではありません。

ではあのミステリアスな三叉の尾は?
マナティーが船舶のスクリューに衝突し怪我したり死んだりすることは以前から問題になっており、このマナティーも尾をスクリューに巻き込んだ可能性があるのではないでしょうか?
正常なマナティーの尾の形はうちわのような丸い形をしていますが、三叉に分かれた尾の中央のヒレが一番長く、もし切れ目がないとすればうちわのような形状になりそうです (あくまで元が一枚であったとすれば、です)。
ただし、スクリューで怪我したにしては見事なほど綺麗に3つに分かれ過ぎており、これは怪我によるものではない (可能性は著しく低い)、との見解もあります (故にマナティーではない、との説)。
~ おまけ説 ~
(モササウルス説の動画)
UMAの正体としては定番、恐竜が生き残っていた説をこのフロリダ・シー・モンスターにも適用し、動画を作製した人がいます。
その生物とはモササウルス。ちなみにモササウルスは恐竜時代に生存していた海生の大型爬虫類であり恐竜ではありません。
さて話を戻してモササウルス説ですが、最初に書いた通り尾びれが水面と平行に付いているのは哺乳類の特徴であり、爬虫類であるモササウルスの可能性は残念ながら著しく低いといわざるを得ません。
敢えてモササウルス説に近いものを挙げるとすればバシロサウルス (ゼウグロドン) 生存説ということになるでしょう。バシロサウルスはクジラの祖先です。

(バシロサウルス)
クジラの潮吹きでおなじみのように、クジラの鼻孔は頭のてっぺんにあります。なのでこのビデオのようにクジラのくせに鼻孔が顔の正面にあるのはおかしいのでは?と思う人もいるかもしれません。
しかし、バシロサウルスは現世のクジラのように鼻孔が頭のてっぺんに移動しておらず頭部の正面に位置していました。
なのでこの動画のようにクジラでありながら鼻孔が頭部正面に位置していても問題ありません。
ただし、バシロサウルスにしたって尾は三叉ではないでしょうが、、、
<この記事のURL>
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ちょっと前に書いた記事、"プリンス・チュパ (チュパカブラ王子)" そっくりの生物です。
アメリカ、ウィスコンシン州で目撃され、今度はキツネ (Fox) + カンガルー (Kangaroo) でフォックサルー (or フォクサルー, Foxaroo) と命名されたようです。
記事はあとで書きます。
----- 追記 9/4 -----
ここ数年続いているチュパカブラ目撃ネタで、今回も特筆すべき点は特にないようです。
メリーランド州で目撃されたプリンス・チュパと大変似ているということで注目されています。
が、メリーランドとウィスコンシンは隣り合っている州ではありませんし、物理的に不可能とは言いませんが、実際、見た目が違いますし、別な個体です。
この動画には"プリンス・チュパ"の映像 (動画) も挿入されているので、ややっこしいですが、今回撮影されたフォックサルーは写真のみ、動画は撮影されていません。
写真はすべてピンぼけですが、目撃証言などにより頭部はキツネ、動きはカンガルーのように跳ねていたことから「フォックサルー」と呼ばれます。
ピンぼけ+後ろからの写真のため、頭部の形状がよく分かりませんが、鼻先が長そうで、おそらく目撃証言通りキツネっぽい頭部かと思います。
動きがカンガルー、ということですが、常に跳ねて移動しているなら別ですが、犬や猫でも軽く走るときはピョンピョン跳ねたように動くこともそう珍しくありません。動画が存在しないので判断できませんが。
ということで、確実ではないですが、今回も皮膚病にかかった犬科動物の可能性が高そうです。
<この記事のURL>
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~ ハママツ・モンスター ~

