■Unknown flying creature found on old VHS tape (Austria 1992)■




~ アルベスバッハ・クリーチャー ~
これは1992年、オーストリアのアルベスバッハでVHSビデオに撮影されたものだそうです。
わざとVHSビデオ時代の古くさい映像に見せかけているフェイクではないか、などと疑うときりがないのでとりあえず本物のビデオということで見ていきましょう。
男女の子供が遊んでいる他愛もない映像、が、ビデオが始まって22秒~24秒ぐらいのところで画面上部中央から右に向かってなにかの影が通り過ぎます。
一瞬の出来事なので正確な判断はできませんが、速度が一定かつ細かな動きが感じられないことから、「生物」ではなく「物質」的な印象を受けます。言い換えると飛行機などのたぐいに感じます。

(わかりにくいので赤くトレース)
ただあまりに時間が短くかつ画質が悪すぎて正確な形を把握するのは困難です。
投稿者さんはこの謎の物体や木の葉をトレースし、謎の物体の輪郭をシルエットとして抜き出しています。
それを信じれば尾翼に該当する部分がないようなので飛行機ではないということになります。
ですが、画質が悪いですから、尾翼部分がはっきり確認できないだけかもしれません、なのでアルベスバッハ・クリーチャーの正体は第1候補として飛行機、第2候補として鳥です。
~ 飛行機でも鳥でもない ~

(木の葉を消しています)
ところがところが、投稿者さんは飛行機でも鳥でもないと断言しています。
バナナの皮をむいたみたいな形をしていますが、3つに分岐されたうちの一番上の部分は右の翼、真ん中と下の部分は「足」であるとの見解です。
つまり、左の翼は撮影アングルの関係から左足か体に隠れて見えていないという判断をしています。

(アルベスバッハ・クリーチャーの全貌!)
飛行機にそんな太い「足」があるわけもなく、鳥だとしたら足が太すぎる、よって飛行機でも鳥でもない、という結論なのです。
なるほどおもしろい見解です、飛行機や通常の鳥との先入観があると、3つに分岐されている両端は翼と即座に考えてしまいますが、ひとつは翼ではなく「足」であるという見解です。
そう考えると、このビデオの中の物体は俄然おもしろい存在になってきます。
投稿者さんの画像解析を見ながら想像を巡らせてみてください。
<この記事のURL>
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■Alaska’s Loch Ness Monster■
まんまさんから情報をいただいたネタです。いつもありがとうございます。
~ アラスカン・モンスター ~

ビデオを見てみましょう。
大きさははっきり分かりませんが、波の大きさから判断して比較的大きく細長い体型をした生物のようです。
体を縦にくねらせながら画面左に向かって泳いでいくのが確認できます。
画質が粗い上、手ぶれも激しいので非常に見にくい動画ですが、動画撮影されること自体UMAは珍しいですし、仮に撮影されたものも何が写っているのか分からないものが多いことを考慮すると、この動画はかなり上出来な部類に入ります。
このビデオはアラスカのブリストル湾で撮影され、ディスカバリー・チャンネルで「アラスカン・モンスター・ハント (Alaskan Monster Hunt)」というタイトルで放送されたものだそうです。
体全体が見えているわけではありませんから、実際どういった全体像をしているのかは推測の域を出ませんが、いわゆるシーサーペント (巨大海蛇)タイプの細長い体型をしている印象です。

(以前、アラスカの砂浜に漂着した謎の死骸)
こういったシーサーペントタイプの生物が撮影された場合、その正体はそれほど珍しくもない既知動物が複数匹、縦に並んで泳いでいるだけ、というのが合理的な解釈とされます。
つまり、実際は大して細長くもない生物、たとえばアザラシなどが複数縦に並んで泳いでいるために「巨大な細長い生物」に見えているという考えです。
見た感じ、二匹以上いるように見えてしまいますが、画質の悪さが功を奏しよく分からないのでシーサーペントと考えましょう!
ちなみにこの生物を検証しているヒゲのおじいさんは未確認動物学者のポール・ルブロン (Dr. Paul LeBlond) 博士です。

(ポール・ルブロン博士)
~ シーサーペント ~

(頭部?)
