■Tailless Whipscorpion (Tailless Whip Scorpion)■
~ 奇妙な姿の生物 ~

今回はUMAではなく、普通のやついきます。ウデムシです。普通じゃないですね。
「ウデムシ」なんて聞き慣れない生物かもしれませんが、世界には70種類ほどの仲間がいます。
ちょっと凄いプロポーションをしており、似ている生物が見当たりませんが、クモとサソリとタガメを混ぜ合わせたような印象といえばいいでしょうか。 体幅 (たいふく) がある割には厚みがなく、つまりぺったんこで、とにかく奇妙な姿をしています。
"ムシ"となっていますが、脚の数を見て頂ければ分かるとおり、当然ながら昆虫 (昆虫は脚が6本) ではなく、クモやサソリと同じクモガタ類に属する生物です。
ユニークな姿でマニアも結構いるようです。しかし、個人的には、かなり厳しい生物といわざるを得ません。脚にカマドウマ風のシマシマが入っている種類は更にポイント高いです。
ウデムシの写真をたくさん見たい人はこちらへ(Bugsincyberspace.com)

~ ウデムシとは? ~
ウデムシは前述の通り、クモやサソリと同じクモガタ類の生物ですから、4対の脚 (歩脚)、1対の触肢 (しょくし) を持っています。
体長は大きい種でも5センチメートルぐらいで、決して大きな生物ではありません。しかし、体長の割には、体の幅がありますし、頭部に構える大きなカマ (触肢)、そして歩脚がとてもがっちりして長いですから、想像するよりも遙かに大きく見えます。
ウデムシといえば、第一肢がトレードマークです。この脚は他の脚と比べて極端に細長く、最大のものでは25センチメートル以上になるものもいるそうです。が、ふつうは10~15センチ程度です。
この細長い鞭状 (むちじょう) の脚ですが、何の役に立つのでしょう?あまりに細く、とても歩いたり、獲物をつかんだりすることは出来ないように見えます。実はこの脚は知覚用で、昆虫の触角と同じような役割をし、獲物を探したりするのにも役立っています。
あまり敏捷な生物には見えませんが、実は獲物に襲いかかるときのスピードはものすごく、飛びついたかと思うと、あっという間に折りたたんでいた鎌で挟み込み、引き裂いて食べてしまいます。ふだん歩くときはカニのように横這いで移動するようです。
見た目はサソリ風で怖く見えますが、尾がないことからも分かるとおり、サソリのような毒針は持っておらず人間にとっては、まったく安全な生き物です。
ウデムシが家の中に入ってきたら卒倒しそうになるかもしれませんが、"基本的に" 日本には生息していないので卒倒する心配もありません。安心です。
ただし、ペットととして輸入されたウデムシが、日本の自然環境でも繁殖しているという噂もありますが、、、
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せめて、せめて揚げて食べてくれー(泣)
しかし一番可哀想なのはウデムシであることは間違いないw
クビムシ・ユビムシ・・・・
港からは結構遠く森に隣接していました、、、