(お腹側)
これもかなり前の動画のようで、ブログ休止中のためではなく、単に気付いていなかったものです。情報まったくないので適当です。
動画タイトルは「5/8 浜松の海岸にて発見した謎の生物の死骸」で、世間ではなんと呼ばれているのか皆目見当も付かないので、海外の例にならい「地名+モンスター」、「浜松の怪物」と呼ぶことにします。昔の 野球選手のあだ名みたいになってしまいました。
コメント欄を見ると、この生物の正体として「コブダイ」「ウバザメ」「スナメリ」の3種が人気を集めているようです。さて?
ではいつも通り、シンプルに見ていきたいと思います。
この生物のすぐそばに比較できるものがないので大きさがよく分かりませんが、ちょっと離れて写っている人たちと比較した感じでは結構大きく見えますね。1.5メートル?もしかして2メートルぐらいあるでしょうか?
太陽の熱で焼けたのと腐敗が進行しているせいでしょうか、皮膚は焼け焦げたようになっており、生前の体色を想像するのは困難そうです。

(コブダイ)
頭部を見ると、人間でいうおでこのあたりが出っ張っているように見えます。そのため「コブダイ」のような印象です。コブダイ説が一番人気なのも納得ですね。
ですが頭部以外を見てみると、この生物は鎌状の胸びれ、三日月~半月型の尾びれを持っていますし、また背びれも確認できない (目立たない) ことからコブダイではないような気がします。
また、砂に少し埋まっているので確実ではありませんが、尾びれの向きが水面に対して平行についているように見えます。

(尾びれの向きに注目)
ですので、尾びれの向きから考えると魚類ではなく海生哺乳類と思われます。
砂浜打ち上げ死骸の正体としてナンバー1の実績を誇る「ウバザメ」ですが、残念ながら上記の尾びれの向きにより魚類であるサメは候補から脱落となってしまいます。

(背中側。背びれが確認できず)
尾びれの件に目をつぶるにしてもウバザメにしては歯が大きく鋭すぎますし、口も控えめで小さく、ほぼ正面に付いているのでサメではなさそうです。さらにサメの特徴であるスリット状に並んだエラ (鰓裂 - さいれつ) も確認できません。
ということで海に生息する哺乳類に的を絞りたいと思いますが、頭部・前肢の形状からアザラシなどの鰭脚類やジュゴンなどではないような気がします。ということで、クジラの仲間 (イルカ含む) の確率が高そうです。
口元に鋭利な歯がずらりと並んでいるのでハクジラの仲間、更にコブダイに見えてしまうずんぐりとしたおでこが特徴ですから、あまり口吻 (こうふん) が尖っていないクジラ (&イルカ) がベストです。
小型のハクジラ、つまりイルカか、もしくは大型のハクジラの子供ではないでしょうか?砂に埋まっていますし、かなり損傷しているのでハクジラの種類までは特定できません。
が、しいて候補を挙げるとすれば、、、
頭部の形状からゴンドウクジラの仲間とかスナメリなんかが有力な気がします。また、背びれがない (目立たない) 点に注目すると、こちらはセミイルカもしくはスナメリなどがいい感じです。
その両方の条件を満たしているスナメリが個人的には有力な気がします。が、みなさんは何に見えますか?
<この記事のURL>
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■Freakish Creature Spotted Near Panama City■
これはブログお休み中のとっても古~いネタです。みなさん既にご存じのネタと思いますので簡単に見ていきましょう。

~ 少年達と格闘 ~

2009年9月、パナマはセロアズール (Cerro Azul) のとある湖、14歳から16歳の4人の少年たちが湖畔で遊んでいると、滝の裏側にある洞窟の中から身長150センチ程度の奇妙な生物が突如這い出てきました。
後に少年の一人が「この怪物には見覚えがあったよ、トールキン (指輪物語の作者) の映画だけどね」とインタビューに答えたように「ロード・オブ・ザ・リング (指輪物語)」に登場したゴラムのような奇妙な姿をしています。

(これが宇宙人(?)と格闘した少年たち)
「怪物」は岩を登って少年達に向かって這い上がって来たといいます。迫ってくるこの怪物を見てパニック状態に陥った少年達は石を投げつけたり棒きれで殴ったりしてこの怪物を殺し、湖に投げ捨てました。
少年達は家に帰り親にこの話をしたところ、この話の真偽を確かめようと親たちは少年達を連れこの「現場」にやってきました。
湖に投げ捨てた怪物は岸に打ち上げられており、そのときに撮った写真というのが上記の写真となります。
~ モントーク系モンスター ~