THE BLAZEさんではこの動画の記事のタイトルネームが "Is this Alaska’s Loch Ness Monster? (これはアラスカのネッシーか?)" となっていますが、上記のとおり体型はネッシー (首長竜タイプ) とは異なった印象です。
ご存知のように、ネス湖のロッホ・ネス・モンスターことネッシーが首長竜タイプというイメージで浸透しているためでしょうか、世界各地の湖で目撃される謎の巨大水棲生物は首長竜タイプであることがほとんどです。
それに比べるとカナダ近海やカナダの湖で目撃される謎の水棲生物は独特で、そのほとんどが細長い体型をしたシーサーペントタイプです。
余談になりますが、カナダの湖で目撃されるUMAはオゴポゴやマニポゴ等、たいてい「○○ポゴ」と命名され、名前だけでカナダのUMAであることがすぐに分かります。
いっぽう、湖ではなくカナダ沿岸部や近海で目撃されるUMAは「○○ポゴ」という規則は当てはめられず、かつ一種類に限定されます。

(移送中に紛失してしまったキャディの骨格)
そのUMAとはこの記事のタイトルにも出ている、キャドボロサウルス (Cadborosaurus) ことキャディで、この動画に写っている生物もキャディではないか、といわれています。
では以前から目撃の続く、キャディでしょうか?
~ キャドボロサウルス ~

(紛失したキャディの骨格のレプリカ)
シーサーペントとは海で目撃される巨大な細長い生物の総称であり、特定の生物に付けられた名前ではありません。
キャディもそのシーサーペントの一種ですが、他のシーサーペントと区別され「キャディ」なる呼称を与えられた数少ないシーサーペントのひとつです。
当然といえば当然ですが、キャディはUMAなのですからその正体は分かっていません。それでありながらなぜ区別されるのか?
カナダの近海で幾度も目撃されている (つまり同一種の生物の可能性が高い) ことも理由の一つですが、最大の理由はキャディが他のシーサーペントとずいぶんと異なる (区別できる) 特徴を持っていることが挙げられるかと思います。
シーサーペントの頭部は海蛇に似ているといったものやウナギに似ているといったものが多くを占めますが、キャディの場合、名前こそキャドボロサウルスと恐竜 (爬虫類) っぽいですが、頭部はラクダやキリンに似ているといった哺乳類的なのが特徴です。
シーサーペントはその正体として巨大な魚類 (巨大ウナギ、リュウグウノツカイ等)、もしくは巨大な爬虫類 (巨大ウミヘビ) ではないかといわれています。
いっぽう、キャディは頭部が哺乳類的なだけでなく、目撃証言からも哺乳類の特徴である体を縦にくねらせて泳ぐことが分かっています。(不思議なことにシーサーペントの正体は魚類や爬虫類が候補に挙がるのに反して、哺乳類的な泳ぎ方をしている目撃証言も少なくありません)
残念ながらキャディの顕著な特徴である頭部を確認できませんが、少なくとも体を上下にくねらせて泳ぐ哺乳類的な動き、目撃がカナダ近海であることから、キャディの可能性を否定できないシーサーペントといえるでしょう。
<参照サイト>
● THE BLAZE
<この記事のURL>
http://umafan.blog72.fc2.com/blog-entry-797.html
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■Mysterious water mammoths inhabit Siberian lakes■
~ ソーミン湖&ボドル湖 ~

(こちらはハイール湖の怪物)
ロシアのレイク・モンスターネタです。ブログ休止中にロシアのチャヌイ湖の怪物が話題になっていたようですが、取り敢えずこちらから。プラウダより。
西ウクライナにあるソーミン湖 (Lake Somin) の湖底には、体がワニ、頭部が大蛇に似た未確認の生物が生息しているといいます。
どう猛なその怪物は湖周辺に生息している野生動物たちを襲っては食べており、むろん野生動物だけでなく、湖畔の原っぱで昼寝をしていた厩務員や湖に入った少年も食べられてしまったという記録もあります。
この湖を始め、いまだに、といっては失礼ですがネッシーブームからずいぶんと経つ近年になっても、多くのロシアの湖では未知の巨大生物 (らしきもの) がメディアに取り上げられているようです。楽しくていいですね。
