■450キロの巨大イカ捕獲■
■Super Colossal squid was discovered■
※2013年1月にNHKで放送された、ダイオウイカが深海で初めて動画撮影された記事については ダイオウイカの深海で泳ぐ姿の動画撮影に初めて成功 をご参照ください。
~ 10メートル、450キロのスーパー・コロッサル・スクイッド ~
(Yahoo!ニュース より)
450キロの巨大イカ発見=世界最重量-南極海 (時事通信)
「イカの体長は約10メートル、重さは約450キロにもなり、これまで発見されたイカの中では世界最重量になるという。」
だそうです。
ついにデカい (成体の) コロッサル・スクイッド (コロッサル・スキッド、ダイオウホウズキイカ)が見つかってしまいました。
我らがヒーロー、ダイオウイカ、大ピンチっす。
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かねてから、ダイオウイカよりも大きく (重く) なるのではないか?といわれていたコロッサル・スクイッドですが、とうとう捕獲されてしまいました。成体は12~14メートルと推測されていましたが、今回のコロッサル・スクイッドはそのMax値に近い10メートルという体長です。
コロッサル・スクイッドをご存じない方のために、簡単に紹介しましょう。
コロッサル・スクイッドは100年程前から知られている巨大イカですが、(成体の) 完全な標本は手に入らず、巨大なことは確かなもののどれぐらい大きくなるのか不明でした。
(歴代捕獲コロッサル・スクイッド・ギャラリー
※ 画面をクリックするとYouTubeに飛びます)
そして数年前、ついに大型のコロッサル・スクイッドの標本が手に入りました。外套 (がいとう - 筒になった胴体の部分) だけでも2.5メートルもあり、標準的なダイオウイカレベルの大きさがありました。しかし驚いたことに、そのコロッサル・スクイッドは成体ではありませんでした。成長途中の若い個体のものだったのです。
コロッサル・スクイッドはダイオウイカと比べて外套が幅広く、またヒレ (「イカのミミ」と呼ばれている部分) も巨大です。そのため、同じ外套長のダイオウイカとコロッサルスクイッドの重さを量った場合、明らかにコロッサル・スクイッドが有利です。
このことから、コロッサル・スクイッドの成体が手に入れば、ダイオウイカを凌ぐのは確実、と思われていました。
ちなみにコロッサル・スクイッドの和名はダイオウホウズキイカといいます。
(今回捕獲されたコロッサル・スクイッド)
少し前 (2006年12月) に生きているダイオウイカの動画撮影に成功するという史上初の快挙が成されましたが、普通はすぐに剥がれてしまってなかなかお目にかかれない赤い表皮がついたダイオウイカを見ることが出来ました。
今回捕獲されたコロッサル・スクイッドも真っ赤な表皮にくるまれて、まさに最上級品といえる標本です。しかも大きさが10メートル、450キロというのですから、前回沸きに沸いたダイオウイカも形無しといった感があります。
(これは以前に発見されたコロッサル・スクイッドです)
この全長10メートル、450キロ (推定) のコロッサル・スクイッドは、ニュージーランドの漁師によってロス海 (南極にある湾) で発見されました。
「発見当時 (2007年1月) 、すでに瀕死の状態で海上を漂っていた」ということですが、やはり「発見時には生きていた」ことが、このコロッサル・スクイッドの状態の良さを物語っています。
まぁ逆にいえば、元気だったら到底簡単には捕まえられないでしょうし、ほとんど無傷で捕獲することは不可能だったと思います。そういったわけで、この「瀕死の状態を発見」したことは、「良い標本を得る上では」好都合だったといえます。
そして忘れてならないのは、この漁師さんたちの丁重な扱いです。この「巨大イカ」を船に引き上げるのに9人がかりで2時間も要したそうで、その後、速やかに冷凍ボックスに保存したおかげで、状態の良いままコロッサル・スクイッドを持ち帰ることが出来ました。
天気も穏やかだったのも好都合だったと船長はいっています。
ちなみに、この漁船はもちろんコロッサル・スクイッドなど巨大イカ探しをしていたわけではなく、マジェランアイナメ (通称「メロ」) 漁をしていた船です。
(巨大イカハンターを夢見ていたジョン・ベネット船長)
この漁船の船長、ジョン・ベネット (Mr. John Bennett) さん曰く
「30年間ずっと漁師をやってきたが、こういうことが起きないかっていつも夢見てたんだ」
"I've been a fisherman for 30 years and have always dreamt about things like this," said John Bennett, 48.
