■新種の舌の長いコウモリ 「アノウラ・フィスチュラタ」■
■Anoura fistulata■
~ついにチュパカブラの正体が!?~
(実在するにはあまりに厳しすぎるプロポーション)
中国福建省の怪物騒ぎに続いて、今度は新種のコウモリが話題になっています。動物の話題が続いていいですね。
詳しくはこちらのサイトをご参照ください。
なんでも、このアノウラ・フィスチュラタというコウモリ、舌の長さが胴体の1.5倍もあるユニークなコウモリだそうです。
そしてこのコウモリが発見されたのが南米エクアドル。
ん!?南米、長い舌、コウモリ、、、チュパカブラか!?
南米チリを中心に大ブームとなったUMA、チュパカブラ。最近あまり音沙汰がないですが、チュパカブラはアイスピックのような鋭く長い舌で獲物を一突きにし、血を吸ってしまうといわれ、また腕と胴体の間には皮膜のようなものが張っており、一部では「チュパカブラ=翼竜」説が出ています。
そして今回発見された、アノウラ・フィスチュラタ、南米で発見され、チュパカブラのような長い舌を持ち、そしてコウモリですからもちろん翼もあります。名前の最後に「チュラタ」とついているのも、ちょっぴりチュパカブラちっくであります。
ついにチュパカブラの正体が!?
(試験管の蜜を舌を伸ばして吸うアノウラ・フィスチュラタ)
全長5センチ程度。
ちっちゃ。
絶対チュパカブラの正体じゃないっす。いえ、誰もチュパカブラの正体などといっておりません。僕が勝手に言っただけです。ソッコー却下です。
さて、無理矢理UMAの話に持って行ったのも何ですので、普通にアノウラ・フィスチュラタを紹介したいと思います。
前述の通り、このコウモリは南米エクアドルで発見されました。舌は長いですが、もちろんチュパカブラのようにアイスピック状ではなく柔軟で、花の蜜などを吸っています。吸血コウモリでもありません。
アリクイ、特にオオアリクイなんて50センチ以上の舌を持っていますし、アノウラ・フィスチュラタの舌の長さを超す動物などいくらでもいます。単に長さだけでしたら人間にだって負けてしまいます。
ですが、体長が5センチほどしかないことを考えると、この舌の長さが尋常でないことが分かります。
170センチの人間に当てはめると、舌の長さが255センチあることになります。
これだけ長い舌をふだんはどうしているのでしょう?口にしまわず、ビロンビロン垂れ下げて飛ぶという手もあるかもしれませんが、やはりカメレオン風にくるくる巻いておくのがスマートな感じがします。
実際はどうなのかといいますと、胸骨と心臓の間に舌の付け根があり、舌は伸ばさないと3センチ弱しかないそうです。くるくる巻いておく必要もないようです。あくまでご飯を食べる(花の蜜を吸う)ときにだけ舌を伸ばすようです。
(キサントパンスズメガ)
さて、「長い舌と花の蜜」と聞くと、哺乳類ではないですが、30センチの口吻(こうふん)を持つ蛾(キサントパンスズメガ)とマダガスカルのラン(アングレカム・セスキペダレ)の関係を思い浮かべる人も多いかと思います。
ランには距(きょ)と呼ばれる花の蜜が下にたまっている袋があるのですが、このマダガスカルのランは距が異様に長く、長いものでは20センチ以上もあるといわれています。普通の蝶や蛾では到底その蜜にありつくことは出来ません。
それを見た、かのチャールズ・ダーウィンは、この距の中の蜜を吸う口吻の長い生き物がいる、と予言しました。そしてその予言は的中しました。
残念ながらダーウィンはその生物を見る前に亡くなってしまいましたが、彼の死後、口吻が異様に長いスズメガが発見されました。それがキサントパンスズメガです。この蛾の口吻は20センチ以上もあり、アングレカム・セスキペダレの蜜を吸うことが出来るのです。
で、本題の新種のコウモリ、アノウラ・フィスチュラタもこれだけ舌を持っているということは、そのような植物が存在するのでは?と考えてしまいます。
(centropogon nigricansとはこんな感じの花かと、、、)
そしてそのような花は存在するようです。ちょっとその花についてはよく分からないのですが、ケントロポゴン属の"centropogon nigricans"という花は、アノウラ・フィスチュラタの細長い舌がぴったりくるようです。
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そういえば、ムーで「チュパカブラ・ドラゴン」(!)なるすごいモノがやってましたよ。
ただ、その想像図はかなりのキワモノでしたよ

最近、ムーのUMA情報がかなり怪しくなってきてます。空飛ぶ馬、フライング・ホースなるものも!?
また、余談ですが、BIG GAME巨大動物図鑑さんのサイトから、謎の生き物なるものが捕まったとのことです。
まあ・・・・・・・ご自分の目で確認されてはどうでしょうか?
ちょっと忙しくてブログから離れていたため、遅い返信となってしまいました。すみません。
で、チュパカブラ・ドラゴンですか(笑)
正直、いったいどんなものなのか、ある意味興味があります。
名前だけ聞くとゲームの敵キャラみたいになっていますね。
そのうち調べてみようかと思います。
あーあとBIG GAMEさんには最近遊びに行っていなかったので、見てみようかと思います。
いろいろとどうもでしたー♪
やはり、チュパカブラでしょうか?
ちなみに、日本の妖怪です。
いきなり失礼いたしました。
UMAと違い、妖怪には疎いため、もちろん知らなかったので調べてみました。
調べてみましたが、かなりマイナーな妖怪ですね(笑) あまりよく分かりませんでした。
牛とウマに狙いを定めている妖怪ですね。確かにキャトルミューティレーション的といえますね。日本にも似たような話があるんですねー

の妖怪は、狸らしいですよ
キサントパンスズメ(マダガスカル島産亜種)の話ですけど、僕が呼んだ本では例の予想をしたのはダーウィンではなく、アルフレッド・ラッセル・ウォーレスとなっていました。かなり古い本なんでよく分かりませんが…。知ってたら是非教えてください!
アメブロで生物系雑学紹介ブログを始めたんですけど、1回目にこの話を持ってきたくて…。写真貸していただけますか?