さて今回のメインはソーミン湖ではなくカレリア地方にあるボドル湖 (Lake Vedlozero) で、"ウォーター・ゴブリン (水のゴブリン)" と呼ばれる怪物が生息しているとの噂がたっています。
~ 空から謎の落下物 ~
この湖が注目を浴びるようになったのは、未確認生物の目撃があったからではありません。
1990年代の半ば、この湖の近くに住む老人 (現在は故人)、エゴロフ氏が、光り輝く大きな物体がこの湖にめがけて降ってきたのを目撃したのが発端となっております。
この物体はなんだったのか?隕石だったのか?UFOの残骸だったのか?この謎の物体を探るべく、湖には何度かにわたって調査隊が送り込まれました。
残念なことに、ダイバーを使って湖底まで調べるという大がかりな捜査を敢行するも徒労に終わり、エゴロフ氏の目撃した「物体」をとうとう見つけることは出来ませんでした。しかし、この調査には思いがけない副産物がついてきました。
~ 水のゴブリン ~

(人類に追われたマンモスたちはやがて水中生活を、、、)
この調査隊に同行していた未確認生物学者、ヴィクトル・サプノフ (Viktor Sapunov) は、未知の落下物について近隣住民達に聞き取り調査をしていた際、ボドル湖には未知の生物が生息している、という情報を得ました。その名も「ウォーター・ゴブリン」。
このウォーター・ゴブリン、誰が言ったか知りませんが、その正体はマンモスであるとの刺激的な説が人気を集めているとか。
ほぼ完璧に冷凍保存されたマンモスが見つかるなど、シベリアの永久凍土といえばマンモスの墓場と形容されることがあります。UMAの世界に限って言えば現在でも時折生きているマンモスを目撃した、などという情報が入ってくるほどです。
このマンモスとレイク・モンスター (湖の怪物) を結びつけ、それを水のゴブリンの正体と定義づけたのだからすばらしいです。ウォーター・ゴブリン改め、その名も「ウォーター・マンモス!」。そのまんまですが。
マンモスがネッシーなどのレイク・モンスターの正体というのはなかなか敷居が高く、どうやって哺乳類であるマンモスが水中に入ったっきり呼吸が出来るのか、そもそもなんで湖に生息場所を変えたのか、いや変えることが出来るのか、など突っ込まれやすいのですが、それについては「一切不明」だとのこと、、、
~ 実際は、、、 ~
UFO・宇宙人ネタでさえ寛大に肯定的内容でレポートするプラウダですが、今回の記者はちょっと厳しめのようです。
ウォーター・ゴブリンの噂を聞きつけ、再度独自の調査を開始、その結果、ボドル湖の周辺住民に「ウォーター・ゴブリン」の噂を知っている人は皆無、それどころか長く住んでいる老人でさえボドル湖で怪物を見たこともなければ聞いたこともないとのこと。
んじゃ、先の未確認生物学者サプノフはいったい誰からウォーター・ゴブリンの話を聞いて公表したのか?ねつ造?いや、おそらくそうではないと信じます。
おそらく、単にボドル湖に釣りに来ていた人に話を聞き、おもしろい内容だったので公表したのではないでしょうか。というのも、ボドル湖周辺の人は、
「そのウォーター・ゴブリンって、たぶんアザラシっしょ、アザラシ。ラドガ湖にはアザラシ (ワモンアザラシ) 住んでんだけど、ボドル湖ってラドガ湖と近いからたま~に川を伝って入ってくるんよ。
そんな見慣れないのが湖で泳いでいても、ここらの連中はみ~んなアザラシって分かってるんよ。んでも、釣りにきたヨソもんはそんなこと知らんから、『ボドル湖でウォーター・ゴブリン見た!』って吹聴して回ってるんよ、たぶん」
みたいなまともなことを言ってます、、、うーん危うし、ウォーター・ゴブリン。
しかし、ウォーター・ゴブリン (もしくはウォーター・マンモス) などと呼ばれるレイク・モンスターの正体が万一まるまると太ったワモンアザラシだったとしても、それはそれでかわいくていいじゃないですか。
もちろんこれは合理的な解釈であり、ワモンアザラシが正体と決まったわけではありません。静かにプラウダの続報をまとうじゃありませんか。
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■小さな獣人 ~ アゴグウェ■
■Agogwe (Agogure, Agogue)■
~ 50年前のUMA ~
このイラストは約半世紀近くも前の「ポピュラー・サイエンス (Popular Science)」で取り上げられたUMA (未確認生物) の数々です。
みなさんはそれぞれが何を指しているか分かりますか?