夢のある、いいセリフです。
この言葉を聞けば、この船がコロッサル・スクイッドを完璧な状態で持ち帰ったのも頷けるというものです。
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食べきれないなぁ。なんて思いましたが、まず食いたくない・・・
いきなりですが相互リンクしてくれませんか??良ければ私のブログにコメント下さい!!
船長さんの言葉、良いですね、ホント。
今回の事で船長さんが調子に乗って変な大物狙いに走って身を崩さない事を祈ります(笑)
で、他のエントリーも読ませていただきました。
10年ぐらい前、UMAの本を読んだ事があったのですが、そこで得た知識が全部あって感動してしまいました。
あの頃の好奇心が戻って来た気分です。
これからもちょくちょく拝見させていただきます。
何か最近はゲソ系の話題に尽きませんのでなによりですなぁ。
ついに見つかっちゃいましたね、コロッサス君(笑)。確かに、我等がダイオウ様にとってはお株が盗られる危険大で。
でも、言っちゃあ何ですが、確かにコロッサス君の方が”イイ体”してるんですよね~。まあ、ドッチが上とかはこの際ナシですが。。。。
でかくなる必要があるのでしょう?イカ刺しは三きれで十分ですがね
感想できないのでここでかきますが、
ブラックフライというUMAがいますよね
あれを見たことがあります
っていうか捕まってました。三年ほどフィリピンという国に住んでいたんですが、三歳ぐらいの時でしたかね、百円ショップで売ってるようなプラスチックの虫箱に大きい蝿が入っていたんです。兄と従兄弟たちが捕まえたと言ってました。15cmぐらいでしたね。始めて見たとき黒いでかい物体にしか見えませんでしたね。動かないから死んでいたんでしょうか?小さいころは生き物にまったく興味がなかったもので、あの後どうなったのでしょうか・・・
長くなってすみません^^
ついに捕まりましたね~、でっかいコロッサル・スクイッド。
>tanakaさん
ごめんなさい、ちょっと多くなりすぎちゃったので、現在トップリンクの募集はしていないんですよ。
リンク集ページでも良ければリンクは出来ますが。
>ケンドー・キクチさん
そうですね~船長がこれ以後イカハンターとして生きていく、とか宣言したら家族は絶望的に落ち込むことでしょう(笑)
僕は応援しますけどね。
また遊びに来てください。
>まんまさん
お久しぶりです。
確かに最近多いですよね、イカの話題が。あと深海系生物。
別に僕としては「ダイオウイカを1番大きいイカと信じる会」の会長をやっているわけではないので、追い越されても構わないのですが、やっぱり「でかいイカといえばダイオウイカ」と洗脳されて育った手前、応援したくなってしまうのですよ~(笑)
>アミバさん
そーです、UMAじゃないので、ちゃんといるんですよ~ ちっちゃいのはたまに捕れてるみたいです。
>Rokiさん
そうですね、どうしてあそこまで大きくなるのでしょうね。マッコウクジラに対抗するためですかね。分かりません。分かりませんが、どんどん大きくなって欲しいといつも願っています。(笑)
で、マジっすか、そのハエ?そのでっかいハエ(みたいな生きもの)、見てみたいなぁ。ハエっぽいけど、ハエの仲間じゃないのかな?ちょっと調べてみたいと思います。
情報どうもありがとうございます。
やっぱり巨大生物とかUMAとかに男の子は惹かれてしまうものなんですよ(笑)
そういや昔ルスカとかいう巨大タコが見つかったらしいですが現在まるで見ないですな。
もしかして絶滅寸前?
イカの流れぶった切ってすいません。
ルスカのものといわれる肉塊(グロブスター)はいくつかあったようですが、調べるとタコじゃなかったりして、厳しい現実を突きつけられます(笑)
最近でもグロブスターは時折見つかりますが、残念ながらルスカ説はほとんど見なくなってしまいましたね。
巨大イカブームに便乗して、巨大タコ情報も欲しいところです。
実は太りすぎの肥満体で凶暴どころこか大人しい可能性がでてきたとか。
研究者のコメント
「このイカがすごいスピードで海中を泳ぎ回るなんて想像できない。ファイティングマシーンになるにはブヨブヨしすぎだ。恐らく卵を抱えて海底でごろごろしているんだろう、死んだ魚とか食べながら」
イメージが崩れちゃいましたよ。
食べきれない…