(元祖モントーク・モンスター)
ロングアイランドのモントークで謎の生物の死骸が発見されてからというもの、「(一見したところでは) 特定できない謎の生物の死骸」を「モントーク系モンスター」とカテゴライズされるようになりました。
このパナマのセロアズールで発見された生物もパナマ版モントーク・モンスターと表現されたりしています。
見た目が見た目なので、怪物だの宇宙人だのゴラムだの言われています。
大の字に仰向けに倒れている生物。人間のように目は正面を向いていますが、かなり端のほうですので目はけっこう離れています。口から舌がだらりと出ており、口のすぐ上に鼻孔が確認できます。
また、耳のような突起は頭部のかなり後方についているように見えます。頭髪らしきもの、というか体も含め毛は一切確認できません。
次に体。前述の通り、体毛は一切確認できず、腹部がずいぶん膨れています。プロポーション的には四肢がとっても長いのが特徴です。
このまんまの姿が病気でも何でもない生前の姿だとすれば新種間違いないでしょう。少年達の言うように宇宙人でもいい感じですが、、、
~ その正体は? ~

(その後、白骨化したパナマモンスター)
得意の横道にそれます。
ヨーロッパの人々が航海の発達により世界各地に進出を始めた遠い昔、彼らは初めて地を踏んだ土地でヨーロッパでは見たこともない不思議な動物たちに遭遇しました。
ゴリラやオランウータンが未開の人類ではないかと伝えられたこともあれば、加工された足のないゴクラクチョウを見て、決して地に降りることのない鳥が実在すると信じられたりもしました。
イッカクの牙やサイの角は「ユニコーンの角」として高値で取引されたりもしました。
未知の大陸、未知の土地には見たことのない生物が住んでいても決して不思議ではないですが、土産話が伝言ゲームさながらに大げさになっていった結果でしょう。
要するに現物を見ることが出来なかったから、つまり当時、生きたまま動物を連れ帰ることが難しかったため、実際とはかけ離れた生物像が作られていきました。
~ パナマ・モンスター、その正体は? ~
「この動物は全く食事を摂らず、ただ風の吹く方向へ頭を向けて風から栄養を得ている」
「間抜けで、哀れで、虚弱で、欠陥があり、抑圧されていて、低脳で滑稽」
「一本の足を前に出すのに8~9分かかり、ある樹から他の樹へ長旅をしなければならないような場合には痩せてしまう」
これらはナマケモノをはじめてみた (観察した) ヨーロッパ人達の言葉です。しかも17世紀頃まで長らくこのようなことが信じられていたといいます。
おまけに「ナマケモノは人間の顔を持っている」と伝えられました。その結果として、あのリンネがナマケモノはヒトと近縁なのでは?と一時考えたといいます。
パナマ・モンスターに話を戻しましょう。
この怪物は詳しく調査される前に白骨化してしまい、その後この骨もどうなってしまったことやら現在となっては、特定することは不可能になってしまいました。
しかし長い四肢、大きなフック状のかぎ爪、頭部の特徴などを見た限り、発見当初より言われていた「毛のすべて抜け落ちたナマケモノの死骸」と考えて問題はないように思います。

