■Jellynose fish (Ateleopus japonicus)■

最近、日本ではリュウグウノツカイやらダイオウイカやら、ふだんではあまり目にする機会のない深海生物が立て続けに水揚げされ話題となっています。
死んだ状態ですらほとんど目にしない深海生物が、生きている状態で捕獲されたりするのでなおさらです。巨大地震の前触れと関連づけて報道されることも少なくありません。
さて、地震と深海生物との関連はおいといて、それで思い出したのですが、かなり昔にブラジル沖で発見された奇妙な深海魚を記事にしていなかったような気がしまして、で、魚の名前すら忘れていましたが調べたら、その魚の名は「シャチブリ」です。
~ シャチブリ ~

体長は2メートル弱 (1.8メートル) とかなりの巨大魚、頭部が大きく体の後ろに向かって先細りの体型、深海魚に多く見られるオタマジャクシ体型です。
全身は黒ずんだピンク色、見るからにぶよぶよのゼリー状の質感、うろこはまったくないようです。
目は小さく、頭部の吻 (ふん) が「こぶ」のように大きく突き出ているのも特徴です。口もかなり大きく開くようです。

発見当時は「ブラジル沖で発見された新種の魚」として紹介されていましたが、すぐに正体が判明し、新種かどうかは別として、正体は前述の通り、シャチブリの仲間です。
この魚が当初新種と考えられた原因は、シャチブリの仲間が深海魚ということを考慮に入れてもそれほど頻繁に捕獲されないことに加え、ブラジル沖で捕獲されること自体、皆無だったことに関係しているようです。
さて、シルエット、配色、質感、すべてにおいてシャチにもブリにも似ていないこの魚がどうしてシャチブリという名で呼ばれているのかは分かりません。


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