オオカミのようなイラスト、これはアンデスオオカミ、その隣のクマはナンディベア、でっかいイモムシみたいなのはタッツェルヴルム、ライオンはムングゥ (ヌンダ)です。
続いてゴリラみたいなのはビッグフット、となりのイカはダイオウイカ、カンガルーを襲っているトラのような生物はクイーンズランドタイガー、そしてお隣が今回主役の謎の霊長類、アゴグウェです。
これらは1961年に掲載されたものですが、半世紀近くも経っているのにダイオウイカを除いていまだに「未確認」状態が続いています。
ダイオウイカが生きたまま捕獲されたのはつい最近のことですが、当時でもすでに砂浜に打ち上げられたりマッコウクジラの胃の中からたくさん見つかっており、当時からすでに「未確認生物」ではありません。
当時の子供達は、これらの生物たちのいずれかはきっと近い将来捕獲されるだろう、胸を躍らせながら本を読んでいたことは想像に難くありません。
50年後にはビッグフットやアンデスオオカミが動物園でふつうに見られる動物になっているに違いない、そう信じていた子供達もいたかもしれません。
そんな子供達も今では60を越え、初老を迎えているころです。彼らの夢がまったく実現していないことは周知の通りです。
50年後の現在、ふとこの記事を思い出し、「いまだに全部未確認かよ」とつっこみを入れている人もいるかもしれません。
~ 獣人のメッカ、アフリカ大陸 ~
さて、獣人といえばヒマラヤのイエティやアメリカのビッグフット、オーストラリアのヨーウィなどが有名ですが、もっとも多くの種類の獣人が目撃されている地域はアフリカ大陸です。
現生人類、ホモ・サピエンス以外のホモ属はすべて滅んでしまいましたが、今までに分かっているだけで20種類前後のホミニッド (ホモ属) たちがアフリカで誕生しています。
そういったことを考えれば、獣人がもし実在するのであれば、一番確率が高そうなのはアフリカではないか?と思う人も多いかもしれません。
アフリカではたくさんの獣人の目撃がありますが、その中でも、もっとも有名なのが東アフリカのタンザニアやモザンビークを中心に目撃されるアゴグウェと呼ばれる獣人です。
このアゴグウェの他にもカクンダカリ、キコンバ、ムラフ、ンゴロコ、セヒテ、ワトゥ・ワ・ミティ、カラノロ、、、と挙げていったらキリがないほどで、おそらくは同一の獣人が地方によって異なる名前 (地方名) で呼ばれているためと考えられています。
~ アゴグウェ ~
さて、アゴグウェですが、体長は0.9~1.5メートルとやや小柄、褐色の毛で全身が覆われており、非常に長い腕を持っているのが特徴です。
人間と同じ完全な二足歩行ができるといわれており、目撃証言によればサルを誤認したものではないといいます。
もっとも有名な目撃例のひとつがウィリアム・ヒッチェンズ (William Hitchens) によるものです。
1900年前後、東アフリカの植民地に出没する人食いライオンを一掃するよう国からの命を受けたヒッチェンズは、そのライオン狩りの際、不思議な生物に出くわしました。
それは濃い霧の立ちこめる森の中でのことです。濃い霧の中から突然「なにか」が現れました。
それはあっという間の出来事でした。霧の中から現れた「なにか」は反対の霧の中へと消えていってしまったからです。
その生物はよく人間に似ていましたが、身長は、当時その地域に住む成人のピグミー族 (正式な部族名は不明) などよりもさらに小柄であり、かつ全身が茶色い毛で覆われていたことにより、少なくとも既知の人類でないことは明白でした。
ヒッチェンズは地元のハンターにこの話をすると、それはこの地域に棲息する「アゴグウェ」と呼ばれる毛むくじゃらの小さな人間だということでした。
ヒッチェンズはその後もアゴグウェを見つけ出そうとしましたが、その努力は報われることなく2度とアゴグウェに遭遇することはなかったといいます。
~ もうひとつの目撃 ~
ヒッチェンズの願いは通じませんでしたが、カスバート・バーゴイン (Cuthbert Burgoyne) はヒッチェンズが追い求めた生物とおそらく同一のものを見たと確信しています。
ポルトガル領東アフリカの海岸線を妻と共にボートに乗って遊んでいたとき、ヒヒの群れが砂浜にエサを探しにやってきていたのを目撃しました。
カスバートは、かれらがカニや貝の類を捕まえて食べているのを双眼鏡を使って観察していました。
すると海岸近くの林からひょっこりと2匹の生物が現れました。
茶色い毛で覆われたその2匹は、完全な二足歩行をしていましたが、明らかに人間ではなかったといいます。
かなり離れていたため、正確な大きさは分からなかったといいますが、ヒヒと対比させて、だいたい1メートル前後ではないかと彼は推測しました。
2匹はまるでそのヒヒの仲間のように群れの中に加わりましたが、ヒヒたちは逃げようとしませんでした。明らかに2匹とヒヒの間には友好関係がしかれていたようです。