(フック状のかぎ爪)
毛がすべて抜け落ちてしまった生物は本来の姿とあまりに違うためUMA騒ぎになることもあります。モントーク・モンスターの正体はおそらくアライグマ、テキサスのチュパカブラはコヨーテだったように。
パンダのあの特徴的な模様も毛がすべて抜け落ちてしまったら、よく知っているはずのパンダだって、パンダとはなかなか気づかないでしょう。
中世のヨーロッパ人にあと一歩で人間と間違えられそうになっていたナマケモノ。昔の人はバカだなぁ、なんて思ってはいけません。
当時と比べ飛躍的に知識があるはずのわれわれ現代人が「パナマ・モンスター」と呼び、宇宙人と間違えるぐらいなんですから。
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-773.html
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■懸賞金5万ドル、ペピン湖の怪物 ~ ペピー■
■Lake Pepin monster "Pepie"■
(ペピーのマスコットキャラ 意味が分かりません)
赤兜さんからのネタです。
まだ紹介していないUMAはたくさんありますが、このペピン湖のペピー、聞いたことさえありませんでした。
~ 懸賞金 $50,000 ~
ペピン湖はアメリカ、ウィスコンシン州とミネソタ州にまたがるとても細長い湖で、その湖の形状、表面積はネッシーのふるさと、ネス湖を彷彿とさせるものです。
そしてこのペピン湖には、ペピーなる愛称で呼ばれる「怪物」が棲息しているといいます。
決してメジャーな存在とはいえないペピーですが、現在、たいへんな注目を浴びています。
ペピーが目撃されたり、写真を撮られたわけではありません。
注目されている理由は、この湖に古くから伝わる謎の怪物、ペピーの存在を証明したら5万ドル (約500万円) が支払われることになったからです。
具体的には、ペピーの鮮明な写真の撮影に成功するか、もしくはペピーの体の一部、例えばヒレなどを採取することに成功すれば報奨金は支払われるということです。
まずはペピーとはいかなる生物なのか見ていきましょう。
~ ペピン湖のペピー ~
アメリカの先住民族、いわゆるネイティブの人々の言い伝えには多くの怪物たちが登場します。
ある程度の大きさを持った湖であれば、そのほとんどに湖底に棲息する怪物の言い伝えがあります。
アメリカの代表的なレイク・モンスター、シャンプレーン湖の チャンプ や獣人 ビッグフット (サスカッチ) も、もともとはネイティブの民間伝承に端を発したものです。
(チャンプといえばこの画像です)
ネイティブの言い伝えに登場するだけでは民間伝承の域は出ませんが、アメリカ大陸に移住してきたヨーロッパ人の目に触れたとき、その怪物たちはUMA (未確認生物) となります。
ペピン湖周辺に居住するネイティブたちの間にも、ペピン湖に棲息する「怪物」の話があり、1871年、その怪物は民間伝承からUMAとなりました。
ペピーは黒く巨大な生物で、一般的に シーサーペント (巨大なウミヘビ状の怪物) と呼ばれるタイプの生物と考えられており、湖底深くに棲息していると噂されています。
しかし、ペピーの知名度の低さからも想像できるように、決して目撃の多いUMAではなく、目撃の多くはネッシーブーム以降、つまりここ数十年のものが多いようです。
それもあり、もともとはシーサーペントタイプといわれていたペピーの姿は、ネッシー風、つまり首長竜タイプの目撃証言も存在します。
何かが泳いでいるような大きな波が立っていた、といったようなあまりはっきりとしない目撃証言が多い中、1987年、ペピン湖に友人と釣りに来ていたスティーヴ・レイモンド (Steve Raymond) の目撃証言は貴重なものです。
「はじめそれを見たとき、流木かと思ったんですが、そうではなかったんです。近づいてよく見てみると、水面から出ている部分だけで6メートルほどあるのが分かりました。体色は緑がかっており、一部は黄色でした」
~ 巨大な魚類か? ~
(アメリカカワカマスのフィッシング動画
※画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
さて、このペピー、正体はいったいなんでしょう?
目撃証言が少ない上に、シーサーペントタイプ、ネッシータイプとその姿も一定しておらず、あまりピンと来ません。
ペピン湖の形状はその長さも幅もネス湖に似ていることから、ネッシーと同種ではないか?なる記載も見られますが、決して説得力のあるものではありません。
