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UMAファン ~ 未確認動物
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超巨大魚 リードシクティス

■リードシクティス■
■Leedsichthys problematicus■

~ 30メートルの魚 ~


(◆BBC ウォーキング with ダイナソー~恐竜時代 太古の海へ より)

~ 史上最大の魚 ~

現世の巨大魚といえばジンベエザメやウバザメ、そしてマンタ (オニイトマキエイ) などが代表格といえます。みな軟骨魚 (なんこつぎょ - 歯を除くすべての骨が軟骨で構成されている魚類) というのが共通点です。

ジンベエザメは最大20メートル以上なんていわれていますが、たいていは大きくても10メートル前後です。

現世のホオジロザメ (ホホジロザメ) は最大級の魚類ではありませんが、絶滅した巨大ホオジロザメともいえるメガロドン (カルカロドン・メガロドン) は、最大15メートルぐらいになったと考えられています。

このように最大級の魚類というとみな軟骨魚ばかりですが、現在発見されている中で最大と考えられているのは硬骨魚のリードシクティス (リードシクティス・プロブレマティカス) です。

陸上で恐竜が大繁栄したジュラ紀に、リードシクティスは現れました。



~ 体長30メートル? ~

リードシクティスの大きさはどれぐらいでしょう?

メガロドンは当初、25メートルだの30メートル、40メートルだの、現在の復元よりもかなり大きく体長を見積もられていました。

しかし、科学の進歩と共に復元方法は見直され、現在では大きくても15メートルぐらいであったと考えられています。

それでは、リードシクティスの復元の歴史を見ていきましょう。リードシクティスの化石が見つかったのは19世紀末ですが、当初9メートルぐらいと見積もられていました。

これでも十分すぎるほど大きいのですが、リードシクティスの場合はメガロドンの復元の歴史とは逆を辿り、再考されるに従ってどんどん大きくなっていきました。

1980年代の復元で20メートル以上を突破し、25メートルとか最大でシロナガスクジラ並みの28メートルという説まで浮上しています。

現在では (14~) 22メートルという大きさが有力なようですが、やはり巨大生物ファンとしては28メートル説に飛びつきたくなるところです。


(遊泳力が弱いため、海生爬虫類などに鰭を "食い逃げ"
されていたのでは?ともいわれています)

~ 骨が見つかりません ~

復元サイズが14~28メートルとバラバラで、最小と最大の見積もりで2倍の開きがあります。単純に考えれば、体重は8倍ぐらいの差が出てくることになります。

復元サイズがバラバラなのは、リードシクティスの骨格が断片的にしか発見されていないからです。頭骨と尾の一部しか発見されていないため、胴体部分がどれぐらいの長さになるのか、実際のところはっきりしていません。

脊椎骨が完全な状態で発見されない限り、実際のところリードシクティスの本当の大きさはどれぐらいになるかは分からないのですが、リードシクティスの骨は薄く脆 (もろ) いそうで、完全な骨格が見つかるのは期待が薄そうです。

ちなみにリードシクティスは古代魚のひとつ、アミア (bowfin) と遠い親戚関係にあるということです。


(古代魚 アミア)

~ プランクトン食べてます ~

さて、この巨大な体は何を食べて維持していたのでしょう。

メガロドンやダンクレオステウスはどう猛な捕食者として知られていますが、リードシクティスはウバザメやジンベエザメと同じく、プランクトンを食べていたおとなしい魚だったようです。

大きな口をあけてゆっくりと海を泳いでいました。おそらく地球上にはじめて現れた巨大な濾過捕食者 (ろかほしょくしゃ) と考えられています。

マッコウクジラ (オスの体長18メートル) という例外もありますが、巨大な海生生物には濾過捕食者が多くみられます。スタミナをあまり消費せずに安定した食料を摂取出来るわけですから、巨体を維持する上では獲物を追いかけ回すよりも効率が良いわけです。

しかしリードシクティスは絶滅してしまいました。突然現れた巨大な濾過捕食者といわれていますが、地球上から消えてしまったのも突然だったようです。

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コメント
この記事へのコメント
(・0・。) ほほーっ
リードシクティスを食べちゃう捕食者っていったいどんくらい大きいのだ・・・。

なんでみんな絶滅しちゃったんだろうなー
ひょっとしたら人間のいけないような場所でひっそりと生きていてくれるといいなぁ
2007/04/29(日) 14:07:21 | URL | 姫 #-[ 編集]
BIG=おとなしい?
でかくて凶暴なのをみてみたいですね。大きいのはプランクトンばっかり食べてるようなきがします。メガロドンは別として。
2007/04/29(日) 17:47:35 | URL | Roki #-[ 編集]
こんにちは
こんにちは

>姫さん

捕食者といっても、小さいやつを想定しているみたいです。
BBCのプログラムでは、リードシクティスがのんびり泳いでいるところによってきて、ひれや体の一部を食いちぎってオサラバするという感じでした。

でもそこまで無防備か?ってぐらい食われ放題でした。少しぐらい防御するのではないかと。

そうですねー深海でひっそりと生きていたら、、、っていうのも無理なほど大きいですね。プランクトンが豊富にいる場所じゃないと駄目ですし。

でもメガマウス、あんなでかいのにプランクトン食で深海で頑張ってますからね!

>Rokiさん

やっぱでかすぎると食べ物をとるのに苦労するので、どう猛なのは大きさに限度があるかもしれませんね。

でも海生爬虫類だったらリオプレウロドンなんか20メートル超すかも、なんていわれてますし、本当だったら凄いことです。
2007/04/29(日) 18:07:23 | URL | ナム #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2008/03/06(木) 13:59:50 | | #[ 編集]
地球上にはじめて現れた巨大な濾過捕食者はシュノサウルスである可能性があるのではないでしょうか
2011/09/30(金) 19:31:06 | URL | 名無しのUMAさん #-[ 編集]
fish
2011/10/14(金) 00:24:11 | URL | lai luu #-[ 編集]
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