後日、アフリカで猛獣狩りを楽しんでいる友人にこの話をしたところ、友人もこの二足歩行する奇妙な生物に遭遇したことがあり、地元住民から決して彼らを撃ってはならない、と釘を刺されていたというのです。
~ その正体は ~
ヒッチェンズとカスバートの見た生物が同一かどうかは分かりません。しかし、小柄な獣人が目撃され続けているのは確かです。
未知・既知種のサルの誤認、毛皮をまとったピグミー族の誤認、そういったところが過去から続く冷静な意見です。
未確認動物学者、ベルナルド・ユーベルマンはこのアゴグウェの正体のひとつとしてアウストラロピテクスを挙げています。
アウストラロピテクスの中でも超有名なアウストラロピテクス・アファレンシスのルーシーの全身復元図を見たことがある人ならご存じかと思いますが、身長は1メートルをちょっと超すぐらい、その姿はいかにもアゴグウェ的です。
ただし、アウストラロピテクスが生き残っている確率は万に一つもあるのかどうか、、、
そういった厳しい現状から、ホモ・フロレシエンシスの発見に便乗し、閉ざされた孤島ではない、という不利な状況ではありますが、現生人類とは別の進化を遂げた矮小人類の生き残り、というのがUMA的にベストのような気がします。
上のイラストが描かれてから50年経っていますが、少なくともアゴグウェに関してはなんら進展はありません。
そしておそらく今から50年後、アゴグウェを取り巻く状況は今とさほど変わらないことが予測されます。
今から50年後、現在このアゴグウェの記事を読んでいる子供達は大人になりガッカリしているかもしれません、しかし、未来の子供達は、50年前、そして現在の子供達がそうであるように、胸躍らせて記事を読むことでしょう。
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■セロ・カリペウモのヴィルコ・モンスター■
■Santa Filomena Viluco monster■
(ダーウィンズ・プラネットに登場するダッガーリスト
ちょっとチュパカブラ風です)
~ 恐竜カンガルー? ~
チリのアタカマ砂漠を通る道路で "まるで恐竜のような" 巨大なカンガルーに似た生物が多くのドライバーによって目撃されています。
目撃者によればその生物は体長が2メートル以上もあったといい、カンガルーのようにピョンピョンと後肢2本で飛び跳ねていたといいます。
かつて世界中、そして南米にも有袋類は数多く棲息していましたが、現在ではオーストラリアやニュージーランド、パプアニューギニアを除けば残っているのはオポッサムのみです。
(イチゴを食べるオポッサム)
オポッサムの仲間は決してからだが大きい動物ではありませんし見た目はネズミといった感じですから、とても2メートル大のカンガルーと誤認するとは思えません。
カンガルーは二足歩行し、尾が長いため、見方によればラプトルなど、小型獣脚類のシルエットに似ていないともいえません。「恐竜を彷彿とさせ、かつカンガルーに似ている」というのは、つまり大型のカンガルーの誤認を彷彿させます。
2メートルというのはちょっと大げさにしても、動物園やサーカスなどから脱走した現世有袋類最大のアカカンガルーが誤認候補として筆頭に挙げられます。
チリはのんびりしていそうですし、カンガルーが脱走してもそれほどニュースにならないかもしれません。
が、この未知の巨大カンガルー (らしき生物)、脱走したカンガルーよりももっと興味を惹く未確認生物、ヴィルコ・モンスターと考えるのがUMAファン的には楽しいでしょう。
~ ヴィルコ・モンスター ~
ヴィルコ・モンスター (ビルコ・モンスター) とは、チリの山岳部に位置するセロ・カリペウモ (Cerro Cullipeumo) の廃坑に棲みついているといわれるUMAです。
セロ・カリペウモの町のひとつ、ヴィルコ (Viluco) ではじめて目撃されたことからこの名があります。
初めて目撃したのはバスのベテラン運転手、ホアン・ベリオス (Juan Berrios) さんです。
2004年1月5日、ベリオスさんがバスの運転中、70メートルほど前方に奇妙な生物を確認しました。いったん草むらに隠れてしまいましたが、その生物は再び突如バスの前方に姿を現しました。
あまりのことに、ベリオスさんは危うくハンドル操作を誤るほどだったといいます。
ベリオスさんの目撃情報によれば、ヴィルコ・モンスターはカンガルーのような体つきをしており、カンガルー同様、後肢二本で飛び跳ねるように移動します。動きは極めて俊敏、後肢が非常に発達していると考えられています。
体高は1.5メートルほど、鼻面はどう猛なオオカミに似ており、背中にはヤマアラシのようなタテガミ、ガラガラのような尻尾を持っていました。
獲物を襲って間もなかったのでしょうか、ヴィルコ・モンスターの口からは鮮血がたれていたといいます。肉を食べるカンガルー?
今から2000万年ほど前のオーストラリア大陸には、肉食のカンガルー、エカルタデタが実際に存在していましたが、ヴィルコ・モンスターは南米版のエカルタデタでしょうか?
しかし、エカルタデタは現在のカンガルーとは姿がちょっと異なり、実際に遭遇してもあまりカンガルーとは結びつかないかもしれません。
~ 廃坑 ~
ペルーは南米最大の金産出国ということもあり、数多くの金鉱があり、小さな集落であるセロ・カリペウモでも例外ではありません。
セロ・カリペウモは、現在でも細々と金の採掘は続いていますが、以前ほどではなく、1950年代以降、すでに廃坑となってしまった金鉱も多く、そうした廃坑がヴィルコ・モンスターの巣窟になっているというのです。
この地に住む老人、ドン・ラモンの話によると「(怪物は) 坂を駆け上がり、炭坑の中に消えていったのを見たことがある。これは今始まったことじゃなく、何年も何年もずっと前から続いていることなんだ」
ヴィルコ・モンスターに好奇心を抱き、山中に分け入ったものの中には帰ってこないものも何人もいるといわれ、おそらくはヴィルコ・モンスターの餌食になったものと老人たちは考えています。
また、ヴィルコ・モンスターに襲われたものと考えられる野ウサギも発見されており、このウサギの首筋には穴がひとつだけ空いている以外、目立った外傷はなく、そこから血を吸われたものといわれています。
~ チュパカブラ ~
さて、ここまで読んで、UMAファンであればやはり気になることがあるでしょう。
発達した後肢で二足歩行し、犠牲になった動物の体には血を吸った穴を残す、そして目撃されるのは南米、この特徴を兼ね備えたUMAといえば、そう、チュパカブラです。
当然、ヴィルコ・モンスターはチュパカブラとの関連を指摘されています。
というより、チュパカブラとの差別化が難しいほどヴィルコ・モンスターとチュパカブラの目撃情報は似通っています。
チュパカブラ自体、よく分かっていないのですから、同一なのか、そうでないのかを判別するのは難しいのですが、尾の有無から一応別種と考えてもいいかと思います。
ただし、チュパカブラは (少なくとも目立った) 尾を持たないことになっていますが、目撃情報を元にしたイラストなどを見ると、非常にバランスが悪く、むしろ尾があった方が自然な体型をしていることから、チュパカブラに尾があっても何ら不思議ではありません。
そういったことを考慮すると同一の可能性も否めないことも確かですが、取り敢えず別種として考えるとして、イメージ的には「尾のあるチュパカブラ」といった感じかと思います。
~ 正体は? ~
(ヴェロキラプトル)
さて、正体はなんでしょうか?チュパカブラがそうであるように、現世の動物に似たようなものが見あたりません。
チュパカブラに至っては、絶滅した生物をひっくるめても似ているものがいないという有様ですが、ヴィルコ・モンスターは尾がある分、幾ばくか考える余地がありそうです。
現実的なところではもちろん動物園等から脱走したカンガルー、UMA的には小型獣脚類生存説、恐竜はさすがに敷居が高すぎるとすれば、飛べない巨鳥、フォルスラコス (Phorusrhacos) やティタニス (Titanis) などの生存説が無難なところでしょうか?
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■日本の探索隊、イエティの足跡発見する■
■YPJ found yeti footprints in Nepal■
数日前のニュースですが、時間がなくてアップできなかったので遅ればせながら登場です。
(イエティといえば、これ、
エリック・シプトンの撮影したイエティの足跡)
~ UMA ~
オークションで買った昔の (1976年) 少年誌を読んでいると、特集されているネタのその素朴さに感動します。
ネッシーや雪男、ビッグフットなどのUMA、そして宇宙人や幽霊などオカルト系の話題が盛りだくさんです。
今ではお堅い東京都知事のイメージしかない石原慎太郎さんがネッシーを敬愛していることは有名ですが、このころはちびっ子たちのアイドルとして「ネス湖怪獣国際探検隊」の”隊長”として登場しています。
(「石原慎太郎氏、ネッシー探検隊リーダー」の記事
画像をクリックすると大きな画像で見られます)
このころはネッシーに限らず、ヒマラヤの雪男やモケーレ・ムベンベなど、日本の調査隊もはるばる海外まで足を運びUMAの調査に出かけていました。
一昔前はずいぶんとUMAも花形だったようですが、最近ではその凋落 (ちょうらく) も激しく、まじめな日本人には特に受けが悪くなっているような気がします。
しかし、そんなご時世にもかかわらず、ヒマラヤに趣き調査を続ける日本のチームから嬉しいニュースです。
<おまけのニュース>
(「キャンプ地に出現した雪男」「娘にせまるエッチな幽霊」
画像をクリックすると大きな画像で見られます)
~ イエティの足跡 ~
(今回発見された足跡(左) 右は比較用の人間の足跡)
つい数ヶ月前も、アメリカのテレビ番組が東ネパールでイエティの足跡を発見したと話題になりましたが、今回は日本のチームです。
ヒマラヤの雪男ことイエティを探索する日本のプロジェクト・チーム、イエティ・プロジェクト・ジャパン (Yeti Project Japan, 以下YPJ) さんが、イエティの足跡らしきものを発見したということです。
YPJのリーダー、高橋好輝 (たかはし・よしてる) さんによると、ネパール、ヒマラヤ山脈のダウラギリ連峰、標高4400メートルの地点で、長さ約20センチ(8インチ)の人間によく似た謎の足跡の写真撮影に成功したということです。
「我々はヒマラヤに何度も訪れており、クマやシカ、オオカミ、ユキヒョウなどの足跡にはすでに見慣れており、(今回発見した足跡は) いずれの動物の足跡とも一致しません
我々はその足跡が「本物」であると確信しています。伝えられる雪男やかれらの足跡の話が、決しておとぎ話のたぐいではなく、実話であったのだと確信しています」
20センチという大きさは成人男性よりもかなり小さく、伝えられるイエティの大きな足跡とはずいぶん大きさが異なります。しかし、子供のイエティかもしれませんし、あまり大きすぎても疑わしく感じてしまいますから、これぐらいで丁度良いかも?