基本的にはシーサーペントタイプ、滅多に目撃されることがないという点に注目すれば、細長い体型、息継ぎを必要としない (巨大な) 魚類が候補になるかと思います。
ペピー湖はフィッシングも盛んに行われている湖で、ブラックバスを始め、ノーザンパイク (カワカマス) やウォールアイ、パクー、そして チョウザメ など巨大な淡水魚が棲息しています。
単独の魚を見誤ったものであれば、巨大なパイクやウォールアイ、チョウザメの可能性が高いといえます。
ペピン湖の怪物に限らず、レイクモンスターの正体として登場するチョウザメは、その大きさ、ごつごつした背中など「怪物」候補の最有力といえます。
ただし、ペピン湖のチョウザメの生息数は少なく、また、あまり大型のものは存在していないともいわれています。
もともと目撃が少なかっただけに、ペピーに過度の期待をかけるのには酷というものでしょう。現時点では「未知の大型魚類」の可能性を探るのが、もっとも現実的かつ夢のある見方ではないでしょうか?
そもそもアメリカにおいてもほとんど無名と言っても過言ではないペピー、目撃が集中しているわけでもないのに、どうして今頃になって懸賞金がかけられたのでしょう?
これはいわゆる町興しの一環で、注目を集めることにより観光客を町に呼ぶためと思って間違いありません。
アメリカはもとより、日本にまでこの話が流れてきたことを考えると、ペピーの存在の有無にかかわらず、この町興しは大成功といえるでしょう。
(参考サイト)
KSTP.com
wcco.com
exciteニュース
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-638.html
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■Puerto Rican Fanged bird (Serpent-bird of Gurabo)■
~ チュパカブラとの意外な関係 ~
(牙を取ったらあの鳥では?)
~ 毒蛇の牙を持つ鳥 ~
現在知られている鳥類の中で毒を持っているのは、ニューギニアに棲息する ピトフーイ (ズグロモリモズ etc) の仲間 (の一部) のみです。
UMAの世界まで範囲を広めると、ひょっとすると毒を持っているかもしれないという鳥がもう一種います。プエルトリコの毒蛇に似た牙を持つ鳥、特に名前もないようなので、ファングド・バード、もしくはサーペント・バードと呼んでおきましょう。
ファングド・バードは目撃されただけではなく、捕獲されて写真にも撮られています。
~ 捕獲のいきさつ ~
1989年4月、夜釣りをしていたホルヘ・J. マーティン (Jorge J. Martin) と友人、オルティ・ヘルナンデス (Ortiz Hernandez) は、けたたましい鳴き声を耳にしました。
鳴き声のする方に明かりを向けると、そこには今まで見たこともないような生物が木の枝に止まっていました。それは明らかに鳥のようでしたが、その目は赤くランランと輝き、そして頭部はまるでヘビのようでした。
ホルヘたちは持っていたランタンの明かりを消すとその鳥は身動きがとれなくなり、とまっていた枝から転落してしまいました。
思いがけない状況に、かれらはその奇妙な鳥を捕獲するのに成功したというのです。
~ ファングド・バードとは ~
素手で野鳥を捕まえるなんてあまり聞かない話ですが、UMAが捕獲されることは滅多にないことですから、とりあえずかれらを賞賛しましょう。
ホルヘと共にファングド・バードを捕らえたオルティの義理の兄弟、マリアは、この鳥についてこう語っています。
「大きさは鳩か小さな雌鳥ぐらいで、まだ子供のようだったわ。頭には毛がなくて、むしろヒキガエルの皮膚といった感じ、ヘビのようにザラザラした感じともいえるわね。
口の中には2本の牙があって、足はニワトリみたいだったわ。まるで犬みたいに唸ってとても気味悪い声だったの」
さらに、ホルヘによれば、ある動物学者がファングド・バードを売ってくれるよう、懇願してきたといいます。
提示された金額は$1500 (≒18万円) だったそうで、新種の珍しい鳥にしては微妙な値段に感じますが、プエルトリコということを考えれば、かなり高い値段提示と思われます。
動物学者はファングド・バードを念入りに見たあと、この鳥はヨタカに似ているけど、かれらとはまた別な鳥だね、とコメントしたといいます。
これにて動物学者のお墨付きということになりますが、、、
