■グアムオオコウモリ■
■Guam flying fox■
~ 食べ尽くされたオオコウモリ ~
(オオコウモリは体型的にもまるで人間に翼をつけたようです
※ 画像をクリックするとYouTubeに飛びます)
~ オオコウモリ ~
あまり知られていませんが、ネズミ (齧歯目) についでもっとも繁栄している哺乳類はコウモリの仲間 (翼手目) です。
コウモリの仲間は世界中に1000種類以上もいるといわれ、それだけ多いのですから種も分化しています。
哺乳類としては特異な姿をしているのに加え、吸血コウモリのイメージが強いため、かなり迫害されている傾向があるかと思います。
しかし、実際、蚊や蝿など人間が嫌う昆虫を食べてくれたり、また昆虫のように花粉の媒介を手伝うものもおり、むしろ人間にとってはありがたい動物といえるかもしれません。
(就寝中の豚さんの血をよってたかって吸い逃げするチスイコウモリたちの動画)
以前にも書きましたが、吸血コウモリはナミチスイコウモリ、ケアシチスイコウモリ、シロチスイコウモリの3種のみであり、狂犬病の媒介はもちろん恐ろしいですが、映画に出てくるような生きている人間に群れを成して襲いかかる吸血コウモリは存在しません。
人間でさえ就寝中に血を吸われても気づかないほどで、狂犬病の媒介さえなければほとんど無害といえるほどの生物です。
全体の0.3%でしかいない吸血コウモリのイメージが、すべてのコウモリのイメージになってしまうとは気の毒な話です。
~ オオコウモリとUMA ~
さて、そんなコウモリの仲間ですが、UMAと密接な関係があるコウモリといえばオオコウモリです。翼開長が1メートルから最大2メートルを超すといわれるオオコウモリですから、大変迫力があります。
オオコウモリがUMAと誤認されるのは、もちろんその大きさもありますが、ふだん見慣れている小型のコウモリと頭部の特徴が大きく異なることも関係していると思われます。
世界中で目撃されるUMAの中で、人気のあるものは絶滅した古生物系UMAですが、その中で飛行系UMAには多くの翼竜と思われる目撃証言が含まれます。
翼竜系UMAは、翼の特長からいって、オオコウモリを誤認したものが多数含まれているものと考えられます。
これとは別に、頭部が人間のようであった、つまり、体がコウモリで頭部が人間の生物を見た、といった目撃証言を目にすることがあります。
たとえば フライング・ヒューマノイド (1969年) や ジーナフォイロ などがこれにあたります。
これはオオコウモリが、小型のコウモリと異なり、視覚に頼った生活をしていることに関係します。小型のコウモリのように超音波を頼り (反響定位) に飛ぶわけではありませんから、概して目は非常に大きく発達し、逆に耳は小さくなります。
このような頭部の特徴は、「人間的な」印象を与えることがあるかもしれません。とはいえ、英名が "Flying fox (空飛ぶキツネ)" からも分かるとおり、人間と言うよりはキツネです。
大きいので怖く見える人もいるかもしれませんが、オオコウモリに吸血する種はおらず、平和に果物を食べている種がほとんどです。
(オオコウモリの動画 Part II)
~ グアムオオコウモリ ~
オオコウモリならなんでも良かったのですが、今回はあえて人類には耳の痛いグアムオオコウモリをピックアップします。
グアムオオコウモリは、他のオオコウモリ類と大差のない姿をしており、特に際だった特徴はありません。名前の通り、グアムからマリアナ諸島にかけて棲息していたオオコウモリ、というだけです。
ただし、かれらはすでに絶滅しています。
現在でもグアムの名物料理であるオオコウモリを使った料理は、もともとはグアムオオコウモリを調理したものです。
オオコウモリの仲間は果物を主食とするものが多いため、見た目とは異なり、肉は大変美味といわれています。
観光地として成功を収めたグアムは、物珍しいオオコウモリ料理を観光客に供し、絶滅させるまで乱獲しました。文字通り、食べ尽くされてしまったオオコウモリです。
グアムオオコウモリが絶滅した今もグアムではオオコウモリ料理が供されていますが、これは周囲の島から大量のオオコウモリを乱獲し持ち込んでいるからで、「オオコウモリ料理」であることは確かですが、「グアムオオコウモリ料理」ではありません。
これだけ聞くと、なんてひどいことを、と思うかもしれませんが、現在日本でも絶滅が危惧されるウナギやマグロを食べ続けており、このままでは、近い将来、食べ尽くしてしまうことになるかもしれません。
同じ失敗は繰り返したくないですね。
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オオコウモリ料理というものが存在するのですね…。
おそらく出されはしないでしょうけども、見て見たいです。
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オオコウモリ料理、高いですからセットメニューには出ないでしょうし、安くてもいろいろとグロいだのなんだの批判浴びるので出さないでしょうね。ジューシーでおいしいという評判ですが、絶滅させてまで食べるものではないですよね。
たぶんこのコウモリのこと取り上げてました~
他にもリョコウバトとかフクロオオカミとかもやってました~
なかなかコミカルに描かれていて面白かったんですよ~
夏とか夜に空を見上げるとたまにコウモリ見ますね~
明らかに普通の鳥と飛び方が違うのですぐ分かりましたよ^^
コウモリって意外にちかくにいて廃屋とかに群れで住み着いてて夜になるとばっさばっさ群れで飛び立つらしいです(友人談)
気になったのですが~
ヒフバエの反響すごいですね^^;
件数がダントツ1位。。;
ところでコウモリ、夕方になると駅前に何十匹も飛んでいますよ。今度ちょっと空を見上げてみてくださいな。
>ヒフバエの反響すごいですね
以前よりグロ系の記事には書き込みが多いような気がします(笑)
以前からページが更新されるたびに見ていました。
それにしてもUMAについての知識がすごいですね。心から尊敬します。
絶滅した生物については非常に興味があります。でも、僕は純粋なUAMと神話・伝説系のUAMも好きです。
長くなってすみません。
今まで見てくれていましたか~ どうもありがとうございます。
UMAって、種類はありますが、中身は結構似たり寄ったりのものが多くて、連続で書いていると飽きちゃうので、現世動物から絶滅動物までいろいろ混ぜて記事を書いてます。
神話系はメインで記事にすることはないですが、関連するときにはちょこちょこ登場させてます。
ちょくちょく遊びに来てくださーい。
そうですね。UMAだけに限ると情報もなかなかないので大変ですよね。
はい。また来ますね。
よろしくお願いします。
ですが、獣人系、湖系(ネッシー系)が多くて、文章も代わり映えなくなっちゃうため、ちょっと紹介しづらいんですよね。
ちょこちょこ紹介していきたいと思います。
いやー笑っちゃいますが、シンプルながら分かりやすいですねぇ ほかにもいろいろシリーズがあるみたいですねぇ。リンクどうもです。
「ブタ系」の顔と「かわいい系」の顔がいますよね?
あのいかにも悪そうなブタ鼻の耳が尖ったコウモリは嫌だけど
フルーツバットのようなカワイイ系のコウモリはペットにしてみたい(*´ェ`*)
ってか、人間って本当になんでも食べますよねー
考えて食べろよって感じです・・・。
オオコウモリ、飼うのは糞とか大変なんじゃ?閉じこめておくのもかわいそうだし。
一応、保護されている地域は多いけど、発展途上国では喰いまくってるからおそらく多くは絶滅してしまうでしょうね。