足跡が残っていたというのであれば、点々と続いているものを想像してしまいますが、公表された足跡を含めて発見された足跡は数個だそうです。
概ね好意的な報道ですが、嘘やねつ造が日常茶飯事化しているUMAのニュースということもあり、あまり真剣には取り上げられていない感じです。
そんな風潮を吹き飛ばすことができるか、プロジェクトチーム帰国後の続報に期待しましょう。
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■1954年、イギリスに現れた「歩くモミの実」■
■Walking fir-cone■
~ 歩くモミの実 ~
久々にクラシックなUMAネタを書こうかと思います。
1954年4月16日、イギリスの警官であるコンスタンブル・S. ビショップは、ケント州ラムズゲートにあるダンプトン公園で不思議な生き物に遭遇しました。
「そいつは、全身が鳥の羽みたいな柄で、鼻先 (吻) はとても長く、尾は短かった。大きなかぎ爪を持っていて、体長はシェパードほどもあったよ」
ビショップの目撃談はこれですべてです。
驚いたビショップは、無線で同僚を呼びましたが、同僚がビショップの元に到着した頃にはその動物の姿はありませんでした。
ビショップは、この動物を「歩くモミの実 (walking fir-cone) のようだった」と形容しました。
~ 正体は? ~
(この生き物をよーく見てみましょう
センザンコウの動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
UMAの話には、意外にも警官がたびたび登場します。
先日、全米、というより世界を騒がせた「ジョージアのビッグフット」は元警官でしたし、信じがたいヒューマノイド系UMA、カエル男を目撃したのもオハイオ州の現職警官です。
職業柄、警官の目撃は信憑性が高い、という風潮がありますが、警察官でも嘘をつくことだってありますし、見間違うことだってあります。
そういうことから、一般人の目撃よりも信憑性が高い、とか、逆に低い、とかいったことはなく、警官も一般人もその信憑性は個別の問題ですから、特に区別する必要はないでしょう。
では、このラムズゲートでの目撃はどうでしょう?
エイリアンを見た、といった突拍子もない話ではなく、あくまで「奇妙な生物を見た」といったレベルです。
そして短い目撃談ながら、この内容から、ビショップは嘘をついているようには見えません。
~ センザンコウか? ~
(センザンコウの動画2
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
しっぽが短い、という点を除けば、これはまさしく管理人の大好きなセンザンコウそのものをです。
センザンコウは、先史時代から現代にタイムトラベルでもしてきたような独特で不思議な姿をした動物です。アフリカやアジアに棲息しています。
松ぼっくりのような形をした鱗 (うろこ) で全身が覆われており、ビショップが形容する「歩くモミの実」、といった風情です。
(甲冑(かっちゅう)のような見事な鱗)
鼻先も長く、大きなかぎ爪も持っています。ただし、センザンコウはとてもしっぽが長いので、ここが決定的に異なるという弱点もあります。
ただし、しっぽを丸めて歩いていたとか、怪我をしてしっぽが切れていた、という苦しいながら言い訳も可能です。
また、センザンコウのしっぽは胴体部分と同じく、大きな鱗で覆われており、とても太く見えるます。そのため、どこからしっぽなのかが区別がつかず、しっぽが短い、と錯覚した可能性もあります。なにせビショップ警官は腰を抜かすほどびっくりしていたのですから。
(センザンコウの長~い舌)
(アリやシロアリの入り組んだ巣の中も、
舌はそれ自体が生き物のように自由自在に動きます)
一番の問題は「センザンコウがどうしてイギリスのいるのか?」ですが、動物園から脱走したかもしれませんし、密輸して個人で飼っていたものが逃げ出したのかもしれませんし、可能性はいくらでもあるでしょう。
絶滅寸前ながら、アフリカの市場でふつうに売られている (もちろん食用) 映像を見たことがあります。また、その毛皮 (鱗) を目的に乱獲 (密猟) されており、保護がまったくうまくいっていない野生動物の一つといえます。
ちなみに、このトレードマークの鱗は、ダンゴムシのように体を丸めると逆立って凶器になります。この丸まる様子から、英名をパンゴリン (pangolin, 「丸まるもの」の意) といいます。
~ おまけ「歩く毛皮の円錐」 ~
このビショップの話をどこかで見たり聞いたり、もしくはなにかで読んだことがある、という人はかなりの通です。
管理人が知っているものでは、オカルト研究家、ジョン・A・キールの著書の一つ「不思議現象ファイル」にこの話が載っています。
ただし、この「不思議現象ファイル」では「歩く毛皮の円錐 (えんすい)」という奇妙なタイトルが付けられており、なにがなにやら読んでいてさっぱり分かりません。同じように思った人もいるのではないでしょうか?
実はこれ、訳者が原文の "fir-cone (モミの実)" を "fur-cone (毛皮の円錐)" と勘違いしたらしく、「歩く毛皮の円錐」と間違って訳してしまったようです。
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■ウォーター・ホース ~ 水馬 (水魔)■
■Water horse■
~ ウォーター・ホース ~
最近、UMAネタを書いていないので、無理矢理書きましょう。
UMA系、巨大生物系のパニック映画は星の数ほどありますが、極度に頭の悪い軍隊や博士が登場し、観賞後、確実にガッカリすること請け合いです。
観る方もガッカリしたくて観ているので特に問題はありませんが。
(チュパカブラの映画の中でもガッカリ度はナンバー1
ガッカリしたい人に超おすすめ)
さてそんな中、ウォーター・ホース (The Water Horse: Legend of the Deep) なる映画が公開されました。B級パニックではなく、ネッシー風の生物がファンタジーの題材として使われています。
この「ウォーター・ホース」なる言葉ですが、これは広義にはネッシーを含む、特にスコットランドの水棲UMAに使われる言葉で、映画用の造語ではありません。
ウォーター・ホースを直訳すれば水馬となりますが、これはネッシーなどを見れば分かるとおり、水棲UMAは首が長く、背中が盛り上がったようなシルエットが、まるで水に入ったウマのように見えるからです。
水馬というのは、水中に棲息する四肢がヒレ状になったウマに似た怪物の総称ですが、もう少し細かく分けると、ケルピーやペイステ、プーカ、アファンクなどなど、他にもたくさんありますが、分類することが出来ます。
目撃される地域、たとえばプーカはアイルランド、ペイステやケルピーはスコットランド、ウェールズのものはアファンクとか、河川で目撃される水馬をケルピー、湖で目撃されるものをペイステと言うとか言わないとかいろいろな説があります。
このように正確に定義されているわけではないため、とりあえず、プーカとかペイステとか聞いたら、「ウマみたいなカッコをした水の怪物」と思っておけば間違いありません。
(有名なネッシー画像「外科医の写真」
ねつ造が発覚しましたが、典型的なネッシーのシルエットで、
水棲UMAがウォーター・ホースといわれる意味も分かります)
~ 忌まわしき水馬の言い伝え ~
呼び名こそ違えと、基本的にケルピーもペイステも同じようなもので、その性質・特徴も大差ありません。
いずれの水馬も、人間にとって決して喜ぶべき存在ではなく、忌まわしいものとして描かれています。
海の魔物、セイレーンやローレライの伝説と似ており、特に美しい歌声で船乗りたちを惑わすと言われるセイレーン伝説に近い存在といえます。
ふだん水馬は水の奥底に潜み、滅多なことで姿を見せることはありませんが、時として湖畔などにその姿を現すことがあるといわれています。
陸に上がった水馬は美しい歌声を披露します。たまたまそこに出くわした人間は、その歌声の魅力に抗 (あらが) うことが出来ず、水馬のいる方へと引き寄せられます。
水馬は背に乗るよう人間に促し、その誘いに乗った人間を背に水中へと没します、、、
(ネッシー風生物の動画
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ 水馬 ~
ケルピーの記事でも書きましたが、この水馬の話は子供を水辺から遠ざけるための寓話と考えるのが自然でしょう。
ただし、水馬の元になった生物は、現在ネッシーなどが目撃されるのと同様に、昔から似たような生物が目撃されていた証拠とも考えられます。
つまり、昔からネッシーのような姿の謎の生物が目撃されており、それらが水馬 (ウォーター・ホース) と呼ばれるようになり、その水馬を元に人間を水中に引きずり込む話がつくられた、ということです。
水馬の民間伝承では水馬の背に乗った人間は溺れ死にます。それ故に「忌まわしきもの」として伝えられています。
が、セイレーンなどと違い、実は水馬に悪意はなく、ただ人間を自分の国に連れて行きたいためだった、つまり人間が溺れ死ぬことを知らなかったのだとしたら、切ない話に早変わりです。
ただし、溺れさせた人間を食べてしまう、という話もあったりします。
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