~ 疑惑 ~
さて、このファングド・バード、1989年に捕獲されたのですから、もう20年近く経っていますし、牙のある鳥としてもっと有名になっていてもいいはずです。
しかし、鳥類図鑑などに加えられることもなく、鳥類の研究者たちが血眼 (ちまなこ) になって研究しているという話も聞きません。
まず気になるのは、ホルヘとその友人オルティ、そしてオルティの義理の兄弟マリアの三人のみが直接この鳥と関わっていることです。
友人・親戚関係にあるこの三人しか詳細なコメントを残していないというのはちょっと不自然です。
動物学者からのコメントもありますが、それが誰であるのか特定できず、ホルヘの話にのみ登場する人物です。この人は実在するのでしょうか?
~ フェイクか ~
(ヘスペロルニス)
現在、牙どころか歯のある鳥さえ存在しません。恐竜たちと共に絶滅した、巨大なペンギンのような姿をした海鳥、ヘスペロルニスは「歯のある鳥」として知られていますが、かれらにしてもクチバシに小さな歯が並んでいるだけです。
さて、ファングド・バードを見てみましょう。からだに見合わない大きな牙が二本、上あごからにょっきりと生えています。特にコメントされていないことから、牙以外の歯はないようです。
ファングド・バードの牙はかみ合わせ上、外側に向かって大きく湾曲し、さらに喉元のほうに傾いています。両方の牙がそっぽを向いているといえます。
口を開いても牙が喉元のほうに倒れたままですから、牙の先端を獲物に刺しこむには上下のアゴを180度近く開かなければなりません。開いたとしても牙が外に向いているのでうまく刺さるんでしょうか。
さらにいえば牙が長いだけでなく、かなりの太さですので、とんでもなくアゴの力が強くないと刺さるとは思えません。
牙を見た限り、あまり有効な武器としては使えないような感じです。
~ 偽装発覚 ~
このファングド・バード、研究される以前にメン・イン・ブラック (風の人たち) に持ち去られたとか、遺伝子操作の賜物だとか、UMA特有のおかしな噂があります。
牙の生えた鳥を、政府の機密機関やUFO機関が興味を示すのか一向に理解できませんが、実はこの手の話は創作されたものだったようです。
地元警察がホルヘ宅を捜査したところ、鳥はそこに保管されていました。通常のヨタカの口内に牙をくっつけ、おそらく頭部の羽毛をカットしただけの至極簡単なものだったようです。
ホルヘはプエルトリコで有名なUFO研究家であり、この鳥を使って一種の興行師のようなことをしていたようです。
~ チョタカブラスからチュパカブラへ ~
(チョタカブラス [ヨタカ] の動画
ヨタカは口を大きく開くことが出来るのがよく分かります
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
意外なことにファングド・バードの話はこれで終わりではありません。プエルトリコ発のもっとも有名なUMA、チュパカブラ との共通点があるのです。
ホルヘはヨタカの一種に細工を施し、ファングド・バードをつくりあげましたが、このヨタカ、スペイン語で「チョタカブラス」と呼ばれるオオヨタカの一種です。
チョタカブラスのスペル (chotacabras) を見れば一目瞭然、チュパカブラ (chupacabra) と発音もスペルもそっくりです。
チュパカブラはスペイン語で「ヤギの血を吸うもの」という意ですが、そのことから英語で "goat sucker (ヤギを吸うもの)" と表現されることがあります。
一方、通常ヨタカは英語で、"nightjar" ですが、チュパカブラと同様、"goatsucker" とも呼ばれます。これはヨタカが「ヤギの乳を吸う」という迷信に由来するものです。
名前だけではありません。ファングド・バードとチュパカブラは、一見すると、一方は鳥、一方は二足歩行する獣であり姿は大きく異なるように感じます。
しかし、口からはみ出すほどの大きな牙をつけたその姿は、ヨタカが夜行性ということもあり、人々が寝静まった真夜中に家畜を襲う、といったことを想起させるかもしれません。
一説によれば、このチョタカブラス (オオヨタカ) に牙をつけたファングド・バードが原型となり、その後間もなく (1990年代) チュパカブラ伝説が誕生したともいわれています。
(参考サイト)
Marcianitos Verdes
forgetomori
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