UMAとは "Unidentified Mysterious Animals" の頭文字をとった略語で、通常「ユーマ」と発音されます。いかにも海外風の言葉ですが、これは日本人による造語で、海外ではほとんど使われていない表現です。
"Unidentified Mysterious Animals" を、直訳すると「未確認の神秘動物」となりますが、日本語でいう「未確認動物/未確認生物」にあたります。
古くはネス湖のネッシー、ヒマラヤの雪男(イエティ)、新しいものではチュパカブラやスカイフィッシュなど、目撃情報はあるものの、存在が立証されていない生物 を "UMA" と総称します。「目撃情報のある未発見の野生動物」と言い換えたほうが分かりやすいかもしれません。本来は、オカルト的要素の強いものは含みません。
海外では未確認動物のことを、UMAではなく、"cryptid(s)" といいます。その他にも、"mysterious animal(s)"、"mysterious creature(s)"、"hidden animal(s)" など、いろいろな表現がありますが、"cryptid(s)" といわれることがほとんどです。
この "cryptid (クリプティッド)" とはカナダの未確認動物学者ジョン・ウォール (John E. Wall) の造語です。未確認動物学のことは "cryptozoology (クリプトゾウオロジー) " といいますが、この "crypt -" というのは、「隠された」という意味を持つギリシア語 "Krypt" が基になっています。
つまり "cryptid" は「隠された動物」、"cryptozoology" は「隠された動物学」